高校一年――7月第一週~第四週+イベント

【高校一年 ―― 7月第一週】

京太郎「(それからやえさんの家に行って…ご飯までご馳走になったのは良い)」

京太郎「(いや、よくはないんだけど…この前から比較的頻繁にしてもらってる事だ)」

京太郎「(…でも、だからって…泊まらせてもらうのは流石にやりすぎじゃないかなー…)」

京太郎「(いや…今まで何度か憧やしず相手にやってる事ではあるんだけどさ…)」

京太郎「(でも、幼なじみって訳じゃないし…俺の事だってまだそんなに知らないだろうに…)」

京太郎「(そうやって軽々しく泊まるのを許して安心出来るんだろうか…)」

京太郎「(…或いは俺がそんな事出来ないようなヘタレに見えたか…)」

京太郎「(…ありえそうだな…憧の親父さんにも早く憧に手を出せとか言われてるし…)」

京太郎「(穏乃のお袋さんにも、しずは襲うくらいじゃにとダメとか言われるし…)」

京太郎「(玄の奴も警戒心まったくないし、宥さんもなんだかんだで俺に対しガードがすげー甘いし…)」

京太郎「(もうちょっと男らしくなった方が良いんだろうか…)」

京太郎「(一応、穏乃とまた頻繁に走り回るようになったから堕ちてた体力戻りつつあるんだけどなー…)」

京太郎「(…ま、それはともかく…インターハイ出場も決まったし…)」

京太郎「(ここからが本番だな)」


>>+2
末尾16 しずと練習
末尾27 憧と練習
末尾38 玄と練習
末尾49 灼と練習
末尾50 宥さんと練習






















>>しずと練習

穏乃「うーん」

京太郎「ん?どうした?」

穏乃「あ、京ちゃん、あのね」

穏乃「この前の晩成との戦いで…最後、私捲ったじゃない?」

京太郎「あぁ、凄かったな」ナデナデ

穏乃「えへへ…♪」

穏乃「あ、って…そうじゃないよ!」

京太郎「あ、ダメだった?」

穏乃「う、ううん…♪もっと撫でてほしいな」ニコー

京太郎「はいはい…で?」ナデナデ

穏乃「えっと、それで…また何か掴めそうだったんだよね」

穏乃「逆転するのに必死だったから…なんだか分からない内に霧散しちゃったんだけど…」

穏乃「アレはなんだったのかなーって…」

京太郎「ふーむ…もしかしたらしずも能力が本格的に発現してきてるのかもな」

穏乃「え?それってつまり強くなれるって事?」

京太郎「あぁ。もしかしたら…だけどな」

京太郎「今なら少し後押しするだけでしずも玄みたいな何かが得られるかもしれない」

穏乃「ホント!じゃあ…!」

京太郎「待て待てって…確かに焦る気持ちは分かるけどさ」

京太郎「でも、形になる前に方向性は決めとかないと」

京太郎「とりあえずで押して形になった時に後悔するのは嫌だろ?」

穏乃「ぅ…確かにそれは嫌だけど…」

京太郎「だから…まずはじっくり考える事だな」

穏乃「じっくりって例えば?」

京太郎「そうだな…しずの今までの打ち方から察するに…相手の妨害能力を高めるか、自分のツモを良くするか」

京太郎「発展先としては恐らくそのどっちかになるだろ」

穏乃「そっかー…じゃあ…」




>>+2
1.自分のバフを強める
2.相手にデバフをかける
※数字でお選び下さい



































>>自分のバフを強める

穏乃「とにかくツモをよくしたいかな」

穏乃「私の能力って後半から効果を発揮するタイプだし」

穏乃「親で連荘する方が逆転しやすいと思うんだ」

京太郎「了解…それじゃ玄とかにも伝えてくるな」

穏乃「伝えてって?」

京太郎「とりあえずお前の能力は本番形式じゃないと発動しないからさ」

京太郎「例えどっちに進むにせよ…ひたすら打つって事」

穏乃「それだけでどうにかなるの?」

京太郎「ま、強いていうならツモる時に少し意識を集中させるって事くらいかな」

京太郎「それでも今日明日でどうにかなるもんじゃないだろうけど…」

京太郎「続ければきっとなんとかなるさ」

穏乃「そっか…じゃあ、私、頑張るね!」

京太郎「おう。俺も今週いっぱいはお前のサポートに徹するからさ」



>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雑用7アダ名3で+10


































>>大成功

穏乃「うぁぁ…」グテー

京太郎「おう。お疲れ様」

穏乃「うぅぅ…疲れたよぉ…」

穏乃「まさか何時も以上に疲れるなんて…」

京太郎「ま、普段よりも遥かに集中してないと能力なんて身につかないしな」

京太郎「それに…ほら、見てみろよ」スッ

穏乃「ぅ?」

京太郎「ここ数日のお前の平均テンパイ速度とツモ和了率」

京太郎「どうだ?どんどん良くなってるだろ」

穏乃「あ…本当だ…」

京太郎「どうやら本格的に芽吹き始めたみたいだな」

京太郎「ま、このまま行けばインターハイまでには形になるだろ」

穏乃「えへへ…じゃあ…」

京太郎「ん?」

穏乃「全国までは…京ちゃん独占出来る?」

京太郎「…ばーか。流石にお前にべったりは無理だっての」ペシッ

穏乃「ぅー…」

京太郎「…ま、時間ある時はちゃんと見ててやるからさ」

京太郎「これからも頑張ろうぜ」

穏乃「…うん!」




























【System】
須賀京太郎の雑用力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が0.5あがりました
高鴨穏乃の雀力が2あがりました
高鴨穏乃の【???】がランクアップし、
【自身の雀力+40】までの雀力を持つ相手の補正を全て打ち消し、打ち消した分の補正の数×10の+補正を自身に加える
スキルへと変わりました


























【高校一年 ―― 7月第二週】

京太郎「(やっぱりしずの奴の潜在能力は高いなー)」

京太郎「(まさか本当に一週間でものにするなんて思ってもみなかった…)」

京太郎「(まぁ、それだけ俺もあいつも努力してきたんだけど…さ)」

京太郎「(しかし…あいつの能力は…恐ろしいな)」

京太郎「(後半からとは言え、俺達みたいな能力持ちへのメタみたいなもんだし…)」

京太郎「(俺もあいつとはあんまり戦いたくないかもしれない…)」

京太郎「(少なくとも今のままの俺じゃ相性差もあってボッコボコにされるだろうな)」

京太郎「(…ま…焦るんじゃないぞ…俺)」

京太郎「(今麻雀が出来なくてどんどん追い越さえそうでも…)」

京太郎「(何れあいつらと同じところに立つ事は出来るんだ)」

京太郎「(それより今は…)」



>>+2
末尾16 レジェンドとネト麻
末尾27 憧と練習
末尾38 玄と練習
末尾49 灼と練習
末尾50 宥さんと練習

































>>レジェンドとネト麻

狂堕狼:さて、それじゃ県予選も終わったし…

ハルちゃん:二人っきりの個人授業だね!

狂堕狼:あ、そういうの良いんで

ハルちゃん:あ、はい…

ハルちゃん:っていうかのり悪いぞー狂堕狼

ハルちゃん:そんな名前なんだからもっとテンションあげ↑age↑で行こうよ

狂堕狼:名前は別に関係ないだろ

狂堕狼:つかそっちこそテンションあげすぎだぞ

狂堕狼:普段の数割増しでうざくなってるし



晴絵「(そ、そうしないと私の中の影羅が再び蘇ってしまいそうなの!!)

晴絵「(言わないけど…恥ずかしいから絶対言わないけどさ!!)」



ハルちゃん:ごめんごめん

ハルちゃん:それより時間もないし…

狂堕狼:そうだな。インターハイ前の時間捻出してもらってるし…

狂堕狼:今日もフリーで頑張るか


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力につき+11
































>>大成功

狂堕狼:ふぅ…今日も結構ランク上がったな

ハルちゃん:ま、この辺りは初心者に毛の生えたレベルだしね

ハルちゃん:狂堕狼の相手をするにはちょっと厳しいんじゃないかな

狂堕狼:ま…いつまでも楽勝なのは続かないだろうけどな

ハルちゃん:そうだね。【初級はまだ勝っていれば中級に上がれる】けど…

ハルちゃん:【中級以上からはランクマッチ戦で良い成績修めないといけない】訳だし

狂堕狼:ま、その辺はまだまだ先だろうな

ハルちゃん:とは言え、とりあえず今回くらいの結果を【後三回】繰り返せば

ハルちゃん:とりあえず中級にはあがれるんじゃないかな

狂堕狼:あれ?そんな早いのか?

ハルちゃん:ま、あんまり強いの下に置いててもストレス溜まるだけだしね

ハルちゃん:ただ中級からは負け続けるとランクダウンもあり得るから…

ハルちゃん:その辺、気をつけてね

狂堕狼:了解

















【System】
須賀京太郎の雀力が1あがりました
赤土晴絵の好感度が1あがりました







































【高校一年 ―― 7月第三週】

京太郎「(さて…ネト麻の方もそこそこ進んだし)」

京太郎「(このままの勢いで皆の事も見てやらないとな)」

京太郎「(まぁ、今週はテストだけど…俺の成績ならだいたい、大丈夫だろうし)」

京太郎「(それよりも優先すべきはインターハイの方だからな)」

京太郎「(宥さんも揃ってインターハイにいけるのは今年が最後なんだし)」

京太郎「(俺も全力で皆の事サポートしないと)」

京太郎(其のためにも…今週は…)」

>>+2
末尾16 玄とアルバイト
末尾27 憧と練習
末尾38 玄と練習
末尾49 灼と練習
末尾50 宥さんと練習



































>>玄と練習

京太郎「というわけで玄」

玄「はいなのです!」

京太郎「今日は部活も停止期間だから俺と個人レッスンだ!」

玄「はい先生!」

京太郎「いいか!俺の事をしっかりと聞けば麻雀だってなんだって出来る!」

玄「流石は先生!」

京太郎「俺を信じろ!」

玄「はい!どこまででもついていきます!!」

京太郎「よし!じゃあ、まずは」

玄「まずは!?」

京太郎「この本全部終わらせる事な」ドサッ

玄「…え?」

京太郎「お前はしずほどじゃないけど基礎からなってないからな」

京太郎「ドラが集まるからって防御がおろそかになりすぎ」

京太郎「だから、お前もしずと同じく当分、筆記練習だ」

玄「え…えぇぇ」

京太郎「ま、俺もちゃんと教えてやるからさ」

京太郎「しずだってやりとげたんだしお前にも出来るさ」

玄「う…うん…頑張る…」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雑用7ラキスケ3で+10



































>>成功

玄「あうぅ…」プスプス

京太郎「おぉ…こりゃまた見事に撃沈したな…」

玄「これ難しいよ…本当に穏乃ちゃん終わらせたの?」

京太郎「あぁ、勿論」

京太郎「ちゃんと大会前にしっかりとな」

玄「うぅ…やっぱり穏乃ちゃん凄いなぁ…」

京太郎「ま、あいつはアレですげー努力家だからな」

京太郎「馬鹿そうに見えてその実馬鹿だけど、でも、ソレ以上にまっすぐだし」

玄「それってけなしてるの?」クスッ

京太郎「一応、褒めてるんだよ」

京太郎「…ま、でも、俺は玄もしずに負けず劣らず努力家だって思ってるけどさ」

玄「期待…されちゃってる?」

京太郎「当たり前だろ。でなきゃこうして一日まるまる使ってつきっきりで特訓なんてしないさ」

玄「つ…つきっきり…」カァ

京太郎「ん?」

玄「あ…う、ううん!何でもない!」

玄「それより…もうちょっと進めて良い?」

京太郎「俺は良いけど…大丈夫か?」

玄「うん。そうやって期待されてる分は応えたいし…」

玄「…もうこの前みたいなのは絶対に嫌だからね…」

京太郎「玄…」

玄「だから…お願い」

京太郎「おう。任せろ」

京太郎「俺が必ずお前をインターハイまでに立派な雀士にしてやるよ」




























【System】
須賀京太郎の雑用力が1あがりました
松実玄の雀力が1あがりました



























【高校一年生 ―― 7月第四週】

京太郎「(やっぱり玄の奴…あの事気にしてるんだな…)」

京太郎「(まぁ…気にしないはずはないか…)」

京太郎「(俺だって自分の所為でチームが負けるところだったって思ったら…)」

京太郎「(居てもたってもいられないよな…)」

京太郎「(だからこそ…あいつの事ちゃんと見ててやらないとな)」

京太郎「(ああやって負けを克服できていない時期が一番、無茶しやすいし…)」

京太郎「(俺もよく先輩たちにそれで注意されてたからな…)」

京太郎「(玄の気持ちもよく分かる分…あいつがインターハイ前に身体壊さないように気をつけてやらないと)」


>>+2
末尾16 玄とアルバイト
末尾27 憧と練習
末尾38 玄と勉強
末尾49 灼と練習
末尾50 宥さんと練習



































>>玄とアルバイト

京太郎「でさー…」

玄「ん?」

京太郎「なんでお前、また今日もシフト入ってるの?」

玄「だって、私一応、女将さんだし…」

京太郎「いや、分かるけどさ。分かるけど…」

京太郎「でも、お前、部活やって仕事もやってって…本当に大丈夫なのか?」

玄「大丈夫だよ。私、身体は丈夫な方だもん」

玄「それに部活は私のワガママでやってる事だから…お仕事に穴開けちゃうと旅館の皆が困るし」

京太郎「だからって…」

玄「大丈夫大丈夫。それより…お仕事頑張ろう?」

京太郎「…あぁ。分かったよ」

京太郎「でも、無理だけはすんなよ」

玄「大丈夫!お任せあれ!!」


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※バイト4ラキスケ3加護3で+10
































>>大成功

京太郎「(ふぅ…なんとか今日も無事に終わったな…)」

京太郎「(最近、あんまりがっつり入れていないけど…)」

京太郎「(腕はあんまり鈍っていないようでよかった)」

京太郎「(でも、流石に久しぶりに長時間の入ると疲れるな…)」ンー

京太郎「(…ま、玄のやつはソレ以上に入ってる訳だから…弱音を吐いたりしないけどさ)」

京太郎「(…つか、アイツ本当に大丈夫なのかな?)」

京太郎「(学校行って部活やって仕事してって…普通のスケジュールじゃねぇぞ…)」

京太郎「(仕方ないとは言えもうちょっと休み取らないとあいつ…)」

玄「…」

京太郎「(あ、ちょうど、良い所に…)」

京太郎「(やっぱり…改めて言ってやるか)」

京太郎「(ここで入院とかになったらインターハイそのものがおじゃんになる訳だしな)」

京太郎「(少しは気を抜くように…)

玄「」フラァ

京太郎「…っ!玄…!!」










玄「あ…ぅ…」

京太郎「玄…大丈夫…」

京太郎「(…こいつ…顔真っ赤じゃねぇか…!)」

京太郎「(熱も…)」スッ

京太郎「(やべぇ…触れただけですぐに分かるくらいに熱い…)」

京太郎「(こいつ…こんなになるまで我慢して…馬鹿かよ…!)」

玄「あ…き、京太郎君…」

京太郎「…玄、今日はもう休め」

玄「で、でも…お仕事…」

京太郎「良いから…!そんなもん俺が幾らでもやってやる…!」

京太郎「それより…運ぶぞ」ダキッ

玄「はぅ…ダメ…私…やらな…きゃ…」

京太郎「うっせぇ。ろくに暴れたりも出来ない奴が文句なんか言うんじゃないっての」

京太郎「…とりあえず服装が服装だからお姫様抱っこになるけど…我慢しろよ」

玄「あ…ぅぅ…」








【松実家茶の間】

京太郎「宥さん…ってアレ…?」

玄「おねーちゃん…今日病院で…お父さんも…付き添い…」ハァハァ

京太郎「って事は…今、誰もいないんだな」

玄「う…ん…」

京太郎「分かった…じゃあ、とりあえず…このまま部屋に運ぶぞ」

玄「ごめ…んね…」

京太郎「謝るな。…謝るのは…俺の方だ」

玄「え…?」

京太郎「(くそ…こいつがこんなになるまで気づけないで…)」

京太郎「(俺は一体…何をやってたんだよ…)」

京太郎「(こいつが無理しやすい状況にあるの分かってたのに…)」

京太郎「(注意しなきゃって分かってたのに…馬鹿か俺…!)」グッ










【玄の私室】

京太郎「(とりあえずこいつをベッドに寝かせて…)」スッ

玄「あ…ぅ…」ハァハァ

京太郎「(…すげー苦しそうだ…)」

京太郎「(そりゃそうだよな…こんなになるまで我慢してた玄が倒れそうになるくらいなんだから)」

京太郎「(近くに俺がいなかったらそのまま床にガツンと言っててもおかしくないコースだった…)」

京太郎「(…ったく…無理し過ぎなんだよ…馬鹿…)」

京太郎「…とりあえず俺、玄が早引けした事伝えてくるから」

京太郎「後、ついでに色々持ってくるけど…何が欲しい」

玄「だいじょ…ぶ…」

玄「それより…京太郎君もお仕事…」ハァハァ

京太郎「~っ!仕事の事気にしてる場合じゃねぇだろ!」

玄「っ…!」

京太郎「あ…悪い…」

京太郎「…でも…こういう時くらい自分の事だけ考えとけ」

玄「でも…」

京太郎「良いから…とりあえず…俺が帰ってくるまでに欲しいもの考えておく事」

京太郎「…それが出来なきゃ俺は今日一晩中でもお前の看病するからな」

玄「え…?」

京太郎「嫌だったら何か考えとけよ。じゃあな」











京太郎「(風邪薬に体温計…桃の氷菓にアクエリアス)」

京太郎「(氷枕に濡れタオル…座薬は流石に要らなかったけどさ)」

京太郎「(ま、でも、これだけあればだいたい、看病出来るだろ)」

京太郎「(とりあえず宥さんたちが帰ってくるまでの間は俺がしっかりついててやらないと…)」コンコン

京太郎「…玄、入るぞ」

玄「はぁ…はぁ…ぁ…」

京太郎「…大丈夫か?ほら、色々貰ってきたからさ」

玄「ごめ…」

京太郎「謝るなって。体調悪い時くらい甘えとけ」

京太郎「…それより熱測れるか?」

玄「…ちょっと無理…そう…」

玄「身体…痛くて動け…ない…の」ハァハァ

京太郎「分かった。じゃあ…俺がうやってやるから…」

京太郎「(…いや、ちょっと待て…)」

京太郎「(今の玄は浴衣な訳で…)」

京太郎「(そんな玄の体温を測ろうとしたら…脱がさなきゃいけないよな…?)」

京太郎「(ぬ、脱がす…俺が…玄を…?)」ゴクッ

玄「きょぉ…たろぉ…くん…」

京太郎「あ…悪い」

京太郎「(な、何を考えてるんだ俺は…!)」

京太郎「(玄の奴が大変だって時に…)」

京太郎「(そういう邪念は全部投げ捨てとけ!今は玄の体調が第一だ)」










京太郎「とりあえず…前…少しはだけさせるぞ…」スッ

玄「う…ん…」

京太郎「(やばい…肌蹴た浴衣から汗ばんだおもちが露出して…)」

京太郎「(微かに下着まで見えちゃって…)」

京太郎「(お、おおおお落ち着け!)」

京太郎「(俺の今の目的は…玄のおもちじゃない…!)」

京太郎「ごめん…ちょっと触るからな」

玄「あん…♪」

京太郎「っ…!」

京太郎「(な…なんて声あげるんだよ…!)」

京太郎「(くそ…玄の癖に…色っぽいなんて…)」

京太郎「(そんなのは…反則だろうが…!)

玄「京太郎…君…」」

京太郎「お、おう…どうした?」

玄「…力入らなくて…抜けちゃう…から…」ハァ

玄「…もっと奥まで…入れて…」

京太郎「~~っ!!!」カァァ

京太郎「(わざとやってんのかこいつ…!わざとやってんのか…!!)」

玄「きょうたろうくん…おねが…い…」

京太郎「…あぁ、わかったよ…」グッ

玄「ひゅぅ…♪」










京太郎「…ついでに肩抑えてやった方が良いか?」

玄「う…ん…お願い…」

京太郎「…分かった…じゃあ…少し上体起こすぞ」グッ

玄「はぅ…ぅ…♪」

京太郎「体温計ずれてないか?」

玄「多分…だいじょぶ…」

京太郎「(…後ろから身体抱きしめる形で…若干不安定だけど…)」

京太郎「(とりあえずこれで大丈夫みたいだな…)」

京太郎「(後は体温計が鳴るまでこのまま…このまま…)」

玄「はぁ…は…ぁ…」

京太郎「…」

玄「はぁ…はぁ…ぅ…」

京太郎「(なんだろうな…)」

京太郎「(手持ち無沙汰な状態だと…こう…)」

京太郎「(どうしても玄の奴の顔に目が行くというか…)」

京太郎「(汗ばんで紅潮した肌…半開きのまま吐息を漏らす唇…)」

京太郎「(熱で意識も朦朧としているのか潤んだ瞳…汗で張り付いた髪…)」

京太郎「(…風邪で辛いだけだって分かってるはずなのに…それがなんでエロいんだよ…)」

京太郎「(そんな風に見たらダメって分かってるのに…見るべきじゃないって…理解してるはずなのに…)」

京太郎「(こうして抱いてる身体の柔らかさも相まって…どうにかなってしまいそうだ…)」

ピピピピピ

京太郎「お…な、鳴ったな。じゃあ…確認する…ぞ」スッ

京太郎「40.2度…」

京太郎「(やばいな…かなりの高熱だ…)」

京太郎「(こんだけ高かったらそりゃ倒れるよな…)」

京太郎「(普通は仕事出来ない領域だっての…)」









玄「はぁ…ぅ…」

京太郎「(…ってんな事考えてる場合じゃないよな…)」

京太郎「(これだけの高熱なんだ…少しでも楽にさせてやらないと…)」

京太郎「(でも…まずは何からしてやるべきだ?)」

京太郎「(くそ…やるべき事一杯あって分かんねぇ…!)」

京太郎「(いや…落ち着け俺…)」

京太郎「(別に何からやっても失敗って訳じゃないんだ)」

京太郎「(とりあえず動くことが大事なんだから…ここは…)」


>>+2
00~50 まずは風邪薬だ
51~99 まずは着替えだ
※男気ラキスケにより+13されます

































>>まずは着替えだ


京太郎「(こうしてる間にも玄の身体は汗でびっしょりになってる…)」

京太郎「(こんな状態で寝かせたら…治るもんも治らない…)」

京太郎「とりあえず誰か女の人呼んで着替えさせて…」

玄「や…だ…」ギュッ

京太郎「え…?玄…」

玄「行かな…いで…」フルフル

玄「行っちゃ…いやぁ…」ギュゥゥ

京太郎「……」

京太郎「(そうやって俺の服を掴む玄の手は弱々しかった)」

京太郎「(しかし、俺がそれを振り払えなかったのはそこに込められた意思が思いの外強かったからだろう)」

京太郎「(普段の玄とはまったく違う意味で子どものようなそれに…俺はどうしても離れる事が出来なかった)」

京太郎「…でも…俺が脱がすしか無いんだぞ?」

玄「だいじょ…ぶ…」

京太郎「いや…でも…」

玄「京太郎…君…なら…大丈夫…だか…ら…」

京太郎「あー…くそ…」

京太郎「(だから…こういうところでそういうの…言うなっての…)」

京太郎「…分かった。じゃあ…パジャマは…どこだ?」

玄「そこのタンスの…一番下…」

京太郎「了解。それじゃ…ちょっとだけ離れるけど…すぐ戻ってくるから…」

玄「絶対…だよ…」

京太郎「あぁ。約束する」









京太郎「(で…玄のパジャマって…)」

ウサギ柄
☆柄
ハート柄

京太郎(…子どもかよ…いや、下手に色っぽいネグリジェとか出てこられるよりはマシだけどさ…)」

玄「はぁ…ぅ…」

京太郎「ただいま。ちゃんと戻ってきたぞ」

玄「えへ…へ…♪うれし…」

京太郎「じゃあ今から着替えさせて汗も拭くけど…」

京太郎「…後でどれだけ怒っても良いから…今だけが我慢してろよ」スッ

玄「う…ん…」シュル

京太郎「(…うぉおお…お、おもち…玄のおもち…)」

京太郎「(宥さんほどのボリュームはないけど…仰向けでしっかり自己主張する二つの膨らみが…)」

京太郎「(ま、待て待て…あんまりじっくり見るもんじゃない…)」

京太郎「(ここは紳士的…そう紳士的に…)」

玄「あ…ブラも…脱がせ…て…」

京太郎「(あ、これ無理じゃね?)」









玄「汗…谷間に溜まって…気持ち悪い…の…」

玄「それに…締め付け…られて…苦しいから…」

京太郎「(あぁ、うんそうだよなー…)」

京太郎「(そりゃそりゃ確かにブラって苦しいし汗が溜まったら気持ち悪いよな)」

京太郎「(でもさー…それ男の前でやって良い事じゃないだろ?違うよな!?)」

玄「おね…がい…」

京太郎「あー…あー…もう…」

京太郎「…ホック…後ろか…?」

玄「う…ん」

京太郎「…じゃ、ちょっと背中浮かせるぞ…よいしょ…」

京太郎「えっとこれ…あ、違うか…えぇっと…あ、出来…」プルン

玄「…はぁ…♪」

京太郎「(…わぁ、綺麗な桃色…)」

京太郎「(宥さんのより鮮やかで…初々しいと言うか…)」

京太郎「(乳輪はちょっと小ぶりかな?少なくとも宥さんのはもう二回りほど大き…)」

京太郎「(違うだろ!!そ、そうじゃなくて!!)」

京太郎「(とりあえず無心で拭く…!)」

京太郎「(色即是空空即是色…おもちもふともももお腹も全部肉でしかないんだ…)」

京太郎「(そんなのにドキドキする必要なんて何処にもない…ないんだ…!!)」










京太郎「(とりあえず…なんとか玄の着替えは成功した…)」

京太郎「(何度も自分の邪な欲望に負けてしまいそうだったけど…)」

京太郎「(なんとかギリギリのところでこらえる事が出来た…)」

京太郎「(人間…やれば出来るもんなんだな…)」トオイメ

玄「はぁ…ぁ…」

京太郎「(…ま、とりあえず応急処置が終わっただけなんだけどさ)」

京太郎「(状況的には正直、あんまり改善してない)」

京太郎「(玄は相変わらず苦しそうだし…熱も下がっていないままだ)」

京太郎「(でも、アイスを食べさせて薬も呑ませた俺に出来る事なんてもうない)」

京太郎「(流石に俺が座薬入れる事なんて出来ないしなー…)」

京太郎「(ただ…こいつが求めるまま側にいて…たまにタオルを交換してやるので精一杯だ)」

玄「きょうたろう…く…ん…」グッ

京太郎「…あぁ、俺はここにいるぞ。どうした…?」











玄「…京太郎君…優し…」

京太郎「…別に優しくないっての。これくらい当然の事だろ」

玄「でも…こんなに…私に一所懸命に…なって…」

京太郎「そりゃ仲間が目の前で倒れたら誰だって一所懸命になるっての」ナデナデ

玄「ん…ぅ♪」

京太郎「良いから…眠っとけ。俺はずっと側にいてやるからさ」

玄「…京太郎君…おかーさん…みたい…」

京太郎「おかーさんって…」

玄「あったかくて…優しくて…手を握ってもらうと安心して…」

京太郎「・…そっか…」

京太郎「それならこうしてずっと…手を握っててやるよ」

京太郎「子守唄は流石に歌えないけど…でも…」

京太郎「それでお前が眠れるならいくらでも…さ」

玄「あり…がと…」

玄「ね……京太郎君…」

京太郎「ん?」

玄「京太郎君は…何処にも…いかないよ…ね…?」

京太郎「…玄?」









玄「私…もう待つのは嫌だよ…」

玄「ううん…本当は…ずっと前から…嫌だったの…」

玄「でも、私…勇気が出なくて…」

玄「待つ事しか…出来なくて…」

玄「でも…本当は…置いて行かれるの…嫌だったの…」ギュッ

京太郎「玄…」

玄「おかーさんみたいに置いていかれるのは…もうやだよ…ぉ」

玄「ずっと…ずっとこのままが良い…」

玄「皆と一緒に…阿知賀で…インターハイ…目指して…そんな時間が…良いのに…」

玄「離れ離れになったりするのなんて…嫌…」

京太郎「…そっか…そうなんだな…」ナデナデ

京太郎「…お前は…待つのが得意なんじゃなくて…待つ事しか…出来ない奴だったんだな…」

京太郎「ごめん。俺…ずっと勘違いしてた」

京太郎「お前の事明るくて…強くて…そういうの無縁な奴なんだって…」

京太郎「皆を待てる強さを持ってるんだって…そう思い込んでた」








京太郎「だけどさ…大丈夫だよ」

京太郎「俺達はなんだかんだ言って…また阿知賀に揃ったじゃないか」

京太郎「レジェンドも俺も憧も…阿知賀に戻って…今、同じ目標を目指してる」

京太郎「それって実は凄い事だと思わないか?」

玄「…う…ん…」

京太郎「それを運命だとかそんな陳腐な言葉で片付けるつもりはないけどさ」

京太郎「でも…俺達はきっと離れ離れにはならない」

京太郎「関係は変わってしまうかもしれない」

京太郎「距離は離れるかもしれない」

京太郎「でも、俺達はまたきっと…あの阿知賀に集まれる」

京太郎「俺は…そう信じてるよ」

京太郎「だけど…それでも…お前がそれを信じられない」

京太郎「皆と離れ離れになりたくないって…そう思うのなら…」


>>+2
00~50 約束する。俺がお前と皆を引きあわせてやるって
51~99 俺だけはお前の側にいてやる
※男気10ラキスケ3で+13
































>>約束する。俺がお前と皆を引きあわせてやるって

京太郎「約束する。俺がお前と皆を引きあわせてやるって」

玄「京太郎…君…が…?」

京太郎「あぁ。どんな形でも良い」

京太郎「皆が負担にならない程度の頻度で…俺が主催になってさ」

京太郎「同窓会でも何でも…皆が集まるような機会を作ってやるよ」

京太郎「そうすればお前も多少は…寂しくないだろ?」

玄「でも…そんなワガママ…」

京太郎「良いんだよ。お前は普段…ワガママ言うようなタイプじゃないんだからさ」

京太郎「寧ろ、誰かの為にって頑張り過ぎるくらい頑張ってこうやって倒れたんだろ」

京太郎「これくらいのワガママは言っても良いんだ」

玄「…ホント…?」

京太郎「あぁ。少なくとも…俺にとってはこのくらいワガママじゃねぇよ」

京太郎「そもそも…俺も似たような不安はやっぱりあるから…さ」

京太郎「だから…お前が動けないなら…待つのが辛いって言うのなら…」

京太郎「俺がお前のところに皆を連れてきてやる」

玄「うれ…し…」ウトウト

京太郎「…ま、そんな先の事よりも…お前は自分の事を考えとけ」

京太郎「そろそろ薬も回って眠いんだろ?」

玄「うん…」

京太郎「じゃあ、もうそろそろ寝とけ。宥さんたちが帰ってくるまではここにいてやるから…」






玄「や…だ…」

京太郎「え?」

玄「私…欲しいもの…言ってない…から…」

京太郎「あ…そう言えば…そんな事もあったっけ」

玄「一晩中…看病…」

京太郎「いや…でも…」

玄「おねが…い…」

京太郎「…お前、それ言えば何でも俺が言う事聞くと思ってないか?」

玄「えへ…へ…」

京太郎「はぁ…ま…いいか」

京太郎「でも…俺にだって立場があるからな」

京太郎「ダメな時はダメだし…親父さんから許可が降りなかったら許してくれよ」

玄「う…ん…」
























【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました
松実玄の思い出が12になりました
松実玄の好感度が13あがりました
おめでとうございます、好感度がMAXになり松実玄の攻略が完了しました
松実宥を攻略すれば松実姉妹丼ルートを開拓出来ます
最終更新:2014年01月27日 20:04