中学二年――3月第三週~第四週

【中学二年 ―― 3月第三週】

京太郎「(結局アレから灼に山ほど熱いお茶を振る舞われた…)」

京太郎「(普段のあいつとは違う満面の笑みに押されて断る事も出来ず…つい飲んで…火傷して…)」

京太郎「(…その度に灼の顔に何かうっとりとしたものが強くなっていったのは流石に気のせいだと思いたい)」

京太郎「(それに一段落ついた後にはちゃんと冷やすものくれたしな)」

京太郎「(火傷で敏感になってる所為か何時もよりすげー冷たくてまた涙目になってたけれど)」

京太郎「(それを見てまた灼の顔が嬉しそうにしてたけど…アレはきっと優しさなんだ)」

京太郎「(灼なりの優しさなんだ、きっと)」

京太郎「(ま…何はともあれ…もう春休み)」

京太郎「(もうちょっとしたら新入生も来るし…新学期だって始まる)」

京太郎「(進学の事を見据えて…勉強もやっていかないとな)」

京太郎「(さて…それじゃ今週は…っと)」

>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 やっぱり雑用は外せない
末尾49 玄とアルバイトを
末尾50 灼にリベンジだ!
































>>やっぱり雑用は外せない

京太郎「ふふふーんふふふふうーん」

憧「どうしたの?調子良さそうじゃない」

京太郎「あぁ。色々あったけど…灼と仲直り出来たしさ」

憧「…灼?」

京太郎「あぁ。この前からそう呼ぶ事に決めたんだ」

京太郎「ま、今までがちょっと他人行儀過ぎたし…今更な話なんだけどさ」

憧「へぇ…そうなんだ…」

京太郎「…ん?憧?」

憧「…ううん。何でもない」

憧「…それより手伝ってあげよっか?」

京太郎「え?いや…でも…」

憧「私が手伝ってあげたいの。ダメ?」

京太郎「あー…でも、ちょっとだけな」

京太郎「お前は一応、女子麻雀部のレギュラーなんだし」

憧「男子麻雀部のエース様には言われたくないわよ」クスッ


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※雑用4とリベンジ5で+9































>>成功

京太郎「うっし…終わったか」

憧「うん。そうみたい」

京太郎「でも、憧も思ったより手際が良かったなぁ…」

憧「当然でしょ、あたしだって一年前までは雑用やってたんだし」

憧「それにうちの手伝いもしてるんだから、これくらい余裕よ」

京太郎「そっか…そうだよな」

憧「うん。だ、だから…その…ね」モジモジ

京太郎「ん?」

憧「いつでもお嫁に行ける…から」

京太郎「そうだな。憧は料理も上手いし気配りも出来るし…最高のお嫁さんだなぁ…」

憧「はぅ…っ」カァァ

京太郎「憧みたいな人を捕まえられると嬉しいんだけど…はは。まぁ、俺には高望みかな」

京太郎「って憧?」

憧「ハッ」

憧「え、えっと…あの…その…」

京太郎「ん?」

憧「あ、アナタ…今日は…ご飯にする?お風呂にする?それとも…あ、あ、…あたし…とか?」カァァ

京太郎「いや、何時もなら憧が一番だろ」

憧「ふきゅんっ♪」ゾクゾク

京太郎「とりあえず帰ったら、憧に勉強見てもらわないと…って憧?」

憧「や…ダメ…アナタ…こんな人が見てるところでなんて…せ、せめてベッドで…ぇ♪」ウットリ

「…ねぇ、先輩。アレであの二人マジで付き合ってないんですか?」

モブβ「…色々と察してやれ」










【System】
須賀京太郎の雑用力が1あがりました




















【中学二年 ―― 3月第四週】

京太郎「(その日の憧はなんか色々とぎこちなかった)」

京太郎「(帰る途中…なんか妙に内股になっていたし…)」

京太郎「(なんかあの歩き方…トイレか何かを我慢してるように見えたけど…)」

京太郎「(でも、帰った後もまず着替えに行ったし…違うのかなぁ…)」

京太郎「(…あれ?でもなんで帰ってすぐ着替えたんだ?)」

京太郎「(何時もならそのまま勉強会コースなのに)」

京太郎「(…ま、たまには先に着替えたい日もあるだろ)」

京太郎「(そもそも制服がシワになるし…早めに着替えた方が楽だからな)」

京太郎「(それより…来週の予定はどうしようかな)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 やっぱり雑用は外せない
末尾49 玄とアルバイトを
末尾50 灼にリベンジだ!



































>>憧と勉強

京太郎「よーっす。憧」

憧「ふきゅんっ!?」ビックゥ

京太郎「…あれ?どうかしたのか?」

憧「う、ううん!何でもない!何でもないから!!」

京太郎「それなら言いんだけど…」

京太郎「あれ?でも、その服…」

憧「~~っ」カァァ

京太郎「メイド服って奴か?へぇ…珍しい」

憧「あ、そ、そうなの!これ…お、お姉ちゃんから押し付けられて!!」

憧「す、捨てるのも勿体無いし…お、押入れの中に閉まってたんだけど…」

京太郎「へぇ…どんなのなんだ?見せてくれよ」

憧「ふきゅっ!だ、ダメ!」バッ

京太郎「え?」

憧「お、女の子の衣装棚見たいとか…な、何考えてるの!!」カァァ

京太郎「あー…それもそうだな。悪い」

憧「……もっと過激な奴もあるし…見せらんないのよぉ…」

京太郎「…過激?」

憧「う、ううん!何でもない!そ、それより…勉強…しよ!」

京太郎「お、おう」

>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※知力2王子様3で+5




































>>失敗

京太郎「」カキカキ

憧「…」モジモジ

京太郎「」カキカキ

憧「…」チラッ

京太郎「憧、ここなんだけどさ」

憧「ふぇ!?」カァァ

京太郎「ん?」

憧「あ、いや…そ、その…そ、それね…それは…えっと…」

京太郎「あー…体調悪いなら今日は辞めとくか?」

憧「え…いや…でも…」

京太郎「さっきからお前、顔赤いぞ」

憧「ぅ…それは…その…」

京太郎「それに反応も鈍いしさ。風邪か何かなら側についててやるぞ」

憧「う、ううん…それは…あの…」モジモジ

京太郎「ん?」

憧「…ね、京太郎…さっき…メイド服みたいって…そう言った…よね」

京太郎「おう。言ったけど…」

憧「じゃ…じゃあ…あの…今から着替えて見せて…あげよう…か?」

京太郎「え?でも、今勉強…」

憧「そ、そうだけど…!でも…あ、あたしが気になって集中出来ないっていうか…」

憧「もしかしたらコスプレならその気になってくれるかなって…そ、そう思ったっていうか…」

京太郎「…その気?」

憧「うぅぅぅうぅ…」カァァ

憧「…もう良い…もう良いから…っ」スネー

京太郎「え…あ…うん…?」

憧「…それより…側に…いてくれる…んだよね」ギュッ

京太郎「おう。とりあえず帰るまではな」

憧「…じゃあ…今日も…添い寝…してくれる?」

京太郎「あぁ。それくらいお安い御用だ」
最終更新:2013年11月02日 16:10