中学三年――3月第一週~第四週

【中学3年 ―― 3月第一週】

京太郎「(それから一時間近く全員にしがみつかれたままだった)」

京太郎「(途中から灼の奴まで参戦したお陰でなんかすげー滅茶苦茶な事に…)」

京太郎「(そのお陰で宥さんは幸せそうだったけどさ)」

京太郎「(でも、中心にいる俺はそれどころじゃなくって…汗だくで…)」

京太郎「(それを憧が嗅いでるのを見てしずがいい匂いとか言い出したから他の皆も嗅ぎ出して…)」

京太郎「(すげー辱められた気分で一杯だった…)」

京太郎「(逆レイプとか…された時にはこんな気分になるのかな…)」

京太郎「(…ま、いいや。とにかく…レジェンドの採用も決まって阿知賀麻雀部は本格的に再興できた)」

京太郎「(後は結果さえ残せば…また元の賑やかさを取り戻すだろう)」

京太郎「(それまでに…俺が出来る事やっていかないとな)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 玄とアルバイト
末尾38 レジェンドとリハビリ
末尾49 灼と気晴らし
末尾50 しずと山へ































>>しずと山に

穏乃「ねー!京太郎!」タッタッタ

京太郎「んー?」タッタッタ

穏乃「山って楽しいね!」

京太郎「…あぁ…楽しい…な…」

穏乃「うん。それにね!」

京太郎「…ん……?」

穏乃「一人よりも二人が楽しい!」

京太郎「…そっか」

穏乃「うん!やっぱり麻雀も良いけど、山だよ!!」

京太郎「そっかぁ…それは…良いんだけどさ」

穏乃「ぅ?」

京太郎「少しは…ぜー…手加減しろって…はー…何度…」

穏乃「あ、あはは…ごめん」



>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雑用6アダ名3で+9































>>大成功

京太郎「ふぅ…やっぱり体力不足だなー…」

穏乃「えへへ…それでも最後までついてきてくれる京ちゃんって凄いよね」

京太郎「まぁ…子どもの頃からお前に付き合ってたお陰で回復力はある自信があるな」

穏乃「うん。くたってしてたのがすぐビシッってなるもんね!」

京太郎「いや…まぁ…そうなんだけどさ」

穏乃「ぅ?」

京太郎「…いや、いいや。それより気晴らしにはなったか」

穏乃「うん!十分!!」

京太郎「よし。んじゃ、家に帰って牌譜チェックに戻ろうか」

穏乃「エナニソレ」

京太郎「誤魔化すなよ。元々、その休憩に山に来てたんだろ」

穏乃「あ、あはは…えっと…やらなきゃ…ダメ?」

京太郎「ダメ。んじゃ帰るぞ」ズルズル

穏乃「ぅーアレ頭が痛くなるから嫌いなんだよぅぅ…」シクシク


























【System】
須賀京太郎の雑用力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が0.5あがりました
高鴨穏乃の雀力が2あがりました































【中学3年 ―― 3月ホワイトデー】

京太郎「(それからしずの奴とウンウン唸りながら牌譜チェックした訳だけど…)」

京太郎「(基本あいつは感覚打ちだからなー」

京太郎「(どうしてその一打だったのかっていうのが中々、本人にも説明しづらいし)」

京太郎「(後々それが意味を持ってくる事もあるから中々に難しい)」

京太郎「(ま、だからこそ、教えがいがあるんだけどさ)」

京太郎「(伸び代だけで言えば、あいつは阿知賀麻雀部の誰よりも凄いんじゃないだろうか」

京太郎「(地力は一番低いけど、相性次第じゃジャイアントキリング達成出来るし…)」

京太郎「(だからこそ、あいつの事しっかりと見てやらないとな)」

京太郎「(…しかし…見てると言えば…)」

チラッ

チラッチラッ

チラッチラッチラッ

京太郎「(…なんなんだろうな、この視線)」

京太郎「(まるで俺の一挙一動を監視してるようなこれは…)」

京太郎「(確かに俺は阿知賀じゃ無意味に有名ではあるけど、でもここまで見られるような事って今までほとんどなかったのに)」

京太郎「(…ま、あんまり気にし過ぎてもアレか)」

京太郎「(それよりも…今日はホワイトデーだし…チョコのお返しをしていかないと)」

京太郎「(でも、誰から行こうかな…?)」



>>+2
末尾16 憧しずから
末尾27 玄から
末尾38 宥さんから
末尾49 灼から
末尾50 やえさんから
































>>憧しず

穏乃「あ、京ちゃん!」

京太郎「お、二人とも一緒だったのか」

憧「うん。たまには二人で京太郎の所に行こうって話になって」

京太郎「俺の?」

穏乃「うん。だって今日、ホワイトデーでしょ?」

京太郎「…なんだ。わざわざもらいに来てたのかよ、この卑しん坊め」ペシッ

穏乃「えへへ…でも、京ちゃんのお菓子って美味しいし」

京太郎「まぁ、お前らには及ばないけどな」

憧「それでも男でそこまで作れるんなら十分でしょうに」

京太郎「はは。まぁ、手作りには手作りって事で色々と頑張ったからな」

京太郎「あ、それはともかく…ほら」

穏乃「ワーイ」

憧「ありがとう。…嬉しい」ニコッ

京太郎「一応、味見したけど美味しいとは限らないぞ」

憧「あんたのだもん。信頼してるわよ」クスッ









穏乃「ね、今食べても良い?」

京太郎「あぁ、いいぞ」

憧「こら…もう…」

京太郎「あんまり言ってやるなよ」

憧「でも、あんまり甘やかすとしずがダメになっちゃうでしょ」ハァ

京太郎「その分、憧が厳しくしてくれてるからバランス取れてるんだよ」

憧「べ、別に厳しい訳じゃないわよ…もう」カァ

京太郎「はは。分かってるよ。でも、折角のプレゼントなんだし早く食べようとしてくれた方が俺は嬉しいよ」

穏乃「…んー」ジー

京太郎「あれ?もしかして不味かったか?」

穏乃「…ううん。そうじゃないけど…」

穏乃「今のやりとりまるで夫婦みたいだなって」

憧「ふぇっ!?」カァァ







憧「ふ、ふふふふふ夫婦って…」プシュゥ

穏乃「良いなー私もそんなやりとりしたい」

京太郎「はは。でも、しずの場合、妻って言うより妹とか娘だよな」

穏乃「むぅー…」スネー

京太郎「あれ?」

穏乃「…私だって奥さんになれるもん」ギュッ

京太郎「…ん?しず?」

穏乃「…料理だって出来るし…お洗濯やお掃除だって教わってるんだよ」

穏乃「憧だけじゃないよ。私だって…京ちゃんの為に頑張ってるんだから…ちゃんと…見てよ」

京太郎「…しず…俺は…」

憧「…ハッ…え…ちょ…な、何してるの…?」

穏乃「…子どものスキンシップだもん…」

憧「す、スキンシップって…じゃ、じゃあ、あたしも…」ギュッ

京太郎「え…あ、憧…?」

憧「あ…あなた…あ、あーん…」

京太郎「え?」

穏乃「ぅ…ず、ずっこい!」

憧「しずが先に思いつかなかったのが悪いの。ほら…あなた…」

京太郎「い、いや…あなたって憧…お前」

穏乃「じ…じゃあ…パパ!」

京太郎「パパァ!?」







穏乃「あーんされるのは子どもだけだよね」

憧「え…ちょ…な、何言ってるの!?」

憧「そ、そういうのされるのは奥さんの役目なの!」

穏乃「ち、違うよ!だって、私、パパじゃないとダメだもん!」

憧「そ、そんなの私だって同じだし!京太郎じゃないと食べられないし!」

穏乃「そんなの大人なんだから我慢してよ」

憧「同い年でしょ!」

穏乃「奥さんだって言ったの憧の方じゃん!!」

京太郎「あー…うん。とりあえず二人の主張は分かった」

京太郎「で、その上で言いたいんだけどさ…」

京太郎「…ここ公園だから」

穏乃「え…?」

憧「…あっ…」カァァ







ヒソヒソヒソヒソ

憧「あ、あうあうあうあうあう」カァァ

穏乃「あ、あわわわわわわわ」カァァ

京太郎「…とりあえず…家に帰ろっか」ギュッ

憧「う…い、いや…でも…」

穏乃「あ、あの…ご、ごめ…」

京太郎「良いんだよ。そもそも止めるのが遅かった俺も悪いし」

京太郎「ただ…そういうのは出来れば俺たち以外に誰もいない場所でやって欲しいかな…」

京太郎「そうしたらちゃんと二人ともの要望叶えるようにするし」

憧「本当?」

京太郎「あぁ。つまるところ、ふたりとも俺に食べさせて欲しかったんだろう?」

京太郎「それくらい今までに何度もやってるしお安い御用だよ」

憧「…」

穏乃「…」

京太郎「…あれ?違った?」

憧「…いや、違わないんだけどね…」

穏乃「ぅー…」

京太郎「あれー…?」

穏乃「…でも、今日はそれで我慢する」

憧「…そうね。どうせ言っても聞いてくれないし」

穏乃「…だけど、一杯甘いのくれないと…拗ねちゃうよ」ムー

憧「ついでに優しくしてよね。二人だからって適当にやったら噛み付いちゃうから」ジトー

京太郎「あ…あはは…善処します…」
























【System】
新子憧の愛情度がLv13になりました
高鴨穏乃の愛情度がLv10になりました
二人はお互いの対抗心を強めつつあるようです
新子憧は奥さんは譲れないようです
高鴨穏乃は子どもや妹では嫌なようです
































【中学3年 ―― 3月第三週】

京太郎「(結局それから俺は憧としずに一日中ひっつかれてた)」

京太郎「(お陰で他の皆にプレゼント配る暇がないままホワイトデーが終わって…)」

京太郎「(まぁ、日持ちするものだったから特に問題はなかったんだけどさ)」

京太郎「(ただ渡した時にちょっと悲しそうな顔をされたのは…やっぱり一日遅れた所為だろうな…)」

京太郎「(それが申し訳ないけれど…でも、拗ねたあいつら放っておいて出かけられるような雰囲気じゃなかったし…)」

京太郎「(まぁ、当の本人たちは次の日にけろっとしてたんだけどさ…)」

京太郎「(結局、どうして不機嫌だったのか分からないままだったし…)」

京太郎「(或いはそれだけ俺に撫でられたり、お姫様扱いされるのが良かったのか…)」

京太郎「(…ま、考えても意味はないか)」

京太郎「(それより…今週は…)」




>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 玄とアルバイト
末尾38 レジェンドとリハビリ
末尾49 灼と気晴らし
末尾50 宥さんと散歩

































>>宥さんと散歩

京太郎「宥さん大丈夫か?」

宥「う、うん…大丈夫…」プルプル

京太郎「うーん…それなら良いんだけど…」

宥「」プルプルスルスル

京太郎「(足がほとんど動いていない…)」

京太郎「(いや、それでもこの寒空の中、宥さんが動けてるだけでも凄いんだけどさ…)」

京太郎「(うん…凄いんだけど…なんてーか)」

宥「うんしょ…うんしょ…」プルプル

京太郎「(なんで子どもを見てるみたいに思えるんだろうな…)」

京太郎「(俺よりも二歳も年上なんだけどなー宥さん…)」

宥「あ、あの…き、京太郎君…?」

京太郎「あ、あぁ。どうした?」

宥「…手、寒い…」プルプル

京太郎「…あぁ。分かった。繋いどいてやるから…」

宥「…うん…」ニコー


+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雑用につき+6































>>成功

宥「はぁ…」

京太郎「ゴールっと…」

宥「うぅ…暖かいの何処ぉ…」フラフラ

京太郎「あぁ。ほら、こっちだよ」スッ

宥「うぅぅ…」プルプル

京太郎「…はい。部屋の中入ったから少しはマシになっただろ」

宥「…うん…」ホワッ

京太郎「んじゃそろそろ手も繋がなくて良いかな」

宥「あ…それは…」

京太郎「ん?」

宥「も、もうちょっと…繋いでおいて欲しい…かな」カァァ

京太郎「ん?良いのか?」

宥「う、うん…だって…京太郎君の手…あったかいし…」

京太郎「そっか。んじゃもうちょっとこのままにしとくか」

宥「うんっ♪」
























【System】
須賀京太郎の雑用力が1あがりました
松実玄の雀力が1あがりました





























【中学3年 ―― 3月第四週】

京太郎「(さて…卒業式も終わって…来週からは高校生か)」

京太郎「(なんだか早いようで短い中学生活だったな…)」

京太郎「(勿論、心残りは色々あるけど…)」

京太郎「(でも、終わった後で振り返ると…凄く良い三年間だったと思う)」

京太郎「(色々な意味で成長できたし…また色んな人と仲良くなれたし…さ)」

京太郎「(阿太中を選んで良かったって…そう思える三年間だった)」

京太郎「(阿知賀でも…そういう風に思えるのかな)」

京太郎「(…いや、思えるようにしないとな)」

京太郎「(その為に…俺は阿知賀を選んだんだし)」

京太郎「(やえさんを…傷つけた訳だから)」

京太郎「(それに…それは決して俺だけの問題じゃないんだ)」

京太郎「(俺を誘ってくれた憧やしずが後悔したりしないように…最高の三年間にしないと)」

京太郎「(さて…それじゃそのためにも…今週は…)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 玄とアルバイト
末尾38 レジェンドとリハビリ
末尾49 灼と気晴らし
末尾50 やえさんに差し入れ































>>玄とアルバイト

玄「あ、京太郎君」

京太郎「よっす。中学3年最後のアルバイトに来たぞ」

玄「ふふ…そう言えばもうすぐ入学式だもんね」

京太郎「あぁ。そうなるとまた忙しくなるからさ」

京太郎「だから、今の内に少しでも金稼いでおかないと」

玄「うん?何か欲しいものでもあるの?」

京太郎「欲しいっつか…遠征やら合宿の足しに…な」

京太郎「部活になったとは言え、実績はほとんどないんだ」

京太郎「部費がどれだけ貰えるか分かんないし」

京太郎「何よりあのレジェンドが貯金なんてしてるはずないからな…」

玄「あ、あはは…確かにお金をコツコツためてる赤土さんって想像出来ないけど…」

京太郎「だろ?だから、少しでもお前らに不自由させないために俺が稼いどかないとな」




>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※バイト3加護3で+6































>>大成功

京太郎「ふぅ…」

玄「お疲れ様ー。京太郎君」

京太郎「おう。玄もお疲れ」

玄「今日はとっても気合入ってたね」

京太郎「そりゃまぁな」

京太郎「俺の働きでお前らの活躍が違うと思えば、キレも違うさ」

玄「うん。それは…それは嬉しいんだけどね」

京太郎「ん?」

玄「あの…多分、お金については大丈夫だよ?」

京太郎「え?」

玄「うちのおとーさんも穏乃ちゃんや憧のおとーさんもお金出してくれるって言ってたし…」

玄「京太郎君がそこまで必死にお金を貯める必要はないと思う」

京太郎「え…あ…そ、そう…なのか」

京太郎「そ、そっか!そうだよな!そもそも俺のためてる額なんて三桁未満って所だし…」シュン

玄「え、えっと!う、嬉しかったよ!とっても嬉しかったから!」

玄「だ、だから、そんな落ち込まないで!!」

























【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました
松実玄の好感度が1あがりました
最終更新:2014年01月25日 13:21