高校一年――7月玄EX

【高校一年 ―― 7月玄EX】

京太郎「(この前は灼の所為でひどい目にあった…)」

京太郎「(裸見られただけじゃなくって…まさか座薬まで入れられるなんて…)」

京太郎「(…やばい…死にたい…もうお婿にいけない身体にされたし…)」フルフル

京太郎「(アレ…絶対ムスコも肛門も見られてるよなぁ…)」

京太郎「(その後、やけに灼も上機嫌だったし…)」

京太郎「(…多分、座薬突っ込んだので色々と満足したんだろうな…)」

京太郎「(実際、その後はすげー献身的に世話してくれたし…)」

京太郎「(座薬も効いて少なくともベッドからあがれるくらいにはなった…)」

京太郎「(出来るだけ早めに復帰するって意味じゃ灼のあの判断は間違ってなかったんだろう)」

京太郎「(でもなー…でも、やっぱりしっくりこないんだよなぁ…)」

京太郎「(…感謝してるのは確かだし…仕方ないのは分かってるけど…でも…)」

京太郎「(あんな形で俺の初めて…初めて…)」ズーン

京太郎「(…はぁ…まぁ良いや…)」

京太郎「(とりあえず…明日からの復帰を目指して…おとなしく寝ておくか…)」ピンポーン











京太郎「!!」ビクゥ

京太郎「(え…ま、まさか…灼じゃないよな…?)」フルフル

京太郎「(や、止めろよ…俺はもう…動けるようになったんだから…!」

京太郎「(もう座薬は嫌だ…座薬は嫌だ…)」ブルブル

コンコン

京太郎「ひっ…!」

京太郎「ど…どうぞ…」

玄「し、しつれいしまーす…」

京太郎「な…なんだ…玄か…」ホッ

玄「あれ…?ど、どうかしたの?」

京太郎「いや…何でもない…」

京太郎「それより…お前…大丈夫なのか?」

玄「うん。おねーちゃんが一杯、看病してくれたから…」

玄「それより…私の風邪移しちゃったみたいで…ごめんね」

京太郎「…気にすんなよ」

京太郎「そもそもお前から伝染ったなんて限らない訳だし…」

京太郎「最近暑いから布団蹴っ飛ばして寝てたのが主な原因かもしれないしな」

玄「…でも…」

京太郎「良いから。それより…俺はまだ熱あるし…」

京太郎「ぶり返したら大変だからお前も早めに…」

玄「~っ!嫌だよ…!」ギュッ

京太郎「…玄?」

玄「お願い…看病…させて…」

玄「少しで良いから…お願い…」






京太郎「…じゃあ…少しだけだぞ」

玄「~っ!」パァ

京太郎「あー…もう…ホント、俺お前らに甘いよな…マジで…」ハァ

玄「えへへ…♪でも、そんな京太郎君の事、皆大好きだよ!」

京太郎「このタイミングで言われてもあんまり嬉しくねぇなぁ…」

玄「じゃあ…嬉しくなれるように私、一杯尽くすね!」グッ

玄「とりあえず…何からすれば良い?おかゆ?それとも身体拭き?」

京太郎「いや…昼飯はもう食ったし…汗ももうかいてる訳じゃないしな」

玄「え…」

京太郎「多少、熱はあるけど動き回れたりするし…気分的にはもう殆ど治ってるよ」

玄「じゃ…じゃあ…私…何をすれば…?」

京太郎「あー…えーっと…その…」

京太郎「……ごめん。思いつかないや…」

玄「はぅ…」シュン









京太郎「ま、まぁ…暇つぶしくらいにはなるし…適当に話でもしてくれないか?」

京太郎「実際、今、暇で仕方ないんだよ」

京太郎「世間話レベルで構わないからさ」

玄「あ…じ、じゃあ…!」ガサガサ

京太郎「ん?」

玄「はい。これ!」ニコー

京太郎「…なんだこれ?」

玄「え?私お勧めのおもち本…」

京太郎「つまりこれエロ本じゃねぇか!!」グリグリ

玄「はぅぅぅう~っ!」グリグリグリ

京太郎「ったく…男にエロ本の差し入れなんてするなっての」パッ

玄「ち、違うよ…エロ本じゃなくてちょっと過激なグラビア本だもん…」

京太郎「大して変わらないだろうが!」ムニー

玄「にゃぅぅん…っ…」

京太郎「はぁ…もうお前は…」ハァ












玄「…でも、こうしてグラビア本見ると…ほら」バッ

京太郎「…ぅ…」

玄「時間も忘れて熱中出来るでしょ!」ドヤァ

京太郎「そんなのはお前だけだっての…」

玄「えー…でも、今、京太郎君も一瞬でおもちの方見たよね?」

京太郎「いや…それは…」

玄「ふふ…いい加減、素直になっちゃいなよ、京太郎君…」

玄「君はこのおもちマイスター松実玄が育て上げた一番弟子なのです!」

玄「その性根にはもうおもちの素晴らしさが刻み込まれてるんだから…」

京太郎「お、お前と一緒にするな!お、俺は…お、おもちなんて好きじゃない!

玄「ふふ…でも、さっきから…ほら」ペラッ

京太郎「ぅ…」

玄「ほらほら…」ペラペラ

京太郎「うぅ…」

玄「ほら、一番最初に…おもちの部分見てる…♪」

京太郎「ち、違う…お、俺は…俺は…!」フルフル










玄「仕方ないなぁ…じゃあ…」ストン

京太郎「ん…?」

玄「…えへへ…こうすれば一緒に見えるよね…?」

京太郎「い、いや…俺はみ…見ないぞ…」

玄「じゃあ…椅子になってくれているだけで良いから…ね」

玄「私が勝手に見ていくから…京太郎君はそのままでいて」

京太郎「ぅ…いや…でも…」

玄「わぁ…このおもち…凄い…」ペラッ

京太郎「お…おぉ…」

玄「この子のおもちも…揉み心地良さそうだよね」ペラッ

京太郎「うほっ…」

玄「この子は…ちょっとシリコン入れてるっぽいねー…ダメだよ、やっぱり偽物は

京太郎「…見るだけで分かるのかよ」

玄「ふふん。そりゃ私はおもちマイスターですから!」ドヤァ

玄「水着なら写真の上からでも分かるし、制服でも顔を合わせれば判別出来る自信があるよ!」

京太郎「…お前って無意味にハイスペックだよな」

玄「え?無駄なんかじゃないよ!これもおもちを探求する為に必要不可欠な技能なんだから」

玄「あ?京太郎君もコツ知りたい?」

京太郎「知りたくねぇよ…」












京太郎「(てか…膝の膝の上に玄が乗って…)」

京太郎「(その上…ギリギリってくらい際どい写真集目の前で広げられて…)」

京太郎「(平静でいられるはずがねぇんだよ…)」

京太郎「(しずとかでも…場合によっては勃ちそうになるのを必死で我慢してるってのにさ…)」

京太郎「(相手はしずとかとは比べ物にならないくらい柔らかい玄なんだ…)」

京太郎「(目の前のグラビアアイドルよりもよっぽど可愛い奴が…俺の上でエロい写真集広げて…)」

京太郎「(やっぱり熱が残ってるのか…さっきから理性が効きづらくなってるな…)」

京太郎「(誘ってんのかって…そんな思考がさっきから浮かんで…止まらない)」

京太郎「(玄の体臭が、柔らかさが、身動ぎが…)」

京太郎「(俺の事を誘っているように…思えて仕方がない)」

京太郎「(そんな訳ないって…分かってるはずなのに…)」

京太郎「(ただ、うかつな奴だって分かってるのに…俺…)」ギュッ

玄「ふぇ?」










京太郎「…はぁ…はぁ…」

玄「え…き、京太郎…君?」

玄「(み、耳元で…ハァハァしてる…)」

玄「(もしかして…興奮してる…の?)」

玄「(やっぱり…おもち本の所為?)」

京太郎「玄…」ギュッ

玄「…あ…っ♪」

玄「(き…京太郎君の手…凄い…力が入って…)」

玄「(私の事…逃がさないように…してる…)」

玄「(これ…もしかして…私の…所為?)」

玄「(京太郎君…もしかして…私で…興奮してくれてる…の…?)」

京太郎「玄…お前が…悪いんだからな…」スッ

玄「はん…ぅ♪」

玄「(だ…め…私…今…キュンってして…)」

玄「(やだこれ…うそ…違う…私そんなはしたない女の子じゃ…)」

玄「(でも…京太郎君の手…拒めない…)」

玄「(もっと…触って欲しい…)」

玄「(お腹でも…顔でも…首でも…)」

玄「(私の…ダメなおもちで良ければ…おもち…でも…)」

玄「(どこでも…触って…もっと…キュンってさせて…)」











ブルルルル

玄「ひゃぅ!」ビクッ

京太郎「うあぁ」バッ

玄「あ…け、携帯…」

京太郎「あ、そ、そうか…」

玄「出て…も良い?」

京太郎「あ、あぁ…勿論…」

玄「じゃ…あの…」ピッ

玄「もしもし?あ…おねーちゃん?」

玄「うん…うん、大丈夫だよ、元気そう」

玄「そっちは…?あぁ…そうなんだ…」

京太郎「(…ふぅ…とりあえず…助かった…)」

京太郎「(いや…ホント、助かった…)」

京太郎「(後ちょっとでマジで過ちをおかしかねないところだったぞ…)」

京太郎「(宥さんほんとありがとう…お陰で俺はなんとか正気に戻れたよ…)」

玄「…じゃあ、ね」ピッ

玄「あ…ごめん」

京太郎「あ、いや…良いよ。それより…」

玄「う…うん…その…続き…だよね?」

京太郎「え?」








玄「こ、この子のおもちも…良さそう…だよね」

京太郎「あ、あの…く、玄?」

玄「え?どうかしたの?」

京太郎「いや…その…だから…これ…」

玄「これがどうかしたの?」

京太郎「…嫌じゃないのか?」

玄「…何が?」

京太郎「う…だから…えっとだな…」

玄「…さっきは何も起こらなかった…でしょ?」

京太郎「え?」

玄「何もなかったから…なかったから…ね」

京太郎「(…あぁ、そうか…)」

京太郎「(玄の中では…さっきのはなかった事になってるんだな…)」

京太郎「(そりゃそうだよな…もしかしたら俺に教われる所だったかもしれないんだし…)」

京太郎「(友達と気まずくなると思ったら…それが一番なんだろう)」

京太郎「(だったら俺がここでするべきは…玄のその気持ちを汲んで…)」

京太郎「(何時も以上に紳士的になってやる事だ…!)」

京太郎「そうだな…何も…なかったよな」

玄「う、うん…そうだよ…そうなの…」グッ













玄「(…結局、それから京太郎君は何もしてくれなかった…)」

玄「(どれだけ素晴らしいおもちの写真を見せても…『あぁ、そうだな』って流されるだけで…)」

玄「(まるでおとーさんみたいに優しい笑みは嬉しいけど…)」

玄「(でも…今の私が欲しいのはそういうんじゃなくて…)」

玄「(もっと激しいケダモノみたいな…京太郎君なのに…)」

玄「(もう…ダメなのかな?)」

玄「(やっぱり…私じゃ興奮してくれない?)」

玄「(おねーちゃんみたいに綺麗でも、おもちが大きい訳でもない私じゃ…ダメ…なのかな…?)」

京太郎「ぅ…」

玄「あ…っき、京太郎君…大丈夫?」

京太郎「…悪い。ちょっと風邪薬効いて来たかも…」

玄「そ、そうなんだ…じゃあ、寝る…?」

京太郎「そう…だな…悪い。そうさせてくれるか?」

玄「う、うん…じゃあ…」スッ

京太郎「ありがと…ごめんな…せっかく来てくれたのに…」

玄「う、ううん…一緒に写真集見るのは楽しかったし…それに…」ギシッ

京太郎「…ん?」

玄「まだ…私にもやれる事…あるから…」









京太郎「く…玄…?」

玄「私…何も出来なかったから…添い寝…してあげるね」

京太郎「いや、でも風邪…」

玄「大丈夫。私はもう治ってるし、きっと免疫出来てるから」ギュッ

玄「それに一人じゃ寂しい…よね?」

京太郎「いや…そんな子どもじゃねーんだから…」

玄「…でも…憧ちゃんや穏乃ちゃんとは添い寝してるんでしょ?」

京太郎「それは…そうだけど…」

玄「…私だって…お友達なのに…そういうの出来ない?」

玄「私じゃ…憧ちゃんや穏乃ちゃんには…及ばない…かな…?」

京太郎「…ったく…卑怯な言い方覚えやがって…」ハァ

京太郎「そんな言い方されたら拒めないだろ…」

玄「…えへへ…♪」

京太郎「でも…おとなしくしてろよ」

玄「うん。大丈夫…ちゃんと抱枕してるから…」ギュッ

京太郎「う…」










玄「(京太郎君…暖かい…)」

玄「(夏なのに…まだ全身…こんなに火照って…)」

玄「(でも…嫌な熱じゃない…よね)」

玄「(京太郎君…だからかな…)」

玄「(こうやって熱を感じると…ドキドキが強くなっていく…)」

玄「(おねーちゃんじゃないけど…これ…もっと欲しい)」スッ

京太郎「」ピクッ

玄「(あ…京太郎君…動いた…)」

玄「(でも…大丈夫だよね?)」

玄「(寝るってそう言ってたし…)」

玄「(寝息も立ててるから…足を絡めたくらいじゃ…起きないはず…)」

玄「(でも…寝顔…可愛いなぁ…)」

玄「(普段はキリッとしてるのに…今はふにゃぁな感じ…)」

玄「(灼ちゃんが可愛いって言うのも…ちょっと分かる…かも…なんて)」

玄「(…でも…今なら…キスしても…ばれない…よね…?)」

玄「(京太郎君寝てるし…ちょっとだけなら…大丈夫…かな…?)」


>>+10までにゾロ目出したらクロチャー暴走タイム!!!!




































>>暴走なんてなかった


玄「(でも…そ、そういうの…ダメだよね…)」

玄「(やっぱりそういうキスとかエッチなのは…こ、恋人になってからじゃないと…)」カァ

玄「(それに…やっぱり女の子からなんてダメだよ)」

玄「(は、初めてはやっぱり…き、京太郎君からじゃないと…)」モジモジ

玄「(でも…わ、私もう…京太郎君に裸見られちゃってるんだよね…)」ボンッ

玄「(うぅ…仕方ないとは言え…思い返したら恥ずかしくなってきた…)」

玄「(それに…この前の時も…一杯、恥ずかしい事言っちゃったし…はぅぅ…)」

玄「(だから…わ、私も…おやすみ…しよう)」

玄「(うん…ちょうど…身体も安心して…眠くなってきたし…それが一番…)」

玄「(…それに…京太郎君なら…眠ってもエッチな事なんてしないだろうし…)」

玄「(…してくれても…良いんだけどなぁ…なんて…えへへ…)」

玄「(…じゃあ…京太郎君…おやすみなさーい…)」

























【System】
松実玄の愛情度がLv1になりました
須賀京太郎の雀力上限が10上昇しました
松実玄はやっぱり待つ事しか出来ないようです
最終更新:2014年01月27日 20:16