中学三年――クリスマス

【中学3年 ―― 12月第四週】

京太郎「(さて…もう少しでクリスマスだな)」

京太郎「(色々年末に向けて勉強とかやってたから遅れたけど…)」

京太郎「(そろそろ阿知賀の皆に連絡するか)」

京太郎「(流石にコレ以上遅れたら、相手方が予定立たなくなるしな)」

京太郎「(さて…でも、誰から連絡しよう?)」




>>+2
末尾16 憧
末尾27 しず
末尾38 灼
末尾49 玄
末尾50 宥さん
※同じ判定がもう一回あります

































>>宥さん

プルル

宥「…はい。もしもし?」

京太郎「あ、宥さん。こんにちは。今、大丈夫か?」

宥「うん。今、家計簿つけてただけだから…どうかしたの?」

京太郎「あぁ。今年の24日と25日だけど…時間あるか?」

宥「ふぇっ!?」

京太郎「ん?」

宥「え…あ…い、いや…その…」

京太郎「あー…やっぱりダメか?」

宥「あ…いや…その…」

京太郎「ごめんな…もうちょっと早く言ってやればよかったんだけど…」

京太郎「忙しいのとちょっと恥ずかしくて…決心つかなくってさ」

宥「そ、そ…そう…なんだ…」

京太郎「あぁ。でも、予定入ってるなら…仕方ないよな」

宥「え…えっと…あの…」

京太郎「うん?」

宥「…わ、私で…良い…の?」

京太郎「当たり前だろ」

京太郎「つか、宥さんいないと(玄も来ないだろうしパーティが)寂しいよ」

宥「そ、そう…なんだ…えへ…」

京太郎「ん?」

宥「あ…ううん。何でもない」

宥「私は…大丈夫…だよ」

宥「一杯、おめかしして行くから…」

京太郎「?あ、そんな無理しなくて良いんだぞ」

宥「う、ううん!誘ってくれて…私…あ、暖かかった…から」

宥「だから…その…えっと…」

宥「た、楽しみにしてる…ね」

京太郎「おう。俺も楽しみにしてるよ」










京太郎「(よし。宥さんはなんとか誘えたな)」

京太郎「(でも、なんでおめかしなんてするんだろ?)」

京太郎「(適当に集まるだけのパーティーなんだけど…)」

京太郎「(アレ?俺…そう言えばそれ言ったっけ?)」

京太郎「(…でも、頷いてくれたって事は言ったんだよな…勿論)」

京太郎「(って場所は言ってなかったっけか)」

京太郎「(後でちゃんとメールしておかないと)」

京太郎「(まぁ、それよりも次は…))」

>>+2
末尾16 憧
末尾27 しず
末尾38 灼
末尾49 玄
末尾50 安価が下にズレる

































>>憧に連絡


プルルル…ガチャ

憧「もしもし」

京太郎「おう。憧、今、大丈夫か?」

憧「あ、ちょっと待って」カチカチ

京太郎「ん?何やってるんだ?」

憧「ネト麻…最近、麻雀やってなくて腕が鈍っちゃってるから…っと」

憧「やった!捲って一位!!」

京太郎「お、おめでとう」

憧「あ…ぅ…」

憧「き、聞いてた?」

京太郎「あぁ。バッチリ」

憧「う…うぅぅ…わ、忘れてよ…」

京太郎「なんだよ。別に恥ずかしい事じゃないだろうに」

憧「わ、私は恥ずかしいの!」

京太郎「そうか?…あ、んじゃ、よかったらで良いんだけどさ」

憧「…ん?」

京太郎「24か25日、時間空けてくれないか?」

憧「………………ぇ?」










憧「え…?あの…え?」

京太郎「急な話で悪いんだけどさ…でも、俺…(皆に)会いたくなって」

京太郎「何も予定ないなら俺の家に来てくれないか?」

憧「あ、ああうあうあうあうあうあのあのあのあのそれ、それって…」

京太郎「ん?」

憧「…そ、そういう…事?」

京太郎「え?そういう事って?」

憧「だ、だから…えっと…つ、付き合ってとか好きとかそういう…」

京太郎「?あぁ…勿論、(パーティに)付き合って欲しいんだけど…」

憧「ぅ…」ジワッ

京太郎「え!?あ、憧!?」

憧「…ふえぇぇ…」

京太郎「え?ちょ…な、なんで泣いてるんだ!?」

憧「…そんなの…そんなの決まってるじゃない…」

憧「私…嬉しい…嬉しいの…」

京太郎「そう…なのか?」

憧「うん…だって…ようやく想いが実って…」

京太郎「…あ、なんだ。そんなに(クリスマスパーティを)したかったのか」

憧「ふきゅっ!?」










憧「そ、そそそそそそんな訳ないでしょ!?」

京太郎「そうなのか…俺はそのつもりだったんだけどな」

憧「そ、そのつもり!?」

京太郎「あぁ。だって…折角のイベントな訳だしさ」

憧「ぅ…うぅ…」

憧「でも、い、幾らなんでも早すぎ…ない?」

憧「も、勿論…あたしも何時かそうしたいと思ってたわよ?でも、流石に昨日の今日でってのは…その…」

京太郎「あー…そうだよな。やっぱ急過ぎるか…」

憧「う、うん…や、やっぱりそういうのは二ヶ月くらいが目安って雑誌にも書いてあったし…あの…」

京太郎「じゃあ、来年だな」

憧「ら、来年!?」

京太郎「え?何かおかしいか?」

憧「ら、来年はちょっと…そ、そこまで焦らさなく…じゃない。待たせなくても良いんじゃないの?」

京太郎「いや…でも、やっぱり(クリスマスパーティなんだから)来年じゃないとな」

憧「そ、そこまであたし…絶対に待てないよぉ…」

京太郎「…ん?」

憧「…………わ、分かった…」











憧「あ、あたしも…か、覚悟決めたから…」

憧「で、でも…あたし初めてなんだから…ね…」

憧「や、優しくしてくれないと…絶対…い、嫌…なんだから」

京太郎「ん…?あぁ…勿論、優しくするぞ」

京太郎「俺も(こんな人数で集まってパーティなんて)初めてだから勝手が分からないけどさ」

京太郎「でも、必ず憧に満足して貰えるように頑張るから」

憧「ふきゅんっ」

京太郎「ん?」

憧「あ…今のでちょっとキュンって…」

京太郎「どうした?大丈夫か?」

憧「な、何でもない!そ、それより…クリスマスに京太郎の家ね!」

憧「じゃあ…あの…わ、あたし準備とか色々あるから」

京太郎「準備?いや…そのへんのは俺がちゃんと…」

憧「い、良いの!お、女の子には一杯、必要な物があるんだから!!」

憧「そ、それより…く、クリスマスよろしく…ね」

京太郎「お、おう…」









【中学3年 ―― クリスマス当日】

宥「(…まさか須賀君からクリスマスパーティに招待されるなんて…)」

宥「(まったく想像してなかったなぁ…)」

宥「(でも、私、今…ポカポカして…)」

宥「(凄い…良い気分)」

宥「(何時もなら寒くて動けないお外も…一杯頑張れて…)」

宥「(ちょっとずつだけど…私、先に進めてる)」

宥「(…それは…きっと須賀君のお家が暖かいからってだけじゃないよね)」

宥「(カピーちゃんがいたり…温室があったりするだけじゃない…)」

宥「(それは…きっと須賀君がとっても暖かい人で…だから…私…)」

宥「(今、こんなにも寒いのに…玄ちゃんも側にいないのに頑張れて…)」

宥「(…でも、そう言えば玄ちゃんは何してるんだろう?)」

宥「(この前から凄いウキウキして昨日の夜、服も一生懸命選んでたみたいだけど…)」

宥「(…もしかして好きな人でも出来たのかな?)」

宥「(…そうだよね。だって…今日はクリスマスイブだし…)」

宥「(…わ、私も…須賀くんと…今日そうなっちゃうの…かな)」カァァ

宥「(は…恥ずかしい…けど…あ、あんまり…嫌な気分じゃない…し)」

宥「(も、勿論エッチな事はダメだけど…でも…須賀君はそういう乱暴な人じゃないし…)」

宥「(最高の夜にしてくれるって言ったから…きっと暖かいの一杯くれる…よね?)」

宥「(がんばった分…私にご褒美として一杯…暖かいの…くれるはず…って)」

宥「え?」

玄「え?」

灼「え?」

穏乃「ぅ?」

憧「…え?」









宥「…あれ?皆…」

玄「お、おねーちゃんまで…どうしてここに?」

灼「私は…京太郎に誘われて…」

穏乃「…え?灼さんも」

憧「…しずがそういうって事は…つまり…」


ガチャ


京太郎「お、皆、早かったな」

京太郎「ご馳走も準備してるし皆、早く入ってくれよ」

宥「…」ブルブル

玄「…」ジー

灼「…」ゴッ

穏乃「…」モヤモヤ

憧「…」ジワッ

京太郎「…あ、あれ?」

灼「…とりあえず入ろう」

憧「そう…ね。話し合いは…とりあえず中で…」

玄「…うん。おねーちゃん大丈夫?」ソッ

宥「寒い…寒いよ玄ちゃん…」ギュッ

穏乃「ぅー…ぅー…」

京太郎「え?あれぇ…?」








【須賀邸リビング】

憧「はい。そこ正座」

京太郎「え…いや…」

灼「正座」

京太郎「あ、はい…」スッ

憧「で…これは一体、どういう事?」

京太郎「いや…阿知賀進学決まったから…皆で親交を深めるのにパーティしようと思って…」

灼「…それでどうしてクリスマスに?」

京太郎「いや…だって、そういうのかこつけないと皆の予定が合わないかなって…」

玄「…じゃあ、どうしてちゃんと言ってくれなかったの?」

京太郎「え?俺…言ってなかったっけ?」

宥「…来てって事しか…聞いてないよ…」

京太郎「え…ウソ、マジか…ごめん…」

穏乃「京ちゃんの馬鹿ぁ…」

京太郎「ぅ…」

京太郎「で、でも、皆、今日はすげー気合入れてくれたんだな!」

京太郎「皆ドレスとか着てくれて…しずも今日はジャージじゃなくてスカートだし…」

京太郎「み、皆、似合ってるぞ」

憧「…えぇ。そうね…」ゴゴ

玄「…うん。そうだね」メラメラ

灼「……京太郎」ゴッ

宥「……あったかくない…」ビュォォ

穏乃「えへへー…♪」ニパー







憧「…はぁ…でも…こうして皆で集まるのは久しぶりよね」

穏乃「そうだね…どれくらいぶりだろ」

玄「子ども麻雀教室があった頃はおねーちゃんがいなかったから初めてかもしれないのです」

宥「うん…だから…良い機会ではある…よね」

灼「…確かに…阿知賀麻雀部として再出発する前にはあった方が良いかもしれな…」

灼「…でも、そんなの当の本人に目の前で言う筆頭はないと思…」グリグリ

京太郎「い、いてててて…!あ、足痺れてるんだって!!」

憧「あ、灼。あたしもやらせて」

玄「…今回ばかりは私もやりたいかな…」

宥「…暖かいのくれなかった須賀君にはお仕置きが必要だよね…」

穏乃「えっと…皆、あんまり京ちゃんイジメちゃだめだよ?」

憧「大丈夫。イジメじゃないから」

灼「…そうそう。これはじゃれあい…」

穏乃「じゃあ、大丈夫だね!」ニコッ

京太郎「い、いや!大丈夫じゃねぇって!!」

京太郎「いや、ちょ…ま…待って…!反省してる!反省してるから…だから…!!」

京太郎「ぬ、ぬわあああああああああ!!!!」







>>+2
末尾16 憧
末尾27 しず
末尾38 灼
末尾49 玄
末尾50 宥さん
※ヒロインイベント安価です
この安価で選ばれたヒロインとイチャイチャします(多分



































>>しず

京太郎「ぅぅ…」

穏乃「京ちゃん、大丈夫…?」

京太郎「お、おう…だ、大丈夫だぞ…」フルエゴエ

穏乃「う…辛そう…擦ってあげようか?」

京太郎「い、いや、それは逆効果だから止めてくれ…」プルプル

穏乃「えっと…えっと…じゃあ…はい」スッ

京太郎「ん…?」

穏乃「そうやって膝立ちになってプルプルするの辛いよね?」

穏乃「だから…私が受け止めてあげる」ニコー

京太郎「…いや、でも…」

穏乃「良いから…ほら」ギュッ

京太郎「ぅ…」

穏乃「これで少しは楽になった?」

京太郎「…いや、あんまり…」

穏乃「えぇ…な、何が足りないんだろ…」

京太郎「…そもそも痺れてるから震えてるんであって支えは関係ないぞ」

穏乃「あ…それもそっか…」











京太郎「…ま、でも…良い気持ちだけどな」

穏乃「…本当?」

京太郎「あぁ。こうやってしずに支えてもらうと…安心する」

穏乃「えへへ…そっか」ギュッ

京太郎「ちょ…こら、苦しいだろ」

穏乃「ごめんね。でも…今、私…凄いこうしたくて…」

穏乃「京ちゃんの事ぎゅって…してあげたくて…」

京太郎「あー…ま…お前には庇って貰った恩もあるし…な」

京太郎「ちょっとだけだぞ…」

穏乃「…うん…えへー♪」ナデナデ

京太郎「ったく…ここぞとばかりに撫でやがって…」

穏乃「嫌?」

京太郎「…お前に甘やかされてると思うと嫌かな」

穏乃「ぅー」

京太郎「はは。冗談だよ」

京太郎「優しくて結構安心する」

京太郎「まさかお前にそんな事言う日が来るなんてな」

穏乃「何時もは私がされてる側だもんね」

京太郎「自覚してるならもうちょっと抑えろよ」

穏乃「えー…それは嫌…かなぁ」












穏乃「だって、京ちゃんにギュってされると…お腹の中キュンってして…体から力抜けて…」

穏乃「凄い幸せな気分になっちゃうんだよ」

穏乃「お風呂の時の何倍も気持ち良いんだから止められるはずないよ」

京太郎「まったく…素直なのは良いけど…そういうところまで素直なのはアレだよな…」ナデ

穏乃「んん…っ♪」

京太郎「…これで少しは恩返し出来てるか?」

穏乃「…うん。十分だよ」

穏乃「京ちゃんに背中撫でられるの凄い安心する…♪」

京太郎「そっか。じゃあ、少しの間、このまま…」

憧「…ね」

灼「…京太郎」

玄「何をやってるのかなーって…」

宥「…思うんだけど…」

京太郎「え…い、いや・・・これは…」

憧「ちょっと目を離した隙にしずにセクハラなんて良い度胸ね」ニコッ

灼「これはちょっと念入りにちょうきょ…教育が必要…」

玄「おねーちゃんそっちもって」スッ

宥「うん…あったかいの独り占めはダメだよ」ギュゥゥ

京太郎「え…その…これ…もしかして…」

憧「ね、知ってる?足の痺れってつまり結構が悪くなってるから…」

灼「…皆でマッサージしたらすぐに治る」

玄「大丈夫だよ。私たちおとーさんのマッサージで慣れてるから」

宥「すぐに暖かくしてあげるね」

京太郎「ちょ…いや、今ようやく治りかけてきたとこ…」










京太郎「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃ」
最終更新:2014年01月24日 07:12