高校一年――5月遠征

【高校一年 ―― 遠征】

京太郎「(って事で遠征当日になった訳だけれど……)」

穏乃「…」

憧「…」

灼「…」

京太郎「(皆…特に三人の気合の入りっぷりが凄いな)」

京太郎「(憧はともかくしずと灼は初めての遠征だろうし緊張しているのかもしれない)」

京太郎「(その辺、なんとか解消してやれるようにしないと…)」

α「と、とりあえず…俺達は後ろに座るかー」

β「そ、そうだなーそうするかー」

京太郎「あ、じゃあ、俺も…」

α「あ、悪い。意外とここ狭いわー」

β「手荷物持つと結構一杯だなー」

京太郎「え…いや…でも、詰めればいけるだろ?」

α「あー無理無理。お前結構ガタイ大きいし」

β「そうそう。だから、お前は前に乗らなきゃダメだなー」

京太郎「えー…」








京太郎「んじゃ、しずだけでもそっちに…」

α「うるせぇ!お前は良いから真ん中に乗ってれば良いんだよ!!」

京太郎「なんでキレられてるんだ!?」

β「俺らだって結構一杯イッパイなんだよ!察しろ!!」

京太郎「え…えぇぇ…じゃあ…」

憧「…あ、あたしなら構わない…わよ?」

穏乃「わ、私は京ちゃんの上か隣が良いかなって…」

灼「……ぅ…ハルちゃんの隣か…京太郎の上か…やはり選ばないとダメって事…」

玄「…わわわ…ど、どうしよう…」

宥「えっと…うーんと…」

京太郎「あー…それじゃあ…」


+2
末尾16 しずで
末尾27 憧で
末尾38 灼で
末尾49 玄で
末尾50 宥さんで

































玄で

京太郎「…それじゃ玄で」

玄「ふぇぇ!?」ビクゥゥ

憧「え…な、なんでそこで玄なの!?」

灼「…納得いかない…」

京太郎「いや、だってさ…」

京太郎「この状況だと俺が座るべきってやっぱり助手席だし」

京太郎「けれど、宥さんと一緒なのは流石に体格的にきついしな」

京太郎「それならこの中で二番目に大きな玄を助手席に隔離すれば、なんとか真ん中で四人座れるだろ」

穏乃「ぅー…」

憧「でも…」

京太郎「まぁ玄が俺と一緒じゃ嫌っていうならまた考えるけど…」

玄「ふぇっ!?」

憧「…」ジィ

穏乃「…」ジィ

灼「…玄…」ジィィ

玄「え、えっとあの…その…」

玄「…い、嫌じゃない…かな…」カァァ

京太郎「そっか。じゃあ解決だな」

京太郎「それじゃ俺は玄と助手席だから、悪いけどそっちはそっちで座ってくれよ」

穏乃「う…ん」シュン

憧「うぅ…まさか玄だなんて」

灼「…ハルちゃんの隣まで取られた…泣きたい…」

宥「あわわ…灼ちゃん泣かないでー」プルプル






※この世界の助手席は安全装置が発達してるので二人乗りでもオッケーです(小声)




京太郎「それで…玄。そっちは大丈夫か?」

玄「あ…う…うん…」ドキドキ

京太郎「悪いな。こんな事に付きあわせて」

玄「う、ううん!あの…私も…き、期待…してたから…」カアァ

京太郎「期待?」

玄「あ…ううん…な、何でもない」

玄「でも、選んで貰えた分…が、頑張るね!」グッ

京太郎「…頑張るのは良いけど…お前、何を頑張るつもりなんだ?」

玄「え、えっと…ち、小さくなる…事とか…?」クビカシゲ

京太郎「そんなのしなくても良いって」

玄「え…でも…邪魔じゃない?」

京太郎「大丈夫。お前の身体くらいすっぽり収まるからさ」ギュッ

玄「わ…ぁ」カァァ

京太郎「あ…悪い。つい力が…」

玄「う、ううん…だ、大丈夫。ただ…」

京太郎「ただ…?」

玄「い、今の…おねーちゃんの気持ちがちょっと分かっちゃったかなって…」モジモジ

京太郎「ん?」







玄「…あの…曲がる時とか大変だから…もっとぎゅってしてくれない…かな?」

京太郎「…いや、でもさ」

玄「大丈夫…だから…ね」スッ

京太郎「うぉ…!く、玄!?」

玄「あ…え、えっと…」カァァ

京太郎「わ、悪い!俺、触るつもりじゃなくて…」

玄「い、良い…よ。ちょ、チョンって…触れちゃっただけだし…」

京太郎「え、えっと…じゃあ…お、お腹持つ…か」

玄「ふあ…」

京太郎「あ、わ、悪い!」

玄「う、ううん…ど、ドキッとしただけだから…えっと…」

京太郎「じゃあ…肩は…流石に不安定だよな」

玄「き、京太郎君の好きなところで良い…よ」

京太郎「いや…でも…」

玄「お、おもちに触っちゃうのは仕方ないし…」

玄「お、お腹でも大丈夫だから…えっとその…」

玄「好きなように…して」ウルッ

京太郎「」ドキッ






憧「……」ムスー

穏乃「ぅー」ムー

灼「……」ションボリ

宥「あ、あわわ…み、皆、お菓子食べる?」ワタワタ

β「…なー…これってもしかして俺ら裏目ったか…?」

α「分かんね…だが、我のルーンの瞳には見えるぞ…」

β「ん?」

α「須賀の奴が内心ドキドキしてる姿が…」

β「いや、それにも見えるし、だからこそこんなギクシャクしてるんだけどさ…」

α「これ…帰りもこうなるのかな…」

β「多分、高確率でな…」

α「次から留守番してようか…」

β「なんかマジでそれで良い気がしてきたぞ…」







晴絵「はーい。皆、お疲れー」

京太郎「ん~っくぅぅ…」ノビー

玄「え、えっと…京太郎君…」

京太郎「お、玄。お疲れ様」

玄「う、うん…お、重くなかった?」

京太郎「大丈夫だって。そもそも体重だってそんなに掛かってなかったし」

京太郎「それにお前は大分、軽い方だよ」

玄「ホント?」

京太郎「本当本当。だから帰りは…」

憧「か、帰りはあたしだから!」

京太郎「え?」

穏乃「ず、ずるい…私も!」

京太郎「い、いや…え?」

灼「私だって譲れない…」

玄「あ、じゃあ、今度は私がおねーちゃんと一緒に座ろうか」

宥「え?良いの?」

玄「うん。あったかいの一杯あげるね」ニコー

宥「やったぁ…」ホワァ



























【System】
松実玄の好感度が3あがりました






























京太郎「(ま…そんな事を言いながら遠征先の人との挨拶も終わった)」

京太郎「(相手校はそこそこの強豪みたいで部員数もかなり多いみたい)」

京太郎「(お陰であっちで三チーム作って団体戦に付き合ってくれる事になった)」

京太郎「(勿論、その分、個人でも打つけど…でも、今まで団体戦の練習なんて出来なかったからな)」

京太郎「(かなりありがたい訳なんだけれど…)」

晴絵「さて…ラブコメはここまでにして…」

晴絵「団体戦は県予選を想定したオーダーで行くよ」

玄「って事は…最初は私?」

晴絵「そ。先行逃げ切りぶっちぎりってね!」

玄「う…せ、責任重大…」

京太郎「ま、玄なら大丈夫だろ」

京太郎「正直、知らないで打つと玄の能力はやばいからな」

玄「えへへ…♪」

京太郎「ま、その分、対策取られると何も出来ないくらい防御がおろそかなんだけどさ」ペシッ

玄「あうっ」

京太郎「ま、でも、出発前にデータ見てたけど、ここは大した高校じゃない」

京太郎「何時ものお前ならなんとかなるよ」

京太郎「だから…行って来い」

玄「うん!お任せあれ!!」



+2 玄(雀力7+能力補正35)42
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7


































玄 61 → 9
A37
B81
C28

玄「(初めての団体戦…)」

玄「(阿知賀麻雀部としての…本格的な第一歩…)」

玄「(皆揃ってここまで来れるなんて…夢みたい…)」

玄「(だけど…夢じゃないよね…)」

玄「(京太郎くんも憧ちゃんも…わざわざ外部受験して一緒に来てくれたんだから)」

玄「(そんな二人に報いるためにも…頑張らないと…!)」

玄「(このチームは先行逃げ切り…私とおねーちゃんが稼がないとどうにもならないんだから…!)」トン

B「あ、それロン。3900」

玄「ふぇえええ!?」ズガーン

玄「(一発目…貰っちゃったよぉ…)」

B「(…なんだろこの人…打ち方ちょっとおかしいような…)」



+2 玄(雀力7+能力補正35)42
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7
































玄 116
A99
B66
C15

玄「(う、うぅ…あんなに京太郎君に防御がダメって言われたのに…)」

玄「(まさか一回目から振り込むなんて…)」

玄「(で、でも…な、なんとか立て直し…出来たよね)」

玄「(一杯ドラも来てくれてるし…これならなんとかなるはず…)」

玄「(点数的にも…Bの人に当てれば逆転出来るけど…)」チラッ

B「…」トン

玄「(…そんなに甘くない…よね)」

玄「(赤土さんが言うように…ここは強豪校なんだし…)」

玄「(そう簡単に振り込んではくれない…けど…)」

C「」スッ

玄「あ、それロン!12000です!」

C「え…!?は、跳満!?」

玄「はいっ」ニコー

玄「(全員が全員、そうじゃない)」

玄「(さっきの直撃で警戒心が薄れた人だっている)」

玄「(そこからとっていけば…逆転は不可能じゃないはず)」

玄「(大丈夫…待つのは得意な方なんだから…)」

玄「(私なら…やれるはず…!)」




+2 玄(雀力7+能力補正35)42
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7


































玄138
A31
B100
C97


A「(まずい…なんか分からないけど…こいつまずい…)」

A「(さっきから…手の中にドラばっかりじゃないの…)」

A「(お陰でこっちにはドラが来なくて悲しくなるほど手が伸びないし…)」

A「(一回二回和了っても…ソレ以上に毟られちゃって…)」

A「(あーもう…なんなのよこれ…)」

A「(ソレ以外は普通だから…決して勝てない相手じゃないのに…)」

A「(ドラがこないってだけで…こんなにも窮屈だなんて…)」スッ

玄「あ、それです。ロン、16000」

A「~~~っ!!」

A「(今度は倍満…!?)」

A「(しかも…またドラばっかり入って…)」

A「(なんなのよホントこいつ…!!)」



+2 玄(雀力7+能力補正35)42
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7



































玄70 → 18
A72
B49
C88

C「(なるほど…)」

C「(どういう仕組なのかは分からないけど…でも…この子にドラが集まるのは確かみたい)」

C「(正直、イカサマを疑いたくなるレベルだけど…この卓はうちの備品だし)」

C「(何よりソレ以外が普通過ぎる)」

C「(イカサマするなら…もっと隙のない打ち方するだろうに…この子は隙も多いし…)」

C「(だからこそ…まだ付け入る隙はある)」

C「(相手にドラが入ってるって事は…和了れれば+に働くけど…)」

C「(でも、麻雀って情報戦で手牌のうち4つがバレてるってのは致命的)」

C「(原理は分からないけど…でも、河を見れば推察くらいは出来るんだから)」

C「(そしてそうやって情報をポロポロこぼせば…)」

玄「え…えっと…」

C「それだ。3900」

玄「あうぅ…」

C「(狙い撃つのも難しくないっと…)」

C「(ま…最初は翻弄されたけどそこそこの結果にはなったかな…)」


















玄「うぅ…ご、ごめんなさい…」シュン

晴絵「大丈夫大丈夫。それでも一位抜けは出来てる訳だし」

穏乃「そ、そうだよ!このままいけば勝てるし」

玄「でも…私、あんなに言われたのに二回も振り込んじゃって…」

憧「…ま、その辺は要練習よね」

玄「はぅぅ」シュン

灼「…でも、大丈夫」

京太郎「…そうだな。次鋒戦は最強の宥さんがいるんだから」

宥「あ、あんまり期待しちゃ…い、嫌…だよ?」カァ

宥「私、皆の中で麻雀歴が一番短いし…」

宥「も、もしかしたら凄い失点しちゃうかも…」フルフル

京太郎「宥さんなら大丈夫だよ」

京太郎「能力だって玄と違って対策立ててどうこう出来るものじゃないし」

京太郎「染め手だって言っても待ちは広いし、ほぼ初見じゃどうにも出来ないって」

宥「う、うん…」

憧「宥姉はもうちょっと自信持って良いと思うよ」

穏乃「そうだよ!宥さんとっても強いんだから!」

灼「…うん。きっと…大丈夫」

玄「おねーちゃん…お願い…」

宥「うん…分かった。それじゃ…」

宥「頑張ってくる…ね」


+2 宥(雀力7+能力補正35)42
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7
































宥112
A101
B22
C7


宥「(皆…こんな私なんかに期待してくれてる…)」

宥「(寒がりでのろまで…)」

宥「(お家のお手伝いだって…殆ど出来ない私に…)」

宥「(その…あったかい気持ちに…私…応えたい…)」

宥「…だから…お願い…(あったかい牌…来て…!)」スッ

宥「(あ…来たぁ)」ホワァ

C「(…なんだか対局中にコロコロ表情変わる子だなぁ…)」スッ

宥「あ、そ、それロン。5200です」

C「あ、はい…」



+2 玄(雀力7+能力補正35)42
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7


































宥127
A87
B11
C27

A「(やばい…妹の方と違って…こっちは普通に強い…)」

A「(隙もないし…何より…)」

宥「…」ホワァッ

A「(手があまりにも早い…!)」

A「(染め手気味って弱点はあるけど…でも…)」

A「(そんなんじゃどうしようもないくらい相手のツモがよくって…)」

宥「ツモ。2300オールです」

A「…はい…」

A「(ダメだ…先鋒戦の結果見て…油断した…)」

A「(警戒しなきゃいけないのは…次鋒戦だった…)」

A「(完璧に…阿知賀にしてやられた…!)」



+2 宥(雀力7+能力補正35)42
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7








































宥107
A 73
B 35
C 14

C「(まずい…阿知賀が止まらない…)」

C「(さっきから上がってるの阿知賀ばっかりじゃないの…)」

C「(これはやばい…せめて…一度は和了っとかないと…)」

C「(差し込みだけで後は焼き鳥だけなんて洒落にならないっての…)」

B「…」スッ

C「(仕方ない…あんまり鳴くのは好きじゃないけど…)」

C「ポン!」

C「(よし…これで手が進んだ。後は…)」スッ

C「(…萬子…絶好の危険牌じゃないの…)」

C「(どうしてやる気になった時にこんなの引いちゃうかなー…もう…)」

C「(でも…せっかくのテンパイ…しかも、高めを崩したくはないし…)」

C「(ここは…つっぱる…!!)」スッ

宥「あ、それロンです。4500」

C「あ…はい…」

C「(ダメ…だったかー…)」



+2 宥(雀力7+能力補正35)42
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7
































宥131
A83
B22
C40

宥「(うん…今のところ上手くいってる…)」

宥「(皆…私の偏りにまだ気づいてないみたい…)」

宥「(良かった…ドキドキだったけど…なんとかなりそう…)」

宥「(…って…ダメだよね…あんまり気を抜いちゃ…)」

宥「(この前だってそれで穏乃ちゃんに直撃喰らって捲られちゃったんだもの)」

宥「(油断慢心は…めっ)」

宥「(オーラスの和了の瞬間まで…)」

宥「(もしかしたらの気持ちを忘れずに…)」

B「うぅぅ…もう現物ないぃぃ…」スッ

宥「それです」

B「ひゃぅぅ!?」ビクゥゥ

宥「5200…お疲れ様でした」

B「お、お疲れ様でしたぁ…」









宥「た、ただいまー」

玄「おねーちゃーん」ダキッ

宥「えへへ…頑張ってきたよ」

玄「うん!最高に格好良かったよ、おねーちゃん!!」

晴絵「いやー流れを掴んでいたとは言え、あそこまで削り取っていくなんてねー」

宥「いえ…運が良かったからです」

宥「偏りはバレてたみたいですけど…でも、具体的な対策まではされていませんでしたし…」

晴絵「玄はともかく宥の能力を初見で対策しろってのは無理だけどね」

晴絵「そもそも対策してどうにかなるような速さじゃないし」

宥「えへへ…」

晴絵「じゃ…次は中堅…憧」

憧「うん」

晴絵「相手は三年で普通なら格上だけど…でも、憧ならなんとかなるよ」

憧「ふふ。分かってるって。これでもインターミドル出場してたんだから」

憧「この中じゃ遠征にも団体戦にも慣れもしてるし、大丈夫」

憧「……ただ」チラッ

京太郎「ん?」

憧「…今まで皆色々言ってたのにあたしには何もない訳?

京太郎「うーん…そうだなぁ」

憧「…」ドキドキ

京太郎「強いて言うなら…」

憧「し、強いていうなら?」

京太郎「頑張ったらご褒美あるから張り切って…」

憧「ご、ご褒美!?え…そ、それホント!?」

京太郎「え…あ、あぁ…うん」

憧「や、やった!あ、あたし頑張るから…もう飛ばす勢いで頑張ってくるからね!!」バタン

京太郎「…あ、あれー…?」



+2憧(雀力8能力補正30)38
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7

































憧 59
A92 → 憧の特殊能力発動(-14) → 78
B31
C22


憧「(うぇへへ…京太郎のご褒美かぁ…)」

憧「(なんだろう…やっぱりキスかな…)」

憧「(そ、それとも告白…?)」

憧「(い、いやいや…大穴でせ、せ…せ…キャー♪)」

憧「(あ、あたしきっと皆に見られながらグチョグチョにされちゃうんだ…)」

憧「(前も後ろも…お、お口まで白いの一杯…どぴゅどぴゅされて…)」

憧「(あたしが京太郎のものだって皆の前で…刻み込まれちゃうんだ…ぁ♪)」

憧「(最後には…皆の前で奴隷宣言して…身も心も京太郎だけのメス犬になって…)」

憧「(携帯で写メ取られながら…初めてのアヘ顔永久保存されちゃって…ぇ♥)」

A「あ、ツモ」

憧「ふぇ?」

A「え?いや…だから、ツモ…」

憧「…あ…はい…」シュン



+2憧(雀力8能力補正30)38
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7

































憧45
A86 → 憧の特殊能力発動 → 72
B41
C32

憧「(ま、まずい…ご主人様…じゃなかった、京太郎のご褒美考えてたら引き離されてる…!)」

憧「(やばい…こ、このままじゃご褒美どころかお仕置きされる…!)」

憧「(お仕置き…お仕置きかぁ…)」

憧「(きっと濡れてないまま京太郎のおっきいの奥までねじ込まれて…)」

憧「(泣き叫んでも止めてもらえなくて…ガツンガツンって犯されて…)」

憧「(初めてなのに種付けされて…お尻も真っ赤に腫れ上がるまで叩かれて…)」

憧「(最後には失禁しちゃうくらいまで責められちゃうなんて…そ、そんな…)」

憧「(初めてでそんな風にされちゃったら私…京太郎抜きじゃ生きられない淫乱マゾ奴隷になっちゃうよぉぉ…♥)」

A「あ、またツモだ」

B「えーっちょっと運良すぎでしょ」

A「ごめんごめん」

憧「…あれ?」

A「あ、阿知賀の子、ツモったよ」

憧「え…あ…はい…」















憧「…」シュン

穏乃「あぅ…あ、あの…憧…」

憧「ごめん…本当ごめん…」ズーン

晴絵「ま、まぁ…どうしても不調な時ってのはあるよ」

晴絵「あたしもその…遠征の時には調子出なくて落ち込んだ時期もあったし」

憧「ち、違うのそうじゃなくてあの…うぅ…」

京太郎「憧」

憧「ふきゅん!?」

京太郎「大丈夫か?なんか見るからに集中出来てなかったけど…」

憧「だ、だだだ…大丈夫!!」カァァ

京太郎「って顔赤いじゃないか…やっぱり体調悪かったんだろ」ギュッ

憧「は、はぅん…っ♪」

憧「(や、やばい…今、京太郎に触れられると…)」

憧「(あたし…ドキドキしてそれどころじゃなくなっちゃうよぉ…)」

憧「(って…あ、あたしさっきからショーツ変えてな…)」カァァ

憧「(こ、このまま歩いたら…に、匂いしちゃう…?発情したメスの匂い…京太郎に知られちゃう…!?)」

京太郎「レジェンド、俺、憧を保健室に連れて行くから…」

憧「い、いや…!だ、大丈夫!」

京太郎「でも…」

憧「ほ、本当に本当に大丈夫!!」

憧「と、とにかく…ご、ごめん!」ダッ

京太郎「憧…」

灼「…大丈夫。憧は強い子だから」

京太郎「…あぁ。でも、俺また後で探しに行くよ」

京太郎「あんな憧…放っておけないからさ…」

灼「…藪蛇になりそうな気がするけど…」

京太郎「ん?」

灼「何でもない。それより…」














灼「私にも…ご褒美くれる?」

京太郎「おう。何が良い?」

灼「…京太郎の子ども」

京太郎「ふぇっ!?な、何言ってるんだよ…!」カァァ

灼「ふふ…冗談」クスッ

灼「流石に付き合っていないのにそういう事するほど軽くない…」

灼「…でも…ここからまたリードを広げられたら…ご褒美…欲しいな」

京太郎「…エロいのは無理だぞ」

灼「ふふ…じゃあ、ジュースが良いな」

灼「私の好きなの…もう知ってるよね?」

京太郎「あぁ。分かった」

京太郎「五本でも十本でも買って来てやるから…後は頼むぞ」

灼「…うん」ニコ


+2灼(雀力7能力補正30)37
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7

































灼136
A94
B46
C15


灼「(憧の敗因は京太郎のご褒美という言葉にとらわれ過ぎた事)」

灼「(先にその内容を決めておけば、そんな風にはならなかった)」

灼「(でも…私は憧と同じ轍は踏まない)」

灼「(ご褒美も…京太郎の信頼もしっかり貰っていく…)」

灼「(ご褒美という言葉に想いをはせながらも…確実に…)」

灼「…ロン。7700」

C「う…ここでかぁぁ…」

灼「(それに…ハルちゃんの前で格好わるいところ見せられないし…ね」

灼「(新生阿知賀麻雀部の初めての対外戦なんだから)」

灼「(ハルちゃんや京太郎の顔に泥を塗らないように…ここでしっかりとリードを稼いで…穏乃に託す)」

灼「(それが…私が今やるべき仕事…だから)」


+2灼(雀力7能力補正30)37
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7
































灼113
A86
B22
C20

A「(って折角中堅で稼いだ分がどんどん溶けてるじゃないの…)」

A「(これはやばい…やばいんだけど…)」

灼「……」ゴゴゴ

A「(…この子…止まらない…)」

A「(さっきから凄い気迫で和了っていって…)」

A「(中堅の子のミスを取り返そうとしてるのね…)」

A「(部長らしい…必死さが伝わってくるわ…)」

A「(流れも今はあっちにあるみたいだし…これじゃ…)」

灼「ツモ。1600・3200」

A「(負けるのも当然…ね)」

A「お疲れ様…完敗だったわ…」

灼「あ…はい…」

灼「(ハルちゃんに褒められるハルちゃんに褒められるハルちゃんに褒められる…!)」

灼「(京太郎のジュース京太郎のジュース京太郎のジュース…!)」









灼「…ただいま」

晴絵「お疲れー灼」

灼「ハルちゃん…あの…」

晴絵「うん。よくここまでリードを作ってくれたね」ニコッ

晴絵「これならしずの試運転には十分だと思う」

穏乃「うん!灼さん本当にありがとうございます!」

灼「…ううん。喜んで貰えたようでよかった」ニコッ

灼「とりあえず一位確定圏内にあると思うけれど…後はお願いね、大将」

穏乃「はい!頑張ってきます!」

灼「うん…それで…京太郎は…?」

晴絵「あぁ、憧を探しに行くついでにジュース買いにいってるよ」

京太郎「ただいまー」

憧「ふきゅぅん…」ズルズル

灼「あ…京太郎」

京太郎「おう、灼。お疲れ様」

京太郎「はい。お前の好きなカルピス」

灼「…うん…ありがとう…」ニコッ

京太郎「他にも皆の分買って来たから適当に飲んでくれ」

玄「わーい!ありがとう!」

宥「おしるこ…あったかぁい…」ホワァ










穏乃「あの…京ちゃん」

京太郎「ん?しずの分も勿論あるぞ」

穏乃「あ…うん…でも、そっちじゃなくて…」

京太郎「ん?」

穏乃「私もご褒美欲しいなって…」モジモジ

京太郎「ん?どうなのだ?」

穏乃「えっと…勝てたら帰り一緒に座ってくれない?」

憧「っ!?」ハッ

灼「っ!?」ハッ

京太郎「え?そんなので良いのか?」

穏乃「う、ううん。そんなのじゃなくて…それが良いの」

穏乃「私…その為ならとっても頑張れるから…だから…」

穏乃「ダメ…かな?」

京太郎「いや…レジェンド次第だけど…それくらいなら良いんじゃないか?」

穏乃「やった!じゃあ…よし!」プシュ

穏乃「ゴクゴクゴクッぷあぁ!」

穏乃「気合充分!それじゃ…行って来るね!!」

京太郎「おう。気をつけてな」



+2穏乃(雀力6)6
+3 チームA(雀力7)7
+4 チームB(雀力7)7
+5 チームC(雀力7)7

































穏乃26
A 40
B 48
C 78

C「(阿知賀の子…今までに比べれば打ちやすい相手みたい)」

C「(打ち方も素直だし…変な偏り方もしない)」

C「(だけど…どうしてだろう)」

C「(局が進む毎に少しずつ恐ろしさを増しているような…)」

C「(ま…気のせいでしょ)」

C「(次鋒のあの三年生ならともかく…実力は一段劣ってるみたいだし)」

C「(今から逆転はほぼ無理だけど…それでも…)」

C「…ロン。6400」

穏乃「…はい」ジャラッ

C「(…多少は削っておかないと…さ)」

C「(これでもインターハイ出場した事もある強豪校だし…)」

C「(完璧無名のところにやられっぱなしって訳にはいかないのよ)」

穏乃「……」















穏乃「(…これが団体戦…)」

穏乃「(これが…皆の点棒を背負って打つ…戦い)」

穏乃「(正直…中学の頃は一回だけしか出れなくって…あまり深く考えていなかったけれど…)」

穏乃「(でも…今は分かる)」

穏乃「(団体戦…これってとても辛くって…でも楽しい)」

穏乃「(自分一人じゃない…皆も一緒だって…そう分かるから…)」

穏乃「(お陰で…私にも…少しずつ…わかってきた)」

穏乃「(自分なりの打ち方…そして…戦い方…)」

穏乃「(それはまだ小さくて…凄い頼りのないものだけど…でも…)」

穏乃「…」ゴッ

C「~~っ!」ゾクッ

穏乃「(これなら…やれる)」

穏乃「(これがあれば…私も…戦える…!)」


+2穏乃(雀力6+能力補正15)21
+3 チームA 0
+4 チームB 0
+5 チームC 0


































穏乃88
A42
B77
C81


C「(なんだ…さっきのは…)」

C「(妙な雰囲気を感じたと思ったらいきなりあの子の雰囲気が変わった…)」

C「(さっきまでの容易い相手じゃなくって…何か凄い大きな壁のようなものに思える…)」

C「(ええい…しっかりしろ…!)」

C「(そんな事あるはずないでしょうに…!)」

C「(漫画じゃないんだから勝負の最中に成長とかないない!)」

C「(あれも全部、私の気の迷いが生み出した幻なんだから…!)」

C「(だから…ここはいつもどおりに打っていけば…それで…)」スッ

C「(…あれ?おかしい…)」

C「(何時もなら…もうちょっとツモが良いはずなのに…)」

C「(まさかここで完全に不要牌を引くなんて…)」

C「(まぁ…危険牌じゃないだけまだマシだけど…でも)」

C「(何か…嫌な感じ…)」

A「…」トン

穏乃「あ、それです。3900」

A「うわっちゃー…」







穏乃「ふぅ…ただいまー」

京太郎「おう。お疲れ」

穏乃「京ちゃんっ♪」ダキーッ

京太郎「っと…いきなり抱きついて…何か良い事あったのか?」ナデナデ

穏乃「えっとね!私…何か掴めた気がするの!」

穏乃「まだ分からないけど…でも、これで私皆の役に立てるかも…!」キラキラ

京太郎「そっか…だったら今回の合宿は…目的を果たせたな」

穏乃「目的?」

晴絵「そう。今回の目的は穏乃が少しでも成長する事だったからね」

晴絵「大将戦ってのは各校のエースクラスのぶつかり合いになるから」

晴絵「実力もそうだけど何より心構えや気持ちが大事な場所」

晴絵「だから、玄や宥相手に何度も捲った経験を置いてた訳だけれど…」

晴絵「まさか最初の遠征で自分なりの何かを掴んでくれるとはね、嬉しい誤算だよ」

穏乃「えへへ…でも、それは皆のお陰だよ」

穏乃「皆が点数稼いで一杯、リード作ってくれたから焦らずに打つ事が出来たし…」

穏乃「皆がいてくれたから…私、ようやく自分の事を分かった気がする」










京太郎「それでも頑張ったのはお前だろ」

穏乃「じゃあ…ご褒美くれる?」

京太郎「ま…約束したしな。ついでに俺の分のお菓子も分けてやるよ」

穏乃「やったぁ!」ピョン

穏乃「ね、それじゃあ早く帰ろ!」グイグイッ

京太郎「おいおい、まだ個人交流戦もあるんだぜ」

穏乃「え…?あ…わ、忘れてた…」

灼「…ふふ、穏乃らしい」ゴゴッ

憧「そうね…とってもしずらしいよね」ゴゴゴッ

穏乃「あ、あれ?なんで二人とも不機嫌なの?」

憧「別に…その手があったかなんて思ってないから…」

灼「そうそう…別に嫉妬している訳じゃないし」メラメラ

穏乃「え?じゃあ、どうして?」

京太郎「気分でも悪いのか?」

憧「あぁ…もうホントこの天然二人は…」

灼「…毒気が抜かれた」ハァ

穏乃「ぅ?」

憧「…まぁご褒美だしあんまり言わないけど…」

灼「…とりあえず両隣は私達がもらう」

京太郎「え?でも…」

憧「良いから。京太郎に拒否権はないの」

灼「そう。京太郎は黙って私達に囲まれていれば良い」

京太郎「え…えぇ…」





























【System】
チーム全体の雀力が3あがりました
最終更新:2014年01月25日 13:54