高校一年――11月

【高校一年 ―― 11月第一週】

京太郎「(さて…学園祭も終わった事だし…)」

京太郎「(ここからは秋季大会の方に気合入れて行かないとな)」

京太郎「(と言っても…来週にはもう始まるし…恐らく地方予選くらいじゃあいつらを止められないだろうけど)」

京太郎「(それでも俺は雑用として阿知賀麻雀部にいるんだから、しっかり仕事しないといけない)」

京太郎「(ネト麻の方も疎かに出来ないし…やるべきことはたくさんある)」

京太郎「(それだけに追われて、あいつらの事見てやれないって事にはなりたくないし…)」

京太郎「(スケジュールはしっかり立てて消化していかないとな)」

京太郎「(さて…その為にも今週は…)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 雑用
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 灼と気晴らし
末尾50 ネト麻


































>>憧と勉強

京太郎「という訳で今週は勉強だ!」

穏乃「勉強だー!」

憧「あんたらテンション高いわねー…」

京太郎「ま、勉強とか面倒な事するんだしな」

憧「あんたもうかなり成績良くなって来てるでしょうに」

穏乃「この前のテストでも50位以内だったっけ…?」

京太郎「ま、ここまで地道に憧に教えてもらってきてたからな」

京太郎「俺の力ってよりは憧のお陰って方が正しい」

憧「…の割にはもう成績追いつかれてるんだけどね」

京太郎「そりゃ麻雀だけやってた憧に比べれば俺は自分の時間ってのは多少あるし」

京太郎「それに追いついたって言っても、お前の方が順位上じゃん」

憧「それも次のテストでひっくり返りそうだから若干焦ってるんだけどね」

穏乃「二人ともすっごいなぁ…」

京太郎「ま、しずと成績さほど変わらなかった俺でもここまでこれたんだ」

京太郎「地道にやっていけばここまではこれるって証だろうし」

京太郎「地道にやっていこうぜ」

穏乃「うんっ」

>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※知力7王子様3アダ名3で+13


































>>大成功

穏乃「んー…ぅー…」

憧「しず、もうここまでにしましょ」

穏乃「でも…」

京太郎「ほら、時計見てみろよ」

穏乃「…あ、もうこんな時間…」

憧「今日はお母さんいないしそろそろご飯作らないと」

京太郎「よし…んじゃ」スッ

穏乃「あ、京ちゃんは座ってて」

京太郎「いや…でもなぁ…」

憧「良いの。私達が作りたいんだから」

穏乃「うん。新婚さんみたいなのしたいなって前話してたから…」

京太郎「でも、憧もしずも疲れてるのに…」

憧「いいから。こういう時は待ってるのも男の仕事よ」

穏乃「美味しいの作るから期待しててね!」

京太郎「あぁ。わかったよ」

京太郎「でも、洗い物くらいは手伝わせろよ」

憧「うん。そっちはお願いしちゃおうかしら」

穏乃「じゃ…作戦開始だね!」グッ


>>+2
大成功ボーナスとして
雀力バイト力雑用力から一つお選び下さい






















【System】
須賀京太郎の知力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が0.5あがりました
二人の料理はなぜか精のつくものばっかりだったようです


































【高校一年 ―― 11月第二週】

京太郎「(それから飯食べて適当にゴロゴロしてる間に結構な時間になって…)」

京太郎(風呂も借りた辺りで…また記憶が飛んでる)」

京太郎「(でも…最後に裸のあいつらが風呂に乱入してきたような…)」

京太郎「(…いや、気のせいか。流石にあいつらでもそこまで羞恥心がない訳じゃないだろうし)」

京太郎「(…でも、何故か目を閉じると二人が身体を使って俺を洗ってくれたシーンが鮮明に浮かんでくるんだよなぁ…)」

京太郎「(そんな記憶ないはずなのに…と言うかありえない光景なのに…うーん…)」

京太郎「(…もしかして寝てる間に変な夢でも見たのかな?)」

京太郎「(意外と俺…溜まってる?)」

京太郎「(でもなー…ここ最近…そんなに自家発電する気になれなかったんだよなぁ…)」

京太郎「(そんな事する前に大抵、誰かに搾り取られてるというか…ふっと性欲が消えていく)」

京太郎「(その後は決まって気持ち良かったような余韻が残るんだけど…なんなんだろ)」

京太郎「(今度、お祓いでも受けた方が良いのかなー…)」



>>+2
>>+2
末尾16 宥さんと散歩
末尾27 雑用
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 灼と気晴らし
末尾50 ネト麻

































>>雑用

京太郎「ざざざざっつようたいむ…って」

α「…はぁ」

β「…あぁ…」

京太郎「…どうしたんだお前ら」

α「いや…そのなんていうかな」

β「最近、部活の中でとても居た堪れなくてさー…」

京太郎「いたたまれない?」

α「流石に耐性ある俺らでも羨ましいというか…」

β「殆ど須賀のハーレムじゃないかとかさ…」

α「別に…モテたかったり…部員の誰かが好きって訳じゃないんだけどさ…」

β「でも…独り身にこの状況はきつい…きつすぎるんだ…」

京太郎「えっと…つまり…」

α「…我が人生の伴侶になれる候補が欲しい…!」

β「イチャイチャしたい…!ラブラブしたいんだ…!!」

京太郎「そ、そうか…」

京太郎「そうだよな。俺達だって健全な男子高校生だし…そういうのしたいよな…」ウンウン

α「…今、我は憎しみの深淵を覗いた気がする」

β「落ち着け。それは嫉妬だ。いや、気持ちは分かるけど」

京太郎「え?」

β「…ま、ともかく一緒に身体でも動かそうぜ」

β「雑用でもやっていれば少しは気持ちもマシになるだろ」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雑用8が+されます































>>成功

憧「京太郎、これ何処に持っていけば良いの?」

京太郎「あぁ、それはあっちに…」

穏乃「京ちゃーん、ストーブ動かそうよー」

京太郎「おう。ちょっと待ってろ」

玄「あ、京太郎君。それが終わったらロッカーの上拭くのに椅子抑えてて欲しいな」

京太郎「了解。危ないから一人でやるなよ」

灼「…京太郎、こっちの牌譜整理終わったよ」

京太郎「ありがとな。後で俺もチェックするよ」

宥「きょーく…須賀君…あの…」

京太郎「ごめんな。寒いのは分かるけど…ストーブ周り掃除したらすぐ暖かくするから待っててくれ」

α「……」

β「……」














α「…今…分かった…俺は…俺はもたざるものだったんだ…」

京太郎「え?何が?」

β「見つけたぞ…世界の歪みを…!」

京太郎「いきなり何を言い出すんだお前ら」

α「なんで俺達だけで雑用するって話だったのに全員での大掃除になってるんだよ!!」

憧「いや…だってなんか気まずいじゃない」

穏乃「そうだよ。掃除とか皆でやった方が良いし」

玄「それにストーブとかの掃除もしたかったし丁度良かったのです」

β「いや…分かるんだけど…分かるんだけどさー…」

京太郎「ん?」



  憧
 穏京玄       α β
 灼宥



β「…何この格差」









京太郎「なんだ。寂しいのかよ、じゃあ、俺もそっち手伝って」

α「いや、良いよ!お前らはそっちで適当にイチャついてろよ!!」

β「近くに来られると色々と目の毒なんだよ…!!」

京太郎「じゃあ、どうしろってんだよ…」

α「…出会いだ」

京太郎「え?」

α「我々は…異性との出会いを所望する…!!」

β「一心不乱の出会いを…!」

京太郎「出会いって言っても…なー」

京太郎「そもそもクラスメイト女の子ばっかりなんだし、別に出会いなんていくらでもあるだろ」

α「い、いや…そうだけど…でも…」

β「女の子に話しかけるのって恥ずかしいし…」モジモジ

京太郎「子どもかお前ら」

α「う、うるさい!お前が異様に異性慣れし過ぎなんだよ!」

β「だから、俺達にもそうなれるように場を整えてくれ!!」

京太郎「場って…?」

α「合コン…!」

β「合コンが…したいです…!」













京太郎「合コンって…でも、俺そんなに交友関係広い訳じゃないぞ」

京太郎「女友達って言っても殆ど麻雀繋がりだしさ」

α「それでも殆ど繋がりない俺達には有難いんだよ…!」

β「流石に新子たちに彼女紹介してくれって言えるほど親しい訳じゃないしさ…」

京太郎「うーん…と言ってもなぁ…」

京太郎「合コンセッティング出来るような相手…相手なー…」



>>+2
末尾偶数:…やえさんなら…
末尾奇数:玄が立候補した





































>>やえさんなら

京太郎「…やえさんとなら何とかなるかもな」

憧「え?」

α「…ほ、本当か!?」

京太郎「いや…まぁ、聞いてみないと分からないけどさ」

京太郎「でも、あっちも部活引退して暇してるみたいだし…」

京太郎「やえさんは面倒見良いから交友関係も広いしな」

京太郎「晩成で彼氏募集してる女の子の知り合いくらいいるかもしれない」

京太郎「高3なら今の時期受験で大変だけど、後輩なら時間もない訳じゃないだろうし」

京太郎「その辺、どうにかならないか一回聞いてみるよ」

β「お…おぉ…須賀…ありがとう…ありがとう…」

α「やはりゼロは我が同志だ…心の友だ…」

京太郎「はは。大げさだっての」

京太郎「ま、結果がわかったらまたすぐ連絡するよ」























【System】
須賀京太郎の雑用力が1あがりました
今月末に合コンイベントが決定しました































【高校一年 ―― 11月第三週】

京太郎「(それからやえさんに連絡いたけれど…)」

京太郎「(いくらか戸惑いながらも、快くオーケーが貰えた)」

京太郎「(何故か条件として、俺が合コンに参加することを念押しされたけど…)」

京太郎「(まぁ、必然的に俺が男子側の幹事にならなきゃいけないし)」

京太郎「(最初からそのつもりだったし、問題はない)」

京太郎「(…でも、合コンかー…)」

京太郎「(ドラマとか話とかでは聞いたけれど…どうすりゃ良いのかまったくわからん…)」

京太郎「(とりあえず盛り上がれば良いのか…?いや、それで滑ったら寒いってレベルじゃないしなー…)」

京太郎「(αもβも緊張してるだろうし…少しでもそれをほぐす為の方法とか考えといた方が良いかもな)」



>>+2
末尾16 やえさんと打ち合わせ
末尾27 宥さんと散歩
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 灼と気晴らし
末尾50 ネト麻

































>>灼と気晴らし

京太郎「って事で何か良いアイデアないか?」

灼「…そんな事、合コンした事ない私も聞かれても困る」

京太郎「ま、だよなぁ…」

京太郎「灼だって知らない事は知らないだろうし…」

灼「…でも、擬似的にその状態を作る事は可能」スッ

京太郎「え?」

灼「ようするに…お互いドキドキして…言葉も出ないような状況になれば良い」

京太郎「い、いや…灼…?か、顔…近…」

灼「どう…?ドキドキ…する?」

京太郎「あ、当たり前…だろ」カァ

京太郎「つ、つか…離れろよ…」

灼「…ダメ。だってお友達の為に…何か対策必要なんでしょ?」

灼「だったら…もうちょっとこのまま…」

京太郎「こ、このままって…お前…」














灼「…京太郎ってこうしてみると…まつ毛長いね…」

京太郎「そ…そう…か?」

灼「うん…ピンって伸びてて…綺麗」

灼「まるで女の子みたい…」

京太郎「いや…そ、その例えはどうかと思うんだけど…」

灼「やっぱり…京太郎女装しない?」

京太郎「どうしてそこでそういう発想が出てくるんだお前は…」

灼「…だって…可愛いものはもっと可愛くしたくなる…でしょ」クスッ

京太郎「いや…そう言われるとなんかすげーそれっぽいけど…」

灼「…それっぽいんじゃなくて…そうなの」ギュッ

京太郎「ぬあ…っ」

灼「…ふふ。膝の上に座ると…もっと近くなる…ね…」

灼「京太郎のドキドキ…聞こえてきちゃいそう…」

京太郎「い、いや…あ、あの…あの…」

灼「ほら…何か話しないと…これ…合コンに向けての特訓なんだから」

京太郎「と言っても…この状況で思いつくはずないだろ…」

灼「…じゃあ一分会話途切れたら…キスするから」

京太郎「うぇ!?」

灼「いーち…にーい…」

京太郎「ちょ、ちょっと待て!今考える…!今考えるから…!!」

























【System】
大天使アラタソの加護により来週の判定が自動的に大成功になります

























【高校一年 ―― 11月第四週】

京太郎「(それからずっと見つめ合ったままだった…)」

京太郎「(その間、何とか話題がつきずに済んだけれど…最中は本当に気が気じゃなかった)」

京太郎「(ま、いくら灼でも…キスまではしないと思うけどさ…)」

京太郎「(うん…しないと思うけど…でも、あいつ前科あるんだよな…)」

京太郎「(時間が限界に近づくと本当に心から嬉しそうな顔をするし…)」

京太郎「(あいつなら冗談でもやりかねない…そんな凄みがあった)」

京太郎「(ま、お陰で話の引き出し強引に作ったから話題が途切れるって事はないだろうけど)」

京太郎「(それで合コンが上手くいくって訳じゃないしなー…)」

京太郎「(俺がいくら話したところで、αとβが相手と仲良くならないと意味ない訳だし)」

京太郎「(…でも、やえさんと仲良くなられるのは…ちょと…いや…かなり…嫌かもな…)」

京太郎「(一丁前に嫉妬してるのかな…なんだかなー…)」

京太郎「(そういう関係でもないのに独占欲とか恥ずかしすぎるだろ俺…)」

京太郎「(ま…何はともあれ合コンまで後一週間切ったんだ)」

京太郎「(やる事は色々あるし…まずは…)」

>>+2
末尾16 やえさんと打ち合わせ
末尾27 憧しずと勉強
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 雑用
末尾50 ネト麻

































>>雑用

京太郎「という事で…まず大事なのは話題だ」

α「話題かー…」

β「うーん…確かに話題が途切れるっていうのは一番、気まずいかもな…」

京太郎「あぁ。だから、三人で話すエピソードを大体、決めておくのが良いと思う」

α「そうだな…麻雀部のネタとかは結構、内輪気味になるし…」

β「小走先輩や俺らだけで盛り上がるようなネタとか寒いだけだもんな…」

京太郎「あぁ。だから、まずはアイデア出しだ」

京太郎「で、その中で出来るだけ話題が広がりやすいものに絞って行く」

京太郎「そしてそれで大体、会話の流れを作れば…こっちの話題が途切れる事はない」

京太郎「そうなれば合コンの成功条件はクリアしたも同然…!勝利条件もまた満たされる!」

α「お、おぉ…流石はゼロ…」

β「んじゃ、とりあえずブレインストーミングのつもりでやっていこうぜ」

京太郎「そうだな。じゃあ、まずは…」



>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雑用8




































>>大成功

京太郎「完璧だ…」

α「あぁ…これなら話題が尽きる事はない…」

β「脳内シミュレーションもばっちりだ…これならいける…!!」

京太郎「…しかし、男が三人集まって深夜までファミレスで何やってるんだろうな」

α「言うなよ、そういう事…」

β「まぁ…お陰で焦燥感めいた緊張は大分マシになったよ」

β「関係ないのにこんな夜遅くまで付き合ってくれてありがとうな、須賀」

京太郎「いや…俺もお前らには結構、世話になってるしな」

京太郎「…それになんつーか…」

α「ん?」

京太郎「よく分からないけどさ…お前にもすげー悪い事してるような気がするんだ」

京太郎「しずや憧たちにもそうだけど…でも…それと同じくらい…お前たちにも負い目ってのがあって…」

β「…須賀、お前…」

京太郎「はは。何を言ってるんだろうな、俺」

京太郎「変な話して悪かったな…」

京太郎「とりあえず…合コンまでにやれる事やっていこうぜ」

京太郎「次はこの台本記憶するって言う大仕事があるんだからさ」

α「…そう…だな」

β「よし…頑張るか」

























【System】
須賀京太郎の雑用力が2あがり、補正値が9になりました
須賀京太郎の知力が1あがりました(マチガイジャナイヨ
三人は夜遅くまで台本とにらめっこして暗記を続けたようです
最終更新:2014年01月27日 22:07