中学三年――9月第一週~第四週

【中学3年 ―― 9月第一週】

京太郎「(ったく…灼の奴…)」

京太郎「(ここ最近、ホントマジで俺に対して容赦ねぇな)」

京太郎「(ただ意地悪ってだけじゃなく、サディストっぽいぞ…)」

京太郎「(出来ればギャフンと言わせてやりたいんだけど…)」

京太郎「(あいつがそんな風に言うようなシーンが思いつかない…)」

京太郎「(この前可愛いって言った時はあんなにいじらしかったのになぁ…)」

京太郎「(今度、言ってみるか…?いや…でもなぁ…)」

京太郎「(冗談だって分かったらまたこの前みたいにひどい目に合わされそうな気がする…)」

京太郎「(それならまだ被害が出てない今の方がまだ…)」

京太郎「(…いや、まだじゃねぇよ!!オモチャにされてるのに慣れてる訳じゃないからな!!)」

京太郎「(…ま、まぁ…ともかく。そうともかくだ)」

京太郎「(灼の事より…今は…)」









【部室】

W「ひっぐ…ぐすっ…」

京太郎「あー…もうなくなって」

W「でも…ししょぉぉ…」グジグジ

京太郎「ただ引退するってだけだからな。学校も一緒だし」

W「でも…もう部室じゃ会えないんですよね…?」

京太郎「まぁ、顔出す事はほとんどなくなるかな」

京太郎「それより勉強頑張らないといけないし」

W「うぅ…そんな…そんなのってないですよ…」グスッ

京太郎「あー…もう。頻繁に顔出すようにするからそんな風に失くなって」

W「…本当ですか?」

京太郎「あぁ。本当本当」

W「…それなら…我慢します」グスッ

「…ねぇ、やっぱりW君って…」

「…アレってそういうのよね…」

「良い子なんだけど…やっぱり須賀先輩の事が好きなのね…」

「たまに口説いてくれるけど…須賀先輩を前にした時よりも真剣味がないし…」

「須賀W…いや、W須賀はやっぱり真実の愛よね…」

β「…なぁ、α」

α「流石に女子部の事まで言われても全知全能たる我でも責任が取れんぞ…」








京太郎「(部活の引退そのものは…割りとスムーズに終わった)」

京太郎「(アレでいて気配り上手なαは時期部長を早めに決めていたし)」

京太郎「(その為の教育もやっていたようだった)」

京太郎「(Wを始め後輩たちの何人かはボロ泣きしてたけど…)」

京太郎「(それだけ俺たちは慕われる先輩であれた証であると思うと嬉しい)」

京太郎「(俺達はあのモブ1先輩たちと同じようになれたのかは分からないけれど…)」

京太郎「(でも…そうやって泣いて貰えるだけの成果は出せたんだろう)」

京太郎「(今までの三年間…色々あったけれど…でも)」

京太郎「(…あの一瞬で全部が報われた気がした)」

京太郎「(ま…それより…今週は…)」



>>+2
末尾偶数:憧と勉強
末尾奇数:玄とアルバイト
































>>玄とアルバイト

京太郎「よっす、玄」

玄「あ、京太郎君。インターミドル優勝おめでとう」

玄「個人団体の両方で優勝だなんて凄いよ!」

京太郎「はは。まぁ、団体の方は俺の力じゃないけどな」

京太郎「Wやβが頑張ってくれたお陰だし」

京太郎「俺はあいつとの稼ぎ合いについていくのが精一杯で、何も出来てないよ」

玄「それでもアレだけの麻雀、プロでも中々見れないと思うな」

京太郎「ありがとう。でも、あんま持ち上げるなよ」

京太郎「…じゃないと未練が残るからさ」

玄「え?」

京太郎「なんでもない。それより…今日もがんばろうぜ」

玄「あ…う、うん」









>>大天使アラタソの加護により自動大成功

京太郎「んん~っ」ノビー

玄「京太郎君、お疲れ様」

京太郎「おう、玄。そっちも休憩か?」

玄「うん。それで…あの、さっきのだけど…」

京太郎「うん?」

玄「ごめんね…私、京太郎君が麻雀止めるって知らなくて…」

京太郎「あー…灼から聞いたのか?」

玄「…うん。様子が変だったから…」

京太郎「…そっか」

玄「…うん…」

京太郎「まー…その…アレだ」

京太郎「…あんまり気にするなよ」

玄「でも…」

京太郎「俺は…気にしてないしさ」

京太郎「それに…一番つらかったのはそれを言ったレジェンドだろうし」

玄「…」

京太郎「だーかーら、そんなしんみりすんなって」

京太郎「お前にそういう顔は似合ねぇぞ」プニプニ

玄「うー」

京太郎「そんな暗い顔するより…いつもみたいにおもちの話聞かせてくれよ」

玄「…うん。分かった」

玄「じゃあ、京太郎君が夜も眠れないくらいすっごいのしてあげるね!!」

京太郎「すみません。やっぱり手加減してください…」

















【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました
松実玄の好感度が1あがりました

























【中学3年 ―― 9月第二週】

京太郎「(まったく…玄の奴、変に気を使いやがって…)」

京太郎「(…まぁ、あいつは気楽そうな見た目によらず、結構、そういうのする奴だけどさ)」

京太郎「(問題はその方向性がすげーズレてるってだけで)」

京太郎「(性根はすげー良い奴なんだよな…たまにすげー重いけど)」

京太郎「(ま、今は周りにちゃんと人がいるからそういう重さを発揮する余裕はまったくないんだけどな)」

京太郎「(あいつはあいつでしずと同じく見てないと不安になるタイプだよなぁ……)」

京太郎「(…ま、それはさておき…今週はどうしよっか)」


>>+2
末尾147 憧と勉強
末尾258 玄とアルバイト
末尾369 灼と気晴らし
末尾0  部活で雑用
































>>玄とさらにアルバイトだ

京太郎「さて…今日も1日…頑張りますか…っと」

玄「あれ?京太郎君、今日もシフトだったっけ?」

京太郎「あぁ。後輩にまた変わってくれないかって頼まれてさ」

玄「後輩…あ、そっか」

京太郎「ん?」

玄「いや、もう京太郎君にも後輩がいるんだなって」

京太郎「そりゃお前、一応、ここ三年勤めてるからな」

京太郎「入ってる時間はそれほどでもないけど、そりゃ後輩くらい出来るって」

玄「うーん…そうなんだけど」

京太郎「ん?」

玄「…なんだか不思議だなーって」

玄「いつの間にか身長も追い抜かされちゃったし…格好良くなっちゃったし」

京太郎「ま、俺ももう中3だしな」

京太郎「来年には高校生だし多少は格好良くなってないと…さ」

玄「ふふ…そうだね」

玄「…でも、本当、京太郎君…格好良くなったなぁ…」

京太郎「…玄?」

玄「あ、ううん。なんでもない」

玄「それより…お仕事しよっか」

京太郎「おう」


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※バイト力につき+2

































>>大成功

玄「えへへ…」

京太郎「ん。どうした?」

玄「いや…また京太郎君に助けてもらっちゃったなって」

京太郎「ま、そういう時もあるさ」

京太郎「それにまぁ、普段はソレ以上に俺が世話になってる訳だしさ」

京太郎「一年に一回くらいはこうして返しておかないとな」

玄「ううん。京太郎君はいつも返してくれてるよ」

京太郎「ん?」

玄「辛いお仕事なのにこうして三年も勤めてくれているし…」

京太郎「まぁ部活あるからそこまでガンガン入れてる訳じゃないけどな」

玄「それでも…それだけ一緒にいてくれるって事はここが好きだって…そう思ってるって事だよね?」

京太郎「まぁ…な。仕事は辛いけど…でも、感謝された時はやったって思うし…」

京太郎「それに内装とか温泉とか…落ち着いていて好きだよ」

玄「それだけで私は十分報われているよ。ありがとうね、京太郎君」

京太郎「…おう」




















【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがり、補正値が3になりました
松実玄の好感度が1あがりました



























【中学3年 ―― 9月第三週】

京太郎「(やっぱり玄の奴…実家に凄い思い入れがあるんだな…)」

京太郎「(当然か。あそこは母親と一緒に過ごした思い出の場所なんだもんな)」

京太郎「(アレだけ人を想う気持ちが強いあいつが、実家を大事に思っていない訳がない)」

京太郎「(きっとあいつにとってあの旅館は家族の象徴そのものなんだ)」

京太郎「(特に苦もなく毎日手伝っているのは…きっとその所為なんだろうな)」

京太郎「(…そう思うといつも以上に真面目にバイトしてやらないとって気がしてくるぜ)」

京太郎「(元々、お金をもらうんだからって真剣にやってたけど…)」

京太郎「(それだけじゃなく…あそこはあいつの大事なものなんだ)」

京太郎「(それを護るのにも携わっているんだから…ミスのないようにしっかりしないとな)」

京太郎「(さて…それじゃ今週は…)」

>>+2
末尾1478 憧と勉強
末尾25 玄とアルバイト
末尾369 灼と気晴らし
末尾0  部活で雑用


































>>玄とアルバイト

京太郎「よっす」

玄「あ、京太郎君。最近、良く入ってくれるね」

京太郎「ま、部活もなくなったしさ。試験勉強の気晴らし」

玄「あ、そっか…麻雀やらないから…」

京太郎「そう。推薦受けられなくてさ」

京太郎「まぁ、自分で決めた事だから文句も何もないけれど…」

京太郎「やっぱ自分一人で勉強してると頭の中一杯になってくるししさ」

京太郎「それに…」

玄「それに?」

京太郎「…俺ももっとこの松実館大事にしたいなって」

玄「え?」

京太郎「お前の大事な物、俺も大事にしようってそう思ったから」

玄「…そっか…」

玄「…うん!ありがとうね、京太郎君!」


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※バイト力につき+3


































>>成功

京太郎「んあー…」

玄「はい。これ」スッ

京太郎「…お、ありがとうな」

玄「ううん。今日もお疲れ様」

京太郎「おう。そっちもお疲れ様」

玄「少しは気晴らしになった?」

京太郎「あぁ。どこかの誰かがこきつかってくれたからな」

玄「ふふ…ごめんね」

京太郎「良いよ。それに元々、俺は身体動かす方が好きなタイプだしさ」

玄「そう言えば昔は穏乃ちゃんと一緒に外走り回ってたね」

京太郎「今もたまにやってるんだぞ」

玄「穏乃ちゃんもそうだけど…京太郎くんも元気だよね」

京太郎「まぁ昔っからそうやってるからな」












玄「そんな元気な京太郎君に朗報があるんだけど…」

京太郎「…朗報?」

玄「うん。今度、ここに泊まらない?」

京太郎「ここって…旅館にって事か?」

玄「うん。インターミドル優勝のお祝いに私に何が出来るかって考えたんだけど…」

玄「あんまり思いつかなくって…それに」

京太郎「それに?」

玄「…あの…ね。ちょっと重いって言われるかもしれないけど…」

玄「…松実館を好きって言ってもらえて…嬉しかったから」カァ

玄「だから…もっとここを好きに…大事に思って欲しいなって…」

玄「その為には一泊してもらうのが一番良いだろうし…」

京太郎「でも…そんな悪いよ」

玄「大丈夫。今の時期ならそんなにお客さんもいないし」

玄「それにもう三年も勤めてくれてるんだもん」

玄「少しはご褒美あった方が良いって御父さんも言ってたから」

京太郎「そっか。んじゃ…ちょっとだけ…お世話になるかな」

玄「うん!お任せあれなのです!!」ニパー




















【System】
須賀京太郎のバイト力が1あがりました































【中学3年 ―― 9月第四週】

京太郎「(まさか玄からあんな風に言われるなんてな)」

京太郎「(なんだか言った事に対してあまりにも大きなもので帰ってきてびっくりした)」

京太郎「(ま…これもインターミドルの件で祝おうとしてくれている玄の好意なんだ)」

京太郎「(甘んじて受けるのが良いだろうな)」

京太郎「(でも…バイト先に泊まりに行くってすげー緊張するなぁ…)」

京太郎「(別に何があるって訳じゃないんだけど…今までとは逆の立場だし)」

京太郎「(出来るだけ迷惑かけないようにちゃんと準備しておこう…)」

京太郎「(ま…それはさておき…今週は…)」


>>+2
末尾1478 憧と勉強
末尾2 玄とアルバイト
末尾369 灼と気晴らし
末尾50  部活で雑用



































>>憧と勉強

憧「さて、ここで京太郎に問題です」

京太郎「お、おう」

憧「10月の第二週には何があるでしょうか?」

京太郎「ちゅ…中間テストです」

憧「…で、その先は?」

京太郎「じゅ、受験が待ってます…」

憧「うん。じゃあ、いつも赤点ギリギリの京太郎はどうするべきだったの?」

京太郎「べ、勉強するべきです…」

憧「…じゃあ、なんでここ最近、ずっと玄のところでアルバイトなの?」

京太郎「う…い、いや、だってそれは…」

憧「やっぱりおもち?おもち目当てなの?」クワッ

京太郎「ち、違うって!落ち着けっての!!」

憧「あ、あああああたしだって一応、あるんだからね!!」

京太郎「だから関係ねぇって!」

京太郎「つか、知ってるよ!抱きつかれた時にふにょんってするから!!」

憧「ふぇ…っ」

京太郎「あ…」

憧「はぅぅ…」カァァァ

>>+2
0~30 失敗
31~60 成功 
61~99 大成功
※知力4王子様3で+7されます


































>>大成功

憧「ってところでどうかしら?」

京太郎「あ、あぁ…そうだな。わかったよ。分かったんだけど…」

憧「…ん?」

京太郎「…なんで俺の後ろからノート覗きこんでるんだ」

憧「…だ、だって、同じ方向から見たほうが私が見やすいし…」

京太郎「そ、それならいつもみたいに横に並べばいいだろ」

憧「う…そ、それはそうだけど…でも…」

京太郎「それに…あの…さっきも言ったけど…あ、当たってるんだよ」

憧「…あ、当ててんのよ…」カァァ

京太郎「え?お前それって…」

憧「だって…こうでもしないと意識してくれないし…お、おもちない分アピールしないと…」

京太郎「あー…いや、だから玄とはそういうんじゃ…」

憧「良いから視線はノートに!今は勉強中なんだから!!」

京太郎「…はい…」シュン


>>+2
大成功ボーナスで雀力雑用力バイト力から一つお選び下さい


















【System】
須賀京太郎の知力が2あがりました
須賀京太郎の雑用力が1あがりました
新子憧は松実玄に対抗心を燃やしているようです
最終更新:2014年01月24日 04:53