中学3年――4月イベント

【中学3年 ―― 4月】

京太郎「(さて…明日は部内交流戦か)」

京太郎「(今まで言われたようにWとYの事見てきたけど…確かにWは気が強いな)」

京太郎「(親父が有名なプロな所為か、実力は確かにあるものの、跳ねっ返り気味ではある)」

京太郎「(ただ、父親の事を言われるのは苦手なようで、よく拗ねている姿も見かける)」

京太郎「(多分、偉大な父親を持っている分…色々と気苦労があるんだろう)」

京太郎「(ただ、強さに対する姿勢は本物で、俺やモブαたちを意識しているようだ)」

京太郎「(お調子者ではあるが、あの気の強さはエース同士の戦いには+に働きやすい)」

京太郎「(俺が引退した後のエースを担うのは多分、あいつだろうな)」

京太郎「(逆にYはかなり寡黙で、人と話しているところを見るのは少ない))」

京太郎「(ただ、人付き合いが苦手という訳ではなくWとはよく一緒にいるようだ)」

京太郎「(一方的にWが話しているように見えるが、コミュニケーションはしっかりとれているらしい)」

京太郎「(カロリーメイトを分けたりしている辺り、仲は良いんだろう…多分)」

京太郎「(さて…そんな奴らにどうやって指導してやれば実力を引き出してやれるのか…)」

京太郎「(先輩の一人としてちゃんと考えてやらないと…)」ザー








京太郎「(ってあれ…?雨か…)」

京太郎「(今日は天気予報では晴れだったはずなのに…)」

京太郎「(見事な夕立だなぁ…)」

京太郎「(って…のんびりしてる暇はないな…)」

京太郎「(今日はお袋もいないし…洗濯物は俺が取り込まないと…)」

ピンポーン

京太郎「(ってチャイム…?こんな時に…)」

京太郎「(洗濯物も大事だけど…何か急な来客だったら可哀想だし…)」

京太郎「(ここはインターフォンに走って…)」

京太郎「…はい」

宥「あ、あの…す、須賀君…?」ブルブル

京太郎「って…宥さん!?」












京太郎「(なんでこんな時に宥さんが…)」

京太郎「(いや…考えている暇はない…!)」

京太郎「(ただでさえ寒がりな宥さんが服を濡らしたら)」

京太郎「(どう考えても、凍えてしまう…!!)」

京太郎「ちょ、ちょと待ってろよ!今開けるから!!」

宥「う、うん…!」

京太郎「(とりあえずバスタオルだけ取って…お湯とお風呂沸かして…!)」

京太郎「(後は後回し…!とりあえず…っ!)」

京太郎「…悪い!待たせた!!」

宥「ぁゎゎゎゎゎ…」ブルブル

京太郎「(うわ…顔真っ青になってる…)」

京太郎「(やっぱりすげー冷えてるんだな…早く暖めてやらないと…!)」

京太郎「とりあえず…こっちに…!後、これ…バスタオル」

宥「あう…あうぅぅ…」ブルブル

京太郎「(…って凍え過ぎて殆ど動けてない…!)」

京太郎「(でも…このままじゃ風邪ひくし…今は…!)」

京太郎「…宥さん、ごめん!」ダキッ

宥「あ…っ」









京太郎「(とりあえず…俺が服脱がせる訳にはいかないし…)」ドタドタ

京太郎「(まず向かうべきは…やっぱり風呂場だよな…!)」バンッ

京太郎「(ここには暖房もついてるし…少ししたら動けるはず…!)」

京太郎「…よし。とりあえず…ここで降りて…」

宥「ぅぅ…ぅぅ~…」ギュッ

京太郎「え?」

宥「行っちゃ…やだ…ぁ」ギュゥゥ

京太郎「う…いや…でも…」

宥「あったかいの…側に居て…ぇ…」

京太郎「あー…あー…ぅー…」

京太郎「(いや、でもな!そうやってぎゅってされるとな!!)」

京太郎「(どうしてもおもちがあたる訳なんだよ!!)」

京太郎「(玄より一回り大きい柔らかいおもちがぎゅって…ぎゅってさああああ!!)」





宥「…」ブルブル

京太郎「(…でも…こんなに震えてる宥さんの事放っておく訳にはいかないよな…)」

京太郎「(とりあえず…風呂の暖房つけて…っと)」ピッ

京太郎「んで…風呂場に入って待機…)」ガララッ

京太郎「(…)」ガララッピシャン

京太郎「…」

宥「は…ぅ」ブルル

京太郎「…」

宥「あうぅぅ…」ブルル

京太郎「(うん。まぁ、お姫様抱っこでボーッてしてても効果ないよな…)」

京太郎「(こんなに厚着してる全部びしょ濡れだし…)」

京太郎「(今はそれが全部体温を奪ってるんだ)」

京太郎「(幾ら暖房が効いてるって行ってもそれを脱がさないと…風邪を引いてしまう)」

京太郎「(…う…いや…だけど…だけどさ…!)」

京太郎「(女の人の服なんて…脱がせて良いのか?)」

京太郎「(勿論…緊急事態は緊急事態だけど…!!)」

京太郎「(ここで脱がせたら俺…後でとんでもないことになってしまいそうな…)」


>>+2
00~50 とりあえず宥さんに聞いてみる
51~99 いや、そんな暇はない


































>>いや、そんな暇はない

京太郎「(いや…そんな暇はない)」

京太郎「(さっきまでならまだしも…今の宥さんはもう唇まで真っ青になってる)」

京太郎「(歯の根だって合ってなくて…ガチガチって音が鳴っているくらいだ)」

京太郎「(そんな状態で聞いたところでろくに答えられるはずがない…!)」

京太郎「(ここは申し訳ないけど…了解を取ってる余裕なんてないんだ…!)」

京太郎「…宥さん…ごめん!」ガバッ

宥「ひゃぅ…っ」ビクッ

京太郎「とりあえず…冷えるだろうから…一旦全部脱がす」

京太郎「後で土下座でも何でもするから…今は…許して欲しい」

宥「ん…あぁ…」ブルブル

京太郎「(って言っても…くそ…張り付いて脱がしにくい…!)」

京太郎「(一つ一つが厚手だから余計に重く絡まって…)」

京太郎「(くそ…急いで脱がさないと宥さんが大変な事になってしまうかもしれないのに…!)」









京太郎「よい…っしょ…!」グイッ

京太郎「(…ダメだ。寒くて身を縮まらせた宥さんじゃ…服を脱がせられない…)」

宥「ひゃう…ぅぅ…」ブルブル

京太郎「…ごめん。宥さん万歳出来るか?」

宥「ぅ…う…ぁ…」フルフル…バンザーイ

京太郎「…うん。ありがとう。これで…!」

京太郎「(もうこれ以上、時間は掛けられない…!)」

京太郎「(とりあえず…背中から肩から全部使って…一気に全部脱がす…!)」

京太郎「(一枚ずつ剥いていたら宥さんがまた身を縮こまらせてしまうかもしれないし…)」

京太郎「(そうなったらもう服を切るしか俺に道はない)

京太郎「(だから…気合入れろよ…須賀京太郎)」

京太郎「(明日筋肉痛になっても良いという覚悟で…今こそありったけを…!)」グッ

宥「は…ん…」ズルズル

京太郎「う…」

宥「や…あぁ…」ズルズル

京太郎「うぉおおおおおお!」

宥「ひゃううぅ…っ」スポーン

京太郎「……え?」








宥「…」ブルブル ←上下お揃いの薄い緑色の下着姿可愛い

京太郎「え…あ…ぅ…あぁ…あの…お、お、おお俺!?」

宥「ぅぅ…うぅぅぅ…」ギュッ

京太郎「うわ…わわわわわわ!?」

京太郎「(おおおおおおおおおもちが!おもちが!!!)」

京太郎「(やばい、下着可愛い!ってそうじゃなくて…!)」

京太郎「(宥さんの身体柔らかくてずっと抱きしめたい…ってそっちでもなくて…!!)」

京太郎「(宥さん…大分冷えちゃってる…)」

京太郎「(冷える原因は取り除いたし…放っといても…暖房MAXだし少しは落ち着くだろうけど)」

京太郎「(でも…このままじゃあんまりにも可哀想だし…)」

京太郎「(とりあえず…手元にあるバスタオルで…拭くか…)」

京太郎「(い、いや…も、勿論…下着姿の女の人拭くなんてアレだけど…!)」

京太郎「(でも…今更…だしな…)」

京太郎「(後で叱られるのは一緒だろうし…今は…出来るかぎりの事をしよう)」









京太郎「…」フキフキ

宥「はぁ…」

京太郎「…」フキフキフキフキ

宥「んっ…」

京太郎「」フキフキフキフキ

宥「ふぁ…あぁ…」

京太郎「(落ち着け…落ち着くんだ須賀京太郎!!)」

京太郎「(宥さんはあくまでも暖まっていて気分が良いだけなんだ!!)」

京太郎「(決して感じているとかそういう訳じゃない!!)」

京太郎「(だから、興奮せず、ただ、平静に…仏の心を持って…無心で…ただ)」フキフキフキプニッ

京太郎「(…でっきる訳無いだろおおおお!!!)」

京太郎「(だって、相手宥さんだぞ!あの宥さんなんだぞ!?)」

京太郎「(服の上からでもはっきり分かるナイスなおもちの持ち主が俺に抱きついてるんだぞ!)」

京太郎「(太ももから脇まで露出させて俺にぎゅって…してるのに…!)」

京太郎「(平静でいられるはずなんかないって!無理だって!!!)」

宥「あ…す…須賀…君…」

京太郎「ふぁ、ふぁい!?」









宥「ごめん…ね。もう大丈夫だから…」

京太郎「あ…そ、そうですか。それなら良いんですけど…」

宥「…?」クビカシゲ

京太郎「あ、いや…い、良いんだ」

京太郎「まぁ、もう風呂も温まった頃合いだろうし…入っていってくれよ」

宥「…本当、ごめんね」シュン

京太郎「良いって。って言うか俺の方こそ服脱がせて…いや、今は良いか」

宥「…え?」

京太郎「とにかく…服はこっちで乾かしておくから…ゆっくりと風呂に浸かってくれよ」

京太郎「その間に俺は着替えとかそういうの用意しとくからさ」

宥「…うん。悪いけれど…お願いね」

京太郎「あぁ」









京太郎「(さて、ここで重要な事が一つある)」

京太郎「(我が家の母君はどちらかと言うと細身でおもちもあまり豊かとは言えない)」

京太郎「(つまり我が親愛なる母君の衣服は宥さんの着替えには使えないという事だ)」

京太郎「(じゃあ何を使うのか…と言えば、やはり最も体格的に近い俺のものを使うしかない)」

京太郎「(んで流石に男子のジャージや私服を除き、女の子が着れるものを探した結果)」

京太郎「(俺の手には一つしかなかった訳だ)」

宥「えっと…な、何か…恥ずかしい…ね」カァァ

京太郎「(…そう。所謂、制服のワイシャツと言う奴だ)」

京太郎「(しかも、それを裸の上から着てる所為でうっすらとその向こうの肌色が透けている)」

京太郎「(つか…乳首の先っぽなんてシャツからはっきりと見えるくらいになっててさ…)」

京太郎「(…なんつーか…あまりにも凶器的過ぎる)」

京太郎「(…これはやばい。下手なエロ本よりも…遥かにエロい)」ハナオサエ

宥「…あれ?須賀君?どうかしたの?」

京太郎「い、いや…その…」


>>+2
00~50 無言で部屋から取り出してきたコートを差し出す
51~99 透けてるから…と言ってコートを差し出す



































>>無言でコートを差し出す

京太郎「…」スッ

宥「あ…コート?ありがとう…」パァ

宥「んしょ…」スルスル

宥「わぁ…あったかぁい…」

宥「…でも、あったかぁいの…足りない…」シュン

京太郎「…悪い。でも、流石にそれ以上着られるものなくてさ…」

宥「あ、ううん。良いの。こちらこそ…ごめんなさい」

京太郎「ん?」

宥「急に押しかけて…こんな一杯して貰って…」

京太郎「良いんだよ、別に」

京太郎「つか…それくらいして当たり前ってくらい普段から世話になってるしさ」








京太郎「バイトの事でも…相談の事でも…さ」

京太郎「宥さんにも玄の奴にも…すげー頼ってるし」

宥「でも…」

京太郎「…それでも心苦しいって言うなら…さ。はい」

宥「…え?」

京太郎「俺新作のホットミルク」

京太郎「はちみつとか入れて色々工夫したけど…さ」

京太郎「実は俺以外誰にも飲ませてなくて…他の人にも美味しいって言ってもらえるか不安でさ」

京太郎「良ければ味見してくれないか?」

宥「…良いの?」

京太郎「良いんだよ。友達ってのはそういうもんだ」

京太郎「これくらいの事で何かお詫びだの何だの言ったりしないって」

京太郎「適当にぬるーく貸し借りのやりとりすれば…それで良いんだよ」

宥「…うん」スッ








宥「…美味しい。須賀君の味がする…」ホッコリ

京太郎「…大丈夫か?」

宥「うん…とっても美味しい」

宥「私…これあったかくて…好きかも…」

京太郎「あ…じゃあ、またレシピ…」

宥「…ううん。大丈夫」

宥「その代わり…これまた作ってくれないかな?」

京太郎「ん?」

宥「私…須賀君が作ってくれた…このホットミルクがまた飲みたいな」

京太郎「ん…俺は良いけど…」

宥「えへへ…やった」ニコー

京太郎「…あ、あとさ…裸…見た事だけど…その…」

宥「そんなのなかったよ」

京太郎「え?」

宥「須賀くんは私を助けようとしてくれただけ。…違う?」

京太郎「いや…そうだけど…」

宥「だったら…問題なんかない…よ」カァァ









京太郎「だけど…」

宥「問題ないの」

宥「…そう私が言ってるんだから…そ、そういう事にして欲しい…かな」マッカ

京太郎「あー……分かった。ごめん」

宥「ううん…」

京太郎「でも…もし後で思い返したりして不愉快だったら何時でも土下座でも何でもするから…」

宥「もう…そんな事ないのに」クスッ

宥「…だって…私…あの瞬間…」

京太郎「ん?」

宥「あ…いや…何でもない…よ」カァァ

宥「それより…これおかわりある?」

京太郎「おう。まだまだあるぞ」

宥「じゃあ…おかわり欲しいな」

宥「後…暇なら隣に…来てくれない?」

京太郎「ん…?あ、もしかして寒いのか?」

宥「ううん。寒さは大丈夫。暖房も一杯掛けて貰ってるし」

宥「ただ…雨は止むまでもうちょっと掛かるみたいだし…」

宥「須賀君とお話するのってとっても暖かいから…私もっとしたいなって…」ニコー

京太郎「…そっか。じゃあ…適当にお菓子でもつまみながら駄弁るか」

宥「うんっ♪」







【System】
松実宥の思い出が9になりました
松実宥の好感度が11あがりました
松実宥の現在の好感度は65です
松実宥は下着姿を見られた時、一瞬、暖かくなったようです
最終更新:2013年11月02日 16:31