中学三年――1月第二週~第四週

【中学3年 ―― 1月第二週】

京太郎「(まったく…やえさんは…もう…)」

京太郎「(なんかこの前のデートからやけにスキンシップ過剰になってないか?)」

京太郎「(いや…俺としては嬉しいんだけど…嬉しいんだけどさ…)」

京太郎「(でも、どうしてそんな風にしてくれるのか分からないから…申し訳ないっていうか…)」

京太郎「(何に対してかは分からないけど…俺、このままじゃ応えられないんだよな…)」

京太郎「(あー…なんなんだこのモヤモヤ…)」

京太郎「(これは一体…どうしたら晴らせるんだよ…もう…)」

京太郎「(…なんて…考えていても…始まらないし…)」

京太郎「(とにかく今週をどうするかって…決めないとな)」




>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 やえさんと勉強
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 灼と気晴らし
末尾50 部活に顔をだす



































>>灼と気晴らし

京太郎「って言う事なんだけどさ…」

灼「…そう」ゴッ

京太郎「あ、あれ…?なんで機嫌悪いんだ…?」

灼「…別に機嫌悪くなんてない」

灼「強いて言うなら…鈍感な京太郎に呆れてるだけ」ゴゴゴ

京太郎「あ、呆れてるって顔じゃないんだけど…」

灼「…別にソレ以外に他意はない」

灼「別にお姫様抱っこされたかったとか…抵抗できないシチュを作るのにその手があったかとか思ってない」

京太郎「…なんか良く分かんないけど、とりあえずあそこにいたのが灼じゃなくてよかった事だけはよくわかった」ハァ

灼「…ちょっと悪戯しようと思っただけなのに酷…」

京太郎「お前の悪戯はたまに洒落にならないんだよ!」

灼「残念…まぁ…でも…」

京太郎「ん?」

灼「少なくとも…モヤモヤがあるみたいで安心した」

京太郎「え?」

灼「…とにかく…改善の兆しはあるって事」

京太郎「改善…?このもやもやを晴らすやり方があるのか?」

灼「……それは分からない」

京太郎「そっか…。そうだよなぁ…」










灼「でも…約束してあげる」

灼「私が…ううん。私達が必ず京太郎を救ってあげるって」

灼「元の…優しくて麻雀が大好きな京太郎に戻してあげるって…」

京太郎「元の…?」

灼「…ごめん。いきなり言われても…分からない…よね」

灼「でも…たとえ分からなくても…私の決意は変わらない」

灼「…阿知賀を選んでくれた以上…全力で京太郎の事…サポートするから…」

京太郎「はは。何をいってるんだよ」

京太郎「サポートするのは俺の方だぜ?」

京太郎「インターハイに出て活躍するのはあくまでもそっちなんだし」

灼「…うん。それはそうだけど…でも…」

灼「…私にとっては京太郎の事はそれと同じくらい大事…」

京太郎「…え?」

灼「…ふふ、ドキッとした?」

京太郎「な…なんだよ…冗談か」

灼「…さぁ、どうだろう?」

京太郎「え?」

灼「…少なくとも…私はウソを言ったつもりはない…よ?」クスッ

京太郎「う…そ、その…」カァァ

灼「ふふ…やっぱり可愛い」ナデナデ

京太郎「や、やーめーろーよー!!!」

灼「ダメ。最近、可愛がれなかったんだもん」

灼「たまにはちゃんと心からかわいがってあげないと」ニコッ




















【System】
鷺森灼と気晴らしした結果、次週の判定が大成功になります
鷺森灼は内心、小走やえに対抗心を燃やしているようです

























【中学3年 ―― 1月第三週】

京太郎「(ったく…灼の奴…)」

京太郎「(たまに頼りになると思ったら人のこと思いっきりからかって来やがって…)」

京太郎「(まぁ…その分、気持ちは楽になったんだけどさ)」

京太郎「(なんだかんだで…ああやって気楽に接してくれている分、救われているんだろう)」

京太郎「(…まぁ、だからと言って今の状況に甘んじる気はないけどな)」

京太郎「(何時か必ず仕返しを…)」

京太郎「(…ってこれ毎回言ってるような気がするな…)」

京太郎「(もしかして俺仕返しするって言いながらしてないって事は…そういうの気に入ってる?)」

京太郎「(…うん。深く考えるとなんだか思考が変な方向にいきそうだしやめておこう)」

京太郎「(それより…【2月の第二週には阿知賀の受験】があるからな)」

京太郎「(今の学力なら大丈夫だろうけど…ちゃんと勉強はしておかないと)」



>>+2
末尾146 憧と勉強
末尾27 やえさんと勉強
末尾389 玄とアルバイト
末尾50 部活に顔をだす

































>>憧と勉強

京太郎「憧ー…ってあれ?」

京太郎「(部屋真っ暗で…誰もいない)」

京太郎「(おかしいな。今日は憧はいるって聞いてたし…望さんも出てないって言ってたはずなのに…)」パチン

京太郎「(ま、いいや。もう来るって言ってたし、適当に座って待っておこう)」スッ

京太郎「(あれ…?机の上に手帳出しっぱなしになってる…)」

京太郎「(憧の奴不用心だなぁ…って…え?)」

「今日は京太郎が初詣に来てくれた。おしゃれ着じゃなかったけど、やっぱり格好良い。
でも、その隣には小走先輩がいた。
しかも、腕まで組んで…仲よさそうに話してて…その上…鼻緒が切れたからってお姫様抱っこまで…
許せない…許せない許せない許せない許せない許せない
京太郎は私のものなのに…小走先輩に取られるなんて…
許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない
京太郎は私の王子様なのに…他の人をお姫様抱っこするなんて…
許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない
それでもまだフラフラするような…王子様なんて…王子様なんて…」

京太郎「……」ゴクッ

京太郎「(…ここで途切れてる…)」

京太郎「(続きは…次のページか…?でも…流石に見るのは…)」

京太郎「(だけど…尋常じゃない様子だし…俺…これ…)」

京太郎「(…すまん!憧…!)」スッ

京太郎「…え?」













「殺 し て あ げる 」 




京太郎「……え?」

憧「…ねぇ、京太郎」

京太郎「う、うわぁぁ!?」










憧「…ふふ。驚いた?」

京太郎「…え?」

憧「普通に考えて、これみよがしに手帳置いとく訳ないでしょ」

京太郎「あ…あぁ…そうだよ…な」ホッ

京太郎「てか、お前どこから…」

憧「そこのクローゼットに隠れてたのよ。誰かさんは手帳に夢中で気づかなかったみたいだけど」

京太郎「う…面目ない…」

憧「…ふふ、まぁ、上手くいったみたいで気分が良いから許してあげる」

憧「…それにちゃんと釘を刺す事くらいは出来たみたいだしね」

京太郎「え?釘って」

憧「ううん。何でもない」

憧「それより勉強しに来たんでしょ?」

憧「受験も近いんだしちゃんと追い込み始めないとね」

京太郎「あ、あぁ…そうだな…」


>>+2
雀力バイト力雑用力からお選び下さい
































憧「じゃ…今日はここまでにしましょ」

京太郎「おう…今日もありがとうな」

憧「ううん。あたしもこうして京太郎の側にいれると嬉しいし」

憧「…それこそ…縛り付けて監禁したいくらいに」

京太郎「や、止めろよそういう冗談言うの」

京太郎「さっきの本当に肝が冷えたんだからな」

憧「……」

京太郎「…アレ?憧?」

憧「ふふ、そうね。冗談…冗談だから」

憧「あ、それより…そろそろジュースのおかわりいるでしょ?入れてきてあげる」

京太郎「あ、あぁ。ありがとうな」

京太郎「(…ってあれ…そう言えば…)」

京太郎「(俺、憧にやえさんにした事言ったっけ?)」

京太郎「(…まるでずっと見ていたように事細かに書いてあったんだけど…)」ブルッ

京太郎「(い、いや…気のせいだよな…うん。気のせいだ)」

京太郎「(そんな事あるはずないって…うん)」

憧「……ふふっ」

























【System】
須賀京太郎の知力が2あがりました
須賀京太郎のバイト力が1あがりました
新子憧は………のようです


































【中学3年 ―― 1月第四週】

京太郎「(それからの憧はいつもどおりだった)」

京太郎「(何時も通り俺に抱きついて、何時も通り横でご飯食べて、何時も通り風呂に入ってから添い寝してやって…)」

京太郎「(背中撫でてやったらまるで子どもみたいな顔で眠って…俺のシャツ掴んで…)」

京太郎「(…うん。普段通りの…新子憧だったよな)」

京太郎「(…それなのにどうして寒気が止まらなかったんだろうな)」

京太郎「(まるで薄氷の上を踏んで…もう今にも崩れてしまいそうなそんな空恐ろしさを感じた)」

京太郎「(…ま、憧がそんな事するはずないし、気のせいだろ)」

京太郎「(それより…今週は…)」





>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 やえさんと勉強
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 灼と気晴らし
末尾50 部活に顔をだす
































>>部活に顔を出す

京太郎「」チラッ

京太郎「(…よし。今日は誰もいないな…)」

京太郎「(雑用するなら今のうち今のうち…)」

憧「ってあんた何やってるの?」

京太郎「うひゃあ!?って…憧か」

憧「コソコソしながら教室出て行くと思ったら…あんたやっぱり…」

京太郎「う…い、いや…別に良いだろ」

京太郎「今日は三年生昼までなんだし…これくらいやってやってもさ」

憧「まぁ…今更、アンタがそれをやめると思ってないから別に良いけどね」ハァ

憧「でも…あたしも手伝うからね」

京太郎「いや…でも…」

憧「良いから。一人で全員分の雑用するなんて大変でしょ?」

憧「女子部の方くらいはあたしがやっといてあげるから早く終わらせて帰るの」

憧「そもそもあたしもあんたも受験を控えてるんだから…こんな事やってる暇ないんだからね」

京太郎「ぅ…すまん…」

憧「はい。謝るくらいなら手を動かす」

憧「皆が帰ってきたらまた萎縮させちゃうでしょ」

憧「その前に終わらせて撤収しないとね」

京太郎「…そうだな。そうするか」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雑用力で+5されます


































>>成功

京太郎「よし…こんな所かな」

憧「うん。時間的にはギリギリだけどなんとかなったんじゃないかしら」

京太郎「そうだな。ちゃんと掃除も出来たし…床もピカピカになったしな」

憧「まぁ…個人的にはあんたがほぼ一人でやり遂げたってのが気になるけど」

京太郎「そりゃ雑用としての年季の違いだよ」

京太郎「俺の中には次に何をどうすれば良いのかってのが最適化されて入ってるからな」ドヤァ

憧「うん。凄いと言えば十分凄いけどね…」

京太郎「んじゃ、そろそろ後輩たちも来る頃だし帰ろうぜ」スッ

憧「そうね。鉢合わせになると一番気まずいし」ギュッ

京太郎「あ、そうだ。ついでだし、帰りに何かおごってやるよ」

憧「あ、じゃあ、あんまんが良いな」

京太郎「お前好きだなーホント」

憧「べ、別に良いでしょ。美味しいんだもん」

























【System】
須賀京太郎の雑用力が1あがり、補正値が6になりました
最終更新:2014年01月25日 12:55