中学三年――11月第一週~第四週

【中学3年 ―― 11月第一週】

京太郎「(それから憧はずっと俺の上着握りしめてた)」

京太郎「(とりあえず代わりのシャツとか色々買ったんだけどこれが良いって中々、手放さなくて…)」

京太郎「(…当日がカンカン照りで若干、熱いくらいで助かったな…)」

京太郎「(お陰で服も早く乾いたし、合流する時には何とかなった)」

京太郎「(…でも、そう言えばなんで憧はブレザーも何も準備してなかったんだ?)」

京太郎「(もう十一月だから夜には寒くなるって分かってただろうに)」

京太郎「(ま…いっか。憧だって忘れ物をする事くらいあるだろ)」

京太郎「(それより…今週は…)」



+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 やえさんと勉強
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 灼と気晴らし
末尾50  部活に顔を出してみる

































>>部活に顔を出してみる


京太郎「よーっす…久しぶり」

W「あっ!し、師匠!!」

W「どうかされたんですか!?」

京太郎「いや…たまには気晴らしに雑用でもしようかと思ってさ」

α「んで、俺らはその付添いな感じ」

β「ま…こいつ一人だとまた暴走してやりすぎるかもしれないしさ」

京太郎「そんな事しないっての…」

α「どうだか」

β「ま…程々にしとけよ」

β「俺達も後輩の面倒を軽く見る程度にしとくからさ」

α「二度目のカタストロフの時は既に目前まで迫っているからな」

α「ゼロが優先すべきはまずそちらだ」

京太郎「うぅ…耳が痛い…」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雑用につき+5
































>>成功

京太郎「っと…こんなところかな」

W「さ、流石は師匠…アレだけの汚れがあっという間に…」

京太郎「あ、これ差し入れ。適当に作ってきたから皆で分けとけよ」

W「さらに差し入れまで…」

京太郎「はは。まぁ、OBが部活に顔をだすなんて鬱陶しい話だしな」

京太郎「こういうお土産くらいはないと」

W「そ、そんな事ないですよ!!俺達はいつでも師匠の事を待ってます!」

京太郎「はは。ありがとうな」

京太郎「ま、俺も雑用は気晴らしに丁度良いからさ」

京太郎「また来させてもらうよ」

W「はい!お待ちしております!!」




















【System】
須賀京太郎の雑用力が1あがりました

























【中学3年 ―― 11月第二週】

京太郎「(雑用ってやっぱり良いよな)」

京太郎「(部屋を磨くのと同時に心まで磨かれていくような感じさえするぜ…)」

京太郎「(まぁ、それはαたちが言うには少数派で、しかも、変態性癖に近いらしいんだけどさ)」

京太郎「(おかしい…こんなにも晴れ晴れとして気分になれるというのに少数派だなんて…)」

京太郎「(ま…つっても、進路に答えが出る訳じゃないんだけどさ)」

京太郎「(でも…)」

京太郎「(…【11月四週の期末テス】ト…それまでが終わった後くらいには答えを出しておかないとな…)」



+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 やえさんと勉強
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 灼と気晴らし
末尾50  部活に顔を出してみる
































>>さらに部活に顔を出してみる

京太郎「(さて、前回は部活の最中に顔を出したから変に目立ってしまった)」

京太郎「(お陰で後輩たちに無用な緊張を与えたのは事実だ)」

京太郎「(だけど、今回の俺はそれを完全に克服した…!!)」

京太郎「(そう!部活が始まってからがダメならば!!)」

京太郎「(部活が始まる前にやれば良いだけ…っ!)」

京太郎「(この俺が欲しいのは賞賛ではない…!)」

京太郎「(部室が綺麗になるという結果よ!!)」

京太郎「(ソレ以外はどうでも良かろうなのだーーァ!!)」

>>+2
00~50 成功
51~99 失敗
※雑用+5
































>>大成功

京太郎「ふぅ…」

β「…おい、須賀」

京太郎「うぇ!?って…βか」

β「…じゃねぇよ。何してるんだ」

京太郎「何って…その…あ」

京太郎「(…やべ。見つかる前に終わらせようと思ってたのに…)」

β「はぁ…まったくお前は…」

京太郎「あ、あはは…」

α「あははじゃない。そういうのは逆効果だっての」

α「物事はメビウスの輪のように表裏一体なんだからな。そういうのもうちょっと考えろよ」

京太郎「…面目ない…」

β「…ま、お前がなんか悩んでるのは分かるけどさ」

α「…それならそれで雑用せずに俺たちに相談すれば良いだろ」

京太郎「お前ら…」

β「…いい加減、付き合いも長いんだしさ」

α「新子ほどじゃなくても友達付き合いくらいさせてくれよ」

京太郎「…あぁ。ありがとうな」










京太郎「…って事なんだけど…」

α「あー…そりゃ悩むよな…」

β「…まぁ、ソレ以上に俺はお前が羨ましくて仕方がないけどさ」

京太郎「え?」

β「え?じゃねぇよ。完全にお前巡って小走先輩と幼馴染が取り合いしてるじゃないか」

京太郎「あー確かにそういう見方もあるか」

α「寧ろそういう見方しかできない気がするけどな…」

京太郎「はは。でも、そういうんじゃないって」

京太郎「俺なんかに皆は勿体無いよ」

α「はぁ…これでインターミドルチャンプなんだもんな」

β「…正直、何かの間違いなんじゃないかって思う時があるけど」

京太郎「え?」

β「なんでもない。それより…そうだな…」







β「俺だったら…阿知賀を選ぶな」

β「お前にとっての原点はそこで…そしてそこに戻ってきて欲しいって言われてるんだろ?」

β「それに小走先輩は晩成じゃなくても大丈夫って言ってくれてる訳だし」

β「成績的にもここは阿知賀を選ぶのが確実だろう」

α「我は晩成を推そう」

α「βの言う事は尤もだが、我の考えは違った」

α「一番、最初に約束してるのは小走先輩であり、それを優先するのが男として当然の筋だろう」

α「それにゼロは今、小走先輩と個人レッスン…もとい修行をしているのだ」

α「秋季大会前で調整やらある身で付き合ってくれている先輩に報いる方法というのはそれしかないだろう」

α「それに晩成に入れなくても、阿知賀をすべり止めにする事は可能だ」

α「故にここはまずギリギリまで晩成を目指すべきだと我は思う」

京太郎「うーん…」








β「…ま、これはあくまで俺達の場合だし」

α「ゼロの考えが違うのもまた当然だろう」

β「須賀は須賀なりの答えを出すべきだと思うぞ」

京太郎「…あぁ。そうだな…」

β「ま、どっちにしても俺たちは付き合ってやるよ」

α「そうだな。我ら三人既に前世より固い絆で結ばれている仲間なのだから」

京太郎「…良いのか?」

β「前世云々は嫌だけど…まぁ、もう三年一緒だった訳だしな」

α「……それに今のお前は放っておけねぇよ」

京太郎「…俺?」

β「…やっぱり気づいてないんだな」

α「…ある意味羨ましいというか…なんというか…」

京太郎「…???」

β「ま、とにかく…そうやって気晴らしするんならネト麻でもやろうぜ」

α「確かそっちからは阿知賀の伝説から禁止されてないんだろ」

京太郎「あぁ」

β「よし。じゃあ、今日こそ須賀のヤツを飛ばしてやらないとな」

α「普段、麻雀でボコられてる分、たまには仕返ししねぇと」

京太郎「ちょ…!や、やめろよ!そういうイジメみたいな真似!!」
















【System】
須賀京太郎の雑用力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が0.5あがりました






























【中学3年 ―― 11月第三週】

京太郎「(結局、アレから二人にネト麻でボコられる結果になった)」

京太郎「(なんだかんだで…俺、結構、能力の事頼りにしてたんだな)」

京太郎「(それがないのは無性に寂しかったけれど…でも、意外と面白かった)」

京太郎「(これからはネト麻重視で行くのも良いかもな…なんて)」

京太郎「(ま…それより…来週からはテストだ)」

京太郎「(そろそろ本腰入れないとな)」

+2
末尾160 憧と勉強
末尾257 やえさんと勉強
末尾38 玄とアルバイト
末尾49 灼と気晴らし


































>>灼と気晴らし

京太郎「って事でさ…俺どうすりゃ良いんだろう」

灼「…それについてはノーコメントで」

京太郎「あー…やっぱり自分で考えなきゃダメか?」

灼「…違う。寧ろ…逆」

京太郎「え?」

灼「私だと…京太郎を阿知賀に引き込みたくなるから」

京太郎「え?」

灼「…忘れたの?私だって阿知賀に通ってるんだよ」

京太郎「いや…でも…今までそんな素振り…」

灼「…だって、今まではそれが京太郎の邪魔になるって分かってたし」

灼「でも、京太郎はハルちゃんと麻雀しないって約束したんだよね?」

京太郎「…あぁ。ま…当分の間って話だったけど…」

灼「でも、何時までって決まってないなら晩成に行っても辛いだけ」

灼「それに…晩成に誘ってくれた先輩は三年なんでしょう?」

灼「でも、阿知賀なら穏乃や憧が一緒に最後まで居られる」

京太郎「う…それは…」

灼「…それに阿知賀に来てくれたら私…一杯サービスしてあげるかも」

京太郎「さ、サービス?」

灼「うん…京太郎がしたい事…一杯してあげるよ?」

灼「そういうの興味津々な年頃だし…したい…よね?」

京太郎「ぅ…」






京太郎「か、からかうなっての!!」カァァ

灼「ふふ…まぁ、バレちゃった…」クスッ

灼「でも、こんな風になるから…私は今回、役には立てない…よ」

京太郎「そっかぁ…」

灼「うん。…でも…ね」

京太郎「ん?」

灼「…もし、阿知賀を選んでくれたら…サービスしてあげるってのはウソじゃないから」

京太郎「え?」

灼「それがどんなサービスになるかは…京太郎次第だけど」クスッ

京太郎「それってどういう…」

灼「そのままの意味だよ」

灼「それより…ほら、京太郎の番」

京太郎「ん…分かった」


















【System】
鷺森灼の好感度が1あがりました
鷺森灼の好感度が99に到達し、キャップがかかります
コレ以上の上昇はイベントを済ませてください
鷺森灼の加護により次週の判定が自動的に大成功になります
































【中学3年 ―― 11月第四週】

京太郎「(ったく灼の奴…)」

京太郎「(…でも…そうだな…)」

京太郎「(憧やしず、やえさん以外に…阿知賀に来て欲しいって思ってくれてる奴はいるんだ)」

京太郎「(勿論、それで進学先決めるような真似はしないけど…)」

京太郎「(…でも、やっぱり頭の片隅にはどうしても残るよな)」

京太郎「(俺…本当にどうしたら良いんだろう…)」

京太郎「(勿論…灼や憧の気持ちには応えたい…でも…)」

京太郎「(…やえさんの期待に応えたい気持ちも強くて…)」

京太郎「(あー…このまんまじゃテストにも身が入らねぇよ…)」

京太郎「(ホント…どうするかなぁ…)」


+2
末尾146 憧と勉強
末尾2570 やえさんと勉強
末尾389 玄とアルバイト




































>>やえさんと勉強

やえ「あ、京太郎君、こっちこっち」

京太郎「あー…悪いな、今回も待たせて」

やえ「ううん。たまたまこっちの授業が早く終わっただけだし」

やえ「それに今はこっちもテスト期間中だしね」

京太郎「それなのに俺と勉強してて良いのか?」

やえ「これでも成績は良いほうだからね」ニコッ

やえ「それに私は麻雀の特待生で点数低くても補習はないの」

京太郎「へー…そういう制度まで…」

やえ「うん。だから、こうして京太郎君と一緒でも大丈夫」

やえ「それより…テスト前だし…先に急いでやる分だけやっちゃおうか」

京太郎「あぁ。頼む」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※知力5関係3で+8されます



































>>大成功

やえ「…うん。いい感じ」

京太郎「そうか?」

やえ「うんうん。やっぱり基礎が出来てて、京太郎君の物覚えも悪く無いから」

やえ「予想よりずっと早いペースで進めてるよ」

やえ「このままなら晩成入学も夢じゃないかも…あ」

京太郎「…」

やえ「…ごめんね。えっと…私」シュン

京太郎「…いや、良いんだ」

京太郎「そもそも…やえさんはそうなれるように俺に勉強を教えてくれている訳だろ」

やえ「…うん」

京太郎「少なくとも…俺も今はそのつもりだしさ」

やえ「…今は?」

京太郎「あぁ。その…ウソ吐いても仕方ないから…はっきり言うけど…」

京太郎「…俺、阿知賀に来ないかって今、誘われていて…」

やえ「そう…なんだ…」

京太郎「…うん…」










やえ「それなら…阿知賀に行ったほうが良いよ」

やえ「今の京太郎君の成績なら…阿知賀なら大丈夫だろうし」

やえ「無理して晩成に入っても勉強着いて行くのは大変だろうから」

やえ「特待生取れれば良いんだけど…麻雀出来ないんじゃそれも厳しいから…」

やえ「私と一緒に居られるのも一年だけだもん。三年全部ふいにする事はないし」

やえ「えっと…えっと…だから…」ポロッ

やえ「あ…あれ…お、おかしいな…」グジグジ

京太郎「…やえさん…」

やえ「…ごめん。覚悟してたのに…私、こんな…」

やえ「期待なんてしてなかったのに…わ、私…」

京太郎「やえさん…俺…っ」

やえ「ごめん…今日は…帰る…ね」

やえ「さ、流石に泣き顔見られるの…嫌だし…」

やえ「き、京太郎君の前では…頼れるお姉さんで居たいから…さ」

京太郎「っ…やえさ…」スッ

やえ「…ダメ!」パシッ

京太郎「えっ…?」

やえ「…今、優しくされたら…私、凄い…卑怯なこと言っちゃうから」

やえ「晩成を選んでもらう為ならなんだってするって…そんな気持ちになってるから」

やえ「だから…今は…ダメ」

やえ「優しくしないで…放っておいて…」

京太郎「…はい」

やえ「…じゃあ…ね」タッタッタ


















【System】
須賀京太郎の知力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が0.5あがりました
小走やえは意外と重いタイプのようです
最終更新:2014年01月24日 06:03