中学三年――9月イベント

【中学3年 ―― 9月】

京太郎「(にしても…憧の奴にも困ったもんだよなぁ…)」

京太郎「(そもそも俺は胸でそういうの選んでる訳じゃないって全然聞いてくれなかったし…)」

京太郎「(つかあいつだって決してない訳じゃないのに…なんであんな風に言うんだろうなぁ…)」

京太郎「(そりゃ…まぁ、男としてはやっぱりおもちがあった方が良いけどさ)」

京太郎「(でも、それだけで行動基準や接し方変えるほど世の中の男は馬鹿じゃねーっての)」

京太郎「(実際の好みとまったく真逆な相手と結婚したーなんて話も良く聞くし)」

京太郎「(…でも、結婚かー)」

京太郎「(俺も何時かはするんだろうなぁ…)」

京太郎「(でも…俺の結婚相手とかまったく想像出来ないな)」

京太郎「(まぁ、適齢期のまだ半分程度しか生きてない訳だけど)」

京太郎「(…そういや未来の結婚相手がテレビに映るっていう噂あったっけか)」

京太郎「(今度それを試して…)」ブルル

京太郎「…ん?メール…?」








From:小走やえ
Subject:重要な話があるんだが
今から家に行っても良いか?

京太郎「(あれ…やえ先輩からだ)」

京太郎「(でも、重要な話ってなんだろう?)」

京太郎「(そもそもメールで先輩モードになってるなんて珍しいな)」

京太郎「(普段は大体、女の子っぽい口調で書いてくれてるのに)」

京太郎「(…それだけ重要な要件って事か)」

京太郎「(何があるか分かんないけど…麻雀も出来なくて暇だし…)」

京太郎「(大丈夫ですよっと送信)」ピッ

京太郎「(ふぅ。んじゃ、いまの間に部屋の片付けでも…)」


ピンポーン


京太郎「…あるぇ…?」









京太郎「…」ガチャ

やえ「えっと…こ、こんにちは…!ほ、本日はお日柄も良く!」カチコチ

京太郎「あー先輩。俺ですから」

やえ「あ、あぁ…須賀君か…」

やえ「てっきりご両親が出てきたものかと…」

京太郎「はは。すんません。上から先輩がいるの見えたもんですから」

京太郎「あんまり待たせちゃいけないと思って急いで降りてきたんですよ」

やえ「ふふ…それじゃその心意気に免じて許してあげる」

京太郎「ありがとうございます。…ってその袋なんですか?」

やえ「あ、これ?えっと…時間が時間だから良ければお夕飯作ってあげようと思って」

京太郎「え、いや…でも…」

やえ「大丈夫。私だって家庭科の授業はちゃんと受けてるんだから」

京太郎「いや…そういう意味じゃなくて…」

やえ「え?」









【リビング】

やえ「…あ、カレーがもうあったのね…」

京太郎「えぇ…その…昨日から親がデートしに行ってるもんですから」

京太郎「俺の晩飯用にって作ってくれて…」

やえ「そ…そう…なんだ」シュン

やえ「そうだよ…ね。いきなり来たんだもん。須賀君の都合とかもあるよね…」

京太郎「…あー…」

京太郎「い、いや、でも、やえ先輩の料理食べたいなー」

やえ「え…?」

京太郎「最近、カレーばっかりで飽きてきたし、他の誰かの手料理食べたいなー」

やえ「…ふふ」

やえ「分かった。じゃあ、キッチン借りるね」

京太郎「あ、手伝いましょうか?」

やえ「大丈夫。須賀君はリビングの方でゆっくりしてて」







やえ「んしょ…」トン

京太郎「(包丁使いがちょっとぎこちないな…)」

京太郎「(普段から料理していないのか、あるいは緊張してるのか)」

京太郎「(どっちでも…このまま無言なのはまずいよな)」

京太郎「(折角、来てくれたんだし…って…そう言えば…)」

京太郎「…でも、なんで突然、料理なんか?」

やえ「あ…えっと…その…一緒に料理したくて」

京太郎「え?俺とですか?」

やえ「あ…ぅ…す、須賀君じゃなくて…須賀君のお母さんと…」

京太郎「俺の母親と?」

やえ「う…うん。ほら…や、やっぱり付き合う上で家族にアピールするって重要じゃない?」

京太郎「んー…でも、友人関係まで親にアピールする必要ってないような…」

やえ「…えっと、実は友人じゃなくてそれ以上が良いなって…」

京太郎「…え?」

やえ「…もぅ…鈍感…」スネー






やえ「ま…空回りに終わったけれど…でも、悪くはないかな」

京太郎「どうしてですか?」

やえ「…こうして休みの日に須賀君の前で料理してるのって凄い…新婚さんみたいじゃない?」

京太郎「あー…確かにそんな気がしなくもないですね」

やえ「でしょ?」クスッ

やえ「だ、だから…ほ、ら…あ…あ、アナタって…よ、呼んだり…しちゃったり…して…」カァ

京太郎「はは。じゃあ、俺は…」


>>+2
00~50 やえって呼ぶ
51~99 お前って呼んでみる
※男気と関係で+13
































>>お前って呼んでみる

京太郎「お前ーなんて」

やえ「はぅ…っ」カァァ

京太郎「はは。でも、今時こんな亭主関白なの引かれますよね」

やえ「そ、そんな事ないよ!」

京太郎「え?そ、そうですか?」

やえ「う、うん…そ、そうやって言われるのに憧れてる女の子って絶対いるはずだし…」

京太郎「へぇ…じゃあ、やえ先輩は…」

やえ「……」ジィ

京太郎「…いや、さっきの冗談の一環で…」

やえ「一回…呼んでくれたのに?」

京太郎「あー…ぅー…」

京太郎「…お前はどういうのに憧れてるんです?」

やえ「ふふ…敬語なのがちょっと変かな」クスッ

京太郎「ぅ…仕方ないでしょうに。今までずっとそうだったんだから」







やえ「…じゃあ…ね。これを期にちょっと敬語やめてみない?」

京太郎「いや…でも…」

やえ「…そんなに嫌?」

京太郎「嫌って訳じゃないんですけど…俺の中で先輩って凄い人なんで」

京太郎「そうやって呼んでいいって気がどうしてもですね…」

やえ「その先輩をお前呼ばわりしといて何を言ってるんだか」フフッ

やえ「ほら、勇気を出して…ね?」

京太郎「じゃあ…その…やえさん」

やえ「…うん。なーに?京太郎君」

京太郎「ぅ…」カァァ

やえ「…ふふ」

京太郎「き、今日のやえさん…随分と攻めるな…」

やえ「…そりゃ折角、京太郎君のところにお邪魔してるんだもん」

やえ「ガンガン攻めないと…ただでさえ新子と比べると出遅れてるのに…」









やえ「って言うか…別に呼び捨てでも良いんだよ?」

京太郎「すみません。それは勘弁してください」

やえ「もう…まぁ…いずれそうなってみせるけど」

京太郎「え?」

やえ「なんでもなーい。それより…やっぱり手伝ってくれないかな?」

やえ「一人でキッチンに立ってるの結構寂しくて」

京太郎「…分かったよ」

京太郎「じゃあ…何からすれば良い?」

やえ「うん。じゃ、そこの大根から切ってくれない?」

やえ「私はこっちのじゃがいもを…」スッ

やえ「痛っ…!」

京太郎「あ、やえさん…!!」







やえ「あはは…ごめん…指切っちゃった」

やえ「絆創膏貰える?」

京太郎「あ、いや、それより…」スッ

やえ「え…?」

京太郎「…ちょっとごめんな」チュー

やえ「あ…ぅ…」カァ

やえ「(あ…私…京太郎君に食べられてる…)」

やえ「(指しゃぶられて…凄い…ドキドキして…)」

やえ「(ただでさえさっきからドキドキしっぱなしなのに…)」

やえ「(こんなのされたら…顔…顔見れないよぉぉ…)」マッカ

京太郎「ふぅ。これで善しっと…」

京太郎「悪いな。急に。でも、これが一番、早い消毒の仕方だって憧が…」

やえ「ぅ…ぅ」カチカチ

京太郎「…あれ?やえさん?」

やえ「あぅ…あうぅぅ…」ギクシャク










やえ「…で…京太郎君?」ジトー

京太郎「ぅ…」

やえ「…幾ら緊急避難でも、女の子の指をいきなり舐めるのはどうかと思う」

京太郎「…すみません」

やえ「まったく…私だったらから良かったものの、下手をしたらセクハラなんだからね」ハァ

京太郎「面目次第もございません…」

京太郎「…ってやえ先輩なら良いってどういう…」

やえ「そ、それは…あの…」カァ

やえ「い、良いの。君が気にする事じゃないから」ソッポムキ

京太郎「いや…でも…」

やえ「良いの!それより…ほら、準備出来たから」

やえ「ちょっと休憩…しましょ」

京太郎「…はい。分かりました」









やえ「ふぅ…」

京太郎「はぁ…」

やえ「…こういうのって何か良いよね」

やえ「…なんだかのんびり出来てる感じ」

京太郎「…もうお前なんて言わないぞ」

やえ「言ってくれても良いのに」クスッ

京太郎「言ったらまたからかわれるの目に見えてるしなぁ…」

やえ「じゃあ、絶対にからかわないって約束したらそう呼んでくれる?」

京太郎「ぅ…そ、それは…」

京太郎「…ってか、その時点でからかってるじゃないか」カァ

やえ「…一応、本気なのになぁ…」

京太郎「え?」

やえ「ほら、分かってない。まぁ…良いけどね」

やえ「…私も新子見習ってじっくり攻めていく事にしたから」

京太郎「…はぁ…」









やえ「それで…メールで言ってた重要な話だけど…」

京太郎「…あぁ」

やえ「…京太郎君、麻雀止めるって…本当?」

京太郎「…うん。電話で言った通り…俺は止めるよ」

やえ「…そっか。意思は固いんだね」

京太郎「あぁ。麻雀始めたキッカケのやつに…あそこまで言わせたら…さ」

京太郎「本当はやりたいし…どうしてって思う気持ちがない訳じゃないけど」

京太郎「でも…目の前で泣かれて約束しない訳にも…さ」

やえ「…じゃあ…じゃあ…ね」

京太郎「ん?」

やえ「…私が泣いて晩成に来てって言ったら…来てくれる?」

京太郎「それは…」

やえ「…ごめん。卑怯な事言っちゃった」

やえ「…そもそも…京太郎君の成績じゃ…推薦なしで晩成は厳しいよね」

京太郎「…あぁ」

やえ「分かってる。私だって分かってるの。でも…」








やえ「…私…凄い嬉しかったの」

やえ「全国放送のインタビューで感謝してるって言ってもらえて…」

やえ「私のお陰だって…そう言って貰えて…」

やえ「…ちょっぴり肩透かしだったのはあったけれど…でも…」

やえ「そんな風に言ってくれた京太郎君とまた一緒に部活がしたいって」

やえ「麻雀がしたいって…そう思ったから…」

京太郎「…やえさん…」

やえ「…だから…本音を言うとね…」

やえ「私…今、とても悔しいの」

やえ「インターミドル出るまで頑張った京太郎君の事否定して…」

やえ「麻雀の道を閉ざすような…事をして」

やえ「私だったら…そんな事絶対しないのにって…そう…思って…」









やえ「…ごめん。私…こんな事言いに来たんじゃないのに…」

京太郎「…やえさん…」

やえ「私…確かめたかったの」

やえ「電話じゃなくて…京太郎君の気持ちを直接」

やえ「迷いがあるんだったら…無理矢理にでも晩成に引っ張ってくるつもりだった」

やえ「でも…そんな事はないんだね」

やえ「…ちゃんと覚悟決めて…自分で麻雀止めるって決めてる」

やえ「だから…私…諦めるね」グッ

やえ「…京太郎君がそれで良いなら…無理に私が誘うのも変な話だし…」

やえ「君の選択を肯定するって言ったのが私だから…」

やえ「麻雀を止めるって言う君の事も…私は応援…するよ」

やえ「あ、そうだ。次から一緒に勉強会でもしない?」

やえ「今の時期は私もそれほど部活忙しいって訳じゃないし」

やえ「京太郎君さえ良ければだけど…」

京太郎「…やえさん、俺…」





>>+2
1.晩成頑張るよ
2.応援…してくれるのか?
※進学に関する重要な安価の一つです















>>晩成頑張るよ

京太郎「…晩成、頑張るよ」

やえ「…え?」

京太郎「あ…勿論、今のままじゃ無理だろうけどさ」

京太郎「でも…俺、今から頑張るから」

京太郎「絶対とは言わないけど…でも、晩成に入れるように勉強するから」

京太郎「そうしたら…また俺と一緒に…部活やってくれないか?」

やえ「でも…」

京太郎「勿論、俺は麻雀しない」

京太郎「レジェンドとの約束を破る訳にはいかないからさ」

京太郎「でも…俺が雑用して…やえさんを助ける事は出来る」

京太郎「…それなら一緒に部活してるって…言えるだろ?」

やえ「良い…の?」

京太郎「寧ろ…これくらい当然だろ」

京太郎「やえさんの勉強教わるなら…晩成くらい目指さないとさ」

京太郎「だから…こっちこそ…勉強会頼む」

京太郎「出来るだけ期待に添えるような結果にするから…だから」






やえ「…うん。でも…無理はしないでね」

やえ「晩成が厳しいのは分かってるし…京太郎君がその場しのぎでそういうの言う子じゃないってのも分かってるから」

やえ「私…無理してまで京太郎君と一緒に麻雀したい訳じゃないし…」

やえ「晩成が無理だって思うなら早期に諦めるのも手だと思う」

やえ「…それに…それくらいで一緒に勉強するのやめようって言うほど狭量じゃないよ」

やえ「たとえ、京太郎君がどっちを選んでも…私は高校決まるまでちゃんと面倒見てあげる」

やえ「…だから、私に遠慮しないで後悔しない道を選んでね」

やえ「先輩にとって一番うれしいのは…後輩が後悔しない事なんだから」

やえ「それは…君も良く知っているでしょ?」

京太郎「…あぁ」

やえ「だったら…約束」スッ

やえ「…指切り…しよ?」

やえ「君が絶対に私に遠慮しないって…卒業した時に入ってよかったって思えるような道を選ぶって」

京太郎「…分かった」

やえ「ふふ。じゃあ…ゆーびきりげーんまーんうそついたら~」























【System】
小走やえの思い出が13になりました
小走やえの好感度がMAXになりました
おめでとうございます、小走やえの攻略を完了しました
これにより専用奴隷妻須賀やえエンドが開拓されません

晩成ポイントが1溜まりました
来月の選択で進路が決まります
>>+2
ついでに小走やえのEX担当月を1~6(2と4は除く)でお選びください












































【System】
小走やえのEX担当月が6月と12月になりました
今年の12月にイベントあります
最終更新:2014年01月24日 04:59