中学三年――6月第一週~第四週

【中学3年 ―― 6月第一週】

京太郎「(さて…そんな訳で練習試合も終わったけれど…)」

京太郎「(色々と得るものの多い試合だったな)」

京太郎「(WもYもお互いに触発されたのかさらに真剣に麻雀へと打ち込む事になったし…)」

京太郎「(俺達の中にもフォア・ザ・チームの精神が本当の意味で芽生えた)」

京太郎「(今の俺達なら…きっとインターミドルでも活躍出来る)」

京太郎「(きっと【インターミドル予選くらいならば楽勝】だろう)」

京太郎「(ただ…やっぱり不安要素は…江藤の事だ)」

京太郎「(チームとしては…去年とは比べ物にならないほど強くなっている)」

京太郎「(団結力もしっかりして…総合力では上回っているだろう)」

京太郎「(だけど…それも…俺が江藤とぶつかって…大差をつけられなければの話だ)」

京太郎「(俺が最低でも踏みとどまらないと…俺達は勝てない)」

京太郎「(…分かってたはずなのに…今更、それが不安になってくるなんて…な)」

京太郎「(…俺は本当に今のままで良いんだろうか?)」

京太郎「(俺は…)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 やっぱり雑用は外せない
末尾49 玄とアルバイトを
末尾50 灼にリベンジだ!


































>>玄とアルバイトを

玄「…あれ?京太郎君?」

京太郎「ん?どうした?」

玄「なんか表情暗いよ?大丈夫?」

京太郎「あー…いや…」

玄「不安ならこの玄おねーちゃんに相談してみない?」

京太郎「…なんだ、玄おねーちゃんって」

玄「えーだって…京太郎君年下だし…それに弟っぽいんだもん」

京太郎「弟…ねぇ。だったらお前はすげー手のかかる姉だな」

玄「ふぇ?そう…?」

京太郎「そうそう。危なっか過ぎて目が離せないタイプだよ」

玄「えへへ…そっかぁ…」テレテレ

京太郎「…なんで喜んでるんだお前」

玄「ぅ?」キョトン


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※バイト力により+2

































>>大成功

玄「はーい。今日もお疲れ様」

京太郎「おう。お疲れ様な」

玄「ふふーん。じゃあ、玄おねーちゃんが京太郎君に今日も頑張ったご褒美をあげるのです」ドヤァ

京太郎「ん?ご褒美って?」

玄「はい。ジュース!」スッ

京太郎「お…気が利くじゃん」

玄「えへへ…」

玄「これでちょっとは見なおしてくれた?」

京太郎「ん。そうだな。ジュースの味に免じて見直してやろう」

玄「やった!じゃあ、これから私の事、玄おねーちゃんって」

京太郎「あ、それは無理」

玄「なんでぇ!?」ズガーン






















【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました
松実玄の好感度が1あがりました
ちゃんと後日ジュースのお礼はしたようです



























【中学3年 ―― 6月第二週】

京太郎「(まったく玄の奴突然何を言い出すのかと思ったら…)」

京太郎「(おねーちゃんって呼べとか…いきなり過ぎるだろ)」

京太郎「(まぁ、あいつも妹だから年上風吹かせてみたいのかもしれないけどさ)」

京太郎「(でも…玄はあんまり姉って感じがしないんだよなぁ…)」

京太郎「(どちらかと言えば妹って言うか…)」

京太郎「(個人的には姉と言えばやっぱり宥さんだと思う)」

京太郎「(宥姉って呼んだりして…はっ!)」

京太郎「(い、いや、何を考えてるんだ俺は…)」

京太郎「(そ、それより…今週の予定は…)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 やっぱり雑用は外せない
末尾49 玄とアルバイトを
末尾50 灼にリベンジだ!





































>>部活を頑張る

京太郎「って事でインターミドル前だしもっかい弱点そうざらいだ」

W「はい!お願いします!!」

京太郎「ま…予め言っておくけれど、全部を一気に克服しなくても良いからな」

京太郎「とりあえず一個ずつ苦手なところを潰していけば、最終的な実力もあがる」

京太郎「付け焼き刃で何とかしようとしてもお前が苦しむだけだし…一個一個なんとかしていこう」

W「…でも、それじゃインターミドルに間に合わなく無いですか?」

京太郎「ばーか。インターミドルくらい俺が何とかしてやるよ」

京太郎「お前は来年、再来年の事だけ考えていればそれで良いんだ」

W「…だけど…俺が師匠と一緒に出られるの今年だけで…」

京太郎「俺と一緒に出る一年とこれからの二年、どっちが大事かなんて分かるだろ?」

京太郎「そう言ってくれるのは嬉しいけど、俺よりも阿太峯の事支えてくれたほうが嬉しい」

W「…はい」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力につき+10


































>>大成功

W「そういえば師匠って姐さんと付き合ってないらしいけど」

W「姐さんの事どう思ってるんですか?」

京太郎「そりゃ幼馴染だって」

W「いや、そういうんじゃなく…その好意とかそういうのですよ」

京太郎「好きなのは好きだぞ」

W「へぇ…やっぱりそうなんですか!」

京太郎「ただ、ソレ以上に大事って気持ちの方が強いかな」

W「大事…ですか?」

京太郎「あぁ。俺にとってあいつは…護ってやらなきゃいけない奴なんだよ」

京太郎「山ほど借りがあって…情けないくらい甘えて…」

京太郎「でも、あいつの方がずっと傷ついてて」

京太郎「俺だけは絶対にあいつの味方でいるって…そう決めたからさ」

W「へー…よく分からないけど大人なんですね」

憧「ふきゅん…っ」カァァ

β「…丸聞こえなんだけどなぁ」

α「本当に業が深い奴め…」

















【System】
チーム内の雀力が2あがりました
雑用力が1あがり、補正値が50になりました
これにより一部判定式が代わり、失敗がなくなりました






















【中学3年 ―― 6月第三週】

京太郎「(まさか憧に聞かれているとは…この海のリハクの目を持ってしても見抜けなんだわ…)」

京太郎「(いや…まぁ、考えても見ればすぐそこで麻雀打ってたんだから当然といえば当然なんだけどさ)」

京太郎「(そもそも部活の最中って大抵、憧は俺の側にいるし…)」

京太郎「(今まで自然に側にいすぎてまったく気づかなかったぜ…)」

京太郎「(まぁ、聞かれて恥ずかしい話をしていなかったのがまだ救いかな)」

京太郎「(これがシモネタだったら恥ずかしいどころか憧に避けられていてもおかしくはないし)」

京太郎「(やっぱりこれからも紳士的な態度を心がけないと…な)」

京太郎「(ただでさえ憧はそういうの気にしているんだし…)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 やっぱり雑用は外せない
末尾49 玄とアルバイトを
末尾50 灼にリベンジだ!

































>>さらに部活を頑張る

W「師匠ー!」

京太郎「お、W。どうした?」

W「今日も稽古つけてもらえますか!?」

京太郎「当たり前だろ。嫌だって言っても、当分、部活漬けだっての」

W「へへ…嬉しいっす!」

憧「……」ジー

α「…あの、新子。大丈夫だから」

憧「ふぇ!?え…な、何が!?」

β「いや…流石にWにまで嫉妬するのはどうかと…」

憧「え?し、嫉妬なんてしてないし!ば、馬鹿な事言わないでよね!!」

α「いや…それなら良いんだけどさ…」

β「…でも、さっき凄い目で睨んでたのは…」

憧「…あ、またあんなに接近して…手まで握って…」ジィィ

α「…なぁ、β」

β「…言うな。恋する乙女って奴は盲目なんだよ…」



>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力につき+10されます
































>>大成功

京太郎「ふぅ…」

憧「あ、お、お疲れ様」

京太郎「おう、憧。どうした?」

憧「えっと…えっと…その…」モジモジ

京太郎「ん?もしかしてここじゃ言いづらい事か?」

憧「あ…あぁ…うん…そう…かも…」

京太郎「分かった。じゃあ、悪い。ちょっと…」

W「はい。行ってらっしゃい」

憧「ぅ…い、いい子過ぎて辛い…」

京太郎「ん?どうした?」

憧「あ、いや…その…何でもないの」

憧「そ、それより…お願いがあるんだけど…あたしの方もちょっと牌譜見てくれない?」

京太郎「ん?それくらいなら別に良いけど…でも、それならなんでわざわざ…」

憧「う、うん!じゃあ…こっちに丁度、空いてるテーブルあるからこっちに…」グイグイ

京太郎「お、おい…!そんなに引っ張るなって」

α「…随分と強引なアプローチになり始めたな…」

β「本人は男に取られるかもしれないって必死なんだろう、察してやろうぜ…」


















【System】
チーム内の雀力が2あがりました
須賀京太郎の雑用力が1あがりました
新子憧は須賀京太郎が新しい趣味に目覚めるのではないかと気が気ではないようです






















【中学3年 ―― 6月第四週】

京太郎「(結局、それから憧はオレのこと離してくれなかった)」

京太郎「(何か理由をつけて俺と一緒に居たがるようになった)」

京太郎「(まぁ…今までは憧にべったりだったからな)」

京太郎「(それが後輩の指導に追われるようになって少し不安になったかもしれない)」

京太郎「(寂しがらせているのは事実だし…近いうちにちゃんとフォローしてやらないとな)」

京太郎「(ま、何はともあれ…インターミドル予選も無事勝ち抜けたし)」

京太郎「(【8月第二週にはインターミドル本戦】だ)」

京太郎「(ただ…その前…【7月第三週にテスト】もあるんだよな)」

京太郎「(今のままじゃちょっと不安だし…憧にまた勉強頼まないとな…)」

京太郎「(んじゃ…今週は…)」



>>+2
末尾167 憧と勉強
末尾2 部活を頑張る
末尾38 やっぱり雑用は外せない
末尾49 玄とアルバイトを
末尾50 灼にリベンジだ!

































>>憧と勉強

京太郎「憧ー勉強しようぜー」

憧「あ、京太郎…」

京太郎「ん?どうかしたのか?」

憧「あ…いや…その…流石に自己嫌悪覚えちゃって…」

京太郎「…自己嫌悪?」

憧「…うん…流石に男相手に対抗心燃やすのはやり過ぎたかなって…」

京太郎「ん?そりゃ麻雀の話か?」

憧「…はぁ、これだから…まったく…」

京太郎「えー…でも、憧が意識してる相手って俺だろ?」

憧「ふきゅんっ!?」カァァァ

京太郎「何時も俺と一緒にいるし対局する時も一緒だもんな」

京太郎「それに昔は憧の方が遥かに強かったって事を思えばそれくらい当然…」

憧「あうぅ…」マッカ

京太郎「…って憧?」

憧「ハッ」

憧「え、えっと…あの…ば、バレて…た?」

京太郎「うん。だから、それくらいすぐバレるって」

憧「じゃ、じゃあ…なんで言ってくれなかったの…?」

京太郎「間違ってたら恥ずかしいし自意識過剰だって思われるだろ」

憧「そ、そんな事ないのに…」

憧「寧ろ…寧ろ、あたし…それが伝わってた事が凄い…嬉しくて…」

京太郎「あー…そうか。ずっと一人相撲してたようなもんなんだもんな…」

京太郎「悪い。でも、俺もちゃんと憧の事意識してるからさ」

憧「…ホント?」

京太郎「あぁ。本当だ」

京太郎「だから、これからも雀士として一緒に切磋琢磨していこうぜ」

憧「へ?」

京太郎「え?」


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※知力と王子様により+6
































>>失敗

憧「京太郎、そこに正座」

京太郎「え?いや…」

憧「良いから正座しなさい」

京太郎「は…はい…」ブルブル

憧「まったく…」ストン

京太郎「…あれ?憧」

憧「…今日一日、あんたはあたしの椅子とだき枕の刑だから」

京太郎「え?いや、俺勉強しに…」

憧「何か言った?」ギロ

京太郎「いや…な、なんでもないです…」

憧「まったく…気を持たせるような事言っちゃって…何時も酷いんだから…」

憧「それなのに嬉しいあたしもどうかしてると思うけどさ…でも…やっぱり意識してるなんて言われたらそう思うじゃない…」ブツブツ

京太郎「…(なんか分かんないけど…とりあえず大人しくしておこう…)」
最終更新:2014年01月24日 03:25