中学3年――4月第一週

【中学3年 ―― 4月第一週】

京太郎「(さて…今週は憧の誕生日な訳だけれど…)」

京太郎「(ぶっちゃけ何を用意してやれば良いのやら)」

京太郎「(毎年、何か贈ろうとしても『アンタから貰えるのなら何でも良い』って言われるしなー)」

京太郎「(それはそれで嬉しいんだけど…あいつの欲しいもの分からないってデメリットもあるし)」

京太郎「(実際、俺のプレゼントでアイツが喜ばなかった事はないから、何でも良いんだけどさ)」

京太郎「(ま、今週の予定立てるついでに誰かに聞いてみるか)」

京太郎「(それじゃ今週は…っと)」



>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 やっぱり雑用は外せない
末尾49 玄とアルバイトを
末尾50 灼にリベンジだ!




































>>部活を頑張る

京太郎「(よし…今日も部活だ)」

京太郎「(俺自身の雀力はもう打ち止めだけど…でもチームとしての総合力はまだあげられるはずだし)」

京太郎「(出来る事は…ちゃんとやっていかないとな)」

郁乃「うーん…」

京太郎「…あれ?監督?どうかしたんですか?」

郁乃「あ、京太郎君…それがな~」

郁乃「…私、ここの監督止めるかもしれへんねん~」

京太郎「え?もしかしてクビになるんですか!?」

京太郎「もしかして前回のモブA先輩たちの問題が今更PTAに突かれたとか!?」

郁乃「ううん~。ほら、一応、私男女両方インターミドル連れて行っとるし…」

郁乃「その程度じゃ学校側もクビに出来ひんよ~」ニコッ

京太郎「その、その程度…なんでしょうか…」

郁乃「ただ…クビやのうてな~。ちょっと…他の高校で監督やっとる知り合いが倒れてもうて~…」

郁乃「代行として監督請け負ってくれへんやろうかって頼まれてなー…」

京太郎「…そう…ですか」








郁乃「…ね、京太郎君は私が監督やめちゃうと寂しい?



>>+2
00~50 寂しくて泣いてしまいそうです
51~99 それなら結婚して下さい







郁乃「とかないの~?」

京太郎「いや、今のなんですか」

郁乃「え~もう…イケズ~」イジイジ

京太郎「あー…もう…はいはい」

京太郎「…正直、いなくなってもらうと…寂しいですよ」

郁乃「ふぇ?」

京太郎「俺がここまで強くなれたのは間違いなく監督のお陰ですし」

京太郎「監督が合宿の予定組んで色んな人と打たせてもらえなかったら俺は少なくとも…江藤には勝てなかったと思います」

京太郎「だから…ありがとうございます、監督」ペコッ








郁乃「ふふ…そっか~」

郁乃「正直、恨まれとるとおもったけれど~そう言ってもらえるのはやっぱり嬉しいもんやね~」

京太郎「恨む?どうしてですか?」

郁乃「それはちょっと私の口からは言えへんな~」

郁乃「それに言っても多分、言っても君は気づけへんやろうし」

京太郎「??」

郁乃「まぁ…でも、嬉しかったし~…一つ京太郎君がほしがってるヒントあげようか」

京太郎「…え?ヒント?」

郁乃「うん。そう。雀力の壁を超えて成長する方法やで~」

京太郎「っ!本当ですか!!」








郁乃「一つはひたすら打つ事」

郁乃「打って打って打って打って打って打ち続けて…経験を力にする事」

郁乃「多くのプロがこの方法で自分の壁を突破し、成長しとるで~」

郁乃「まぁ、一般的にはこれがポピュラーな方法や~」

郁乃「郁乃んのオススメもこっちの方かな~」

京太郎「いくのんって…」

郁乃「なんか言うた~?」ニコッ

京太郎「い、いや…何でもないです」

郁乃「それならええんやけど~…あんまり生意気言うとキュって絞るで~?」ニコッ

京太郎「」ゾワッ

郁乃「っと…で、もう一つが『魔物になる事』」

京太郎「魔物…ですか?」






郁乃「そう。人は魔物に・・小鍛治プロみたいな化物になれるんやで~」

郁乃「勿論、それは資質も必要やし、誰しも出来るもんやないけどね~」

郁乃「ただ、私の見立てでは京太郎君はそれになれる資質を持っとると思うよ~」

京太郎「俺が…?」

郁乃「うんうん。と言うより…既に片足を突っ込んどる感じ~?」

郁乃「インターミドルクラスとは言えあそこまで無双するのはちょっと異常やで~」

郁乃「京太郎君本人に自覚はないやろうけれどね~」

京太郎「うーん…確かによく分かんないです…けど…」

京太郎「でも…その魔物になれば…俺はまだ強くなれるんですね」

郁乃「うんうん~」

京太郎「じゃあ…教えてください!」

京太郎「その魔物になるっていう方法を…!」

京太郎「俺…インターミドルまでにもっと強くならなきゃいけないんです…!」

京太郎「じゃなきゃ俺…きっと江藤には…」キュッ

郁乃「うん…そうやね~君はそういう子やね~」

京太郎「…え?」

郁乃「ただ…一つだけ聞くで~」

郁乃「…京太郎君、君は麻雀の為に自分の何かを犠牲に出来る?」

京太郎「…え?」









郁乃「…多かれ少なかれ魔物は人としての何かが欠如した生き物や~」

郁乃「それが後天的になんか先天的になんかは分からへん~」

郁乃「ただ…あの江藤って子が人の物まねでしか打てないように…何か大事なものを犠牲にする必要がある」

郁乃「それでも京太郎君は強くなりたい~?」

郁乃「それでも…京太郎君は魔物になりたいって…そう思う?」

京太郎「俺は…」


>>+2
1.それでも…やっぱり…
2.いえ…俺は…
※雀力突破イベントを決める程度の安価なので適当に数字で選んで下さい



































>>いえ…俺は…

京太郎「…いえ…俺は…やっぱり止めておきます」

京太郎「俺の中には譲れないもの…沢山あって…」

京太郎「それらの為に俺は戦っているんです」

京太郎「それらがもし…俺の中で犠牲になるのだとしたら…」

京太郎「俺は…今のままで良いです」

京太郎「そもそも…俺に小鍛治プロや江藤みたいな無茶苦茶な力があるとは思えませんしね」ハハッ

郁乃「そっか~…それが君の選択なんやったら私は何も言わへんよ~」

郁乃「ただ…覚えておかへんかったらあかんで~」

郁乃「…君はそれを決して認識出来ひんやろうけど…魔物に片足突っ込んどるんや」

郁乃「既に君は人としてあって当然の感受性を失っておるんやで~」

京太郎「…感受性?」クビカシゲ

郁乃「キッカケさえあれば…君が望む望まないに関わらず、いつでも魔物に変質出来る」

郁乃「それだけは忘れたらあかんで~?」

郁乃「じゃないと…君は最悪のタイミング最悪の場所で…大事なものを全部手放してしまうかもしれへんのやからな~」

京太郎「…分かりました」

京太郎「キモに…命じておきます」


>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力につき+10



































>>大成功

モブα「…どうかしたのかゼロ」

モブβ「何か浮かない顔だけど…」

京太郎「あ…いや…別に…」

モブα「…まぁ、無理に聞き出そうとはしないがな」

モブα「我とそういうベタベタとした付き合いは闇と光のように相容れぬ存在なのだから」

モブβ「普段、混沌って言ってる癖に…まぁ、同感かな」

モブβ「言ってくれるなら何時でも相談に乗るけど…俺達には言えない事なんだろう?」

京太郎「…あぁ…その…ごめん」

モブβ「良いよ、別に」

モブβ「ただ、後ろの新子にはちゃんと相談しておいた方がいいと思うぞ」

モブα「あぁ、さっきからお前の事、心配そうにチラチラと見ているからな」

京太郎「え?」クルッ

憧「あ…っ」カァァ













【System】
モブαとβの雀力が2あがりました
須賀京太郎の雑用力が1あがりました
須賀京太郎はアレで良かったのか悩んでいるようです
最終更新:2013年11月02日 16:17