中学二年――12月第三週~第四週

【中学二年 ―― 12月第三週】

京太郎「(ふぅ…何とか…秋季大会は優勝出来たな)」

京太郎「(先輩たちの栄光に泥を塗らないような結果で良かった)」

京太郎「(ただ…俺と江藤の実力はほぼ互角)」

京太郎「(インターミドルではあいつも強くなると…そう言っていたし…)」

京太郎「(優勝したからと言っても油断はできない)」

京太郎「(ただ…そう…ただ…)」

京太郎「(最近…強く行き詰まりというものを意識し始めてきた)」

京太郎「(…俺という雀士の伸び代は…もう殆ど残ってはいないのかもしれない)」

京太郎「(そうなった時…俺は…江藤の奴に…)」

京太郎「(…いや、そんな暗い事を考えるのはよそう)」

京太郎「(それよりも…今週の事だ)」

京太郎「(さて…何をしようかな…)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾257 部活を頑張る
末尾380 雑用だ!ともかく雑用にかけろ!
末尾49 玄とアルバイト



































>>部活を頑張る

モブβ「お、須賀。今日はこっちか」

京太郎「こっちって?」

モブβ「最近、雑用ばっかりだったから珍しいなって」

京太郎「あー…まぁ…な」

京太郎「なんつーか…その…」

モブβ「…ん?」

京太郎「俺が打つよりも二年や一年に打ってもらった方が良いかなって…」

モブβ「なんだよ、それ。気にし過ぎだろ」

京太郎「…そうか?」

モブβ「そうだって。まったく…気ぃ使いすぎ」

モブβ「それよりほら、久しぶりにやろうぜ」

モブβ「出来れば卒業までに一回はお前から和了っておきたいしな」

>>+2
00~50 成功
51~99 大成功
※雀力につき+9































>>大成功

モブα「ぬあー…」

モブβ「…今日も無理だったかぁ…」

京太郎「はは。悪いな」

モブβ「インターミドルチャンプの壁は厚い…」

京太郎「ま、簡単に超えられるような壁だったらお前も安心してエースを任せられないだろ」

モブα「確かにな。我らの信頼に足るソウルの輝きを一番槍であるゼロが持ってくれているのは安心できる」

モブβ「実際、青山以外はほぼ敵なしだからなぁ今…」

モブβ「ただ…」

京太郎「…ん?」

モブβ「いや…なんでもない」

モブβ「俺も精進しなきゃいけないなって…そう思っただけだよ」

京太郎「…そっか」















【System】
須賀京太郎の雀力が2あがりました
須賀京太郎の雑用力が1あがりました













【中学二年 ―― 12月第四週】

京太郎「(で…こうして大会の為に東京に来た訳だけれど…)」

やえ「…うん…まぁ…その…なんだな」

京太郎「その…えっと…」

やえ「…やっぱり別のホテル取れなかったね…」ズーン

京太郎「あ…あはは…まぁ、仕方ないですよ」

やえ「でも…ほ、ホテルの人に凄いニヤニヤされて…」

京太郎「まぁ、クリスマスイブって日本じゃ恋人と過ごす日ってイメージですし」

やえ「はぅっ」カァァ

京太郎「あれ?やえ先輩?」

やえ「い、いや…な、何でもない…」モジモジ







京太郎「まぁ、大丈夫ですよ」

やえ「え?」

京太郎「荷物はここに置いて行きますけど、俺、近くのネカフェで泊まりますし」

やえ「いや…でも、それじゃ疲れが…」

京太郎「これくらい遠征で慣れてれば余裕ですよ」

京太郎「それよりも年頃の男女が同室で一夜を過ごしたって方が問題ですって」

京太郎「俺はやえ先輩だったら歓迎ですけど、でも、やえ先輩は女の子ですし」

やえ「ふぇっ!?」カァァ

京太郎「え?」

やえ「え…あ、いや…その…ま、まさか…ここで女の子と言われるなんて思わなくて…」モジモジ

京太郎「いや、やえ先輩は立派な女の子でしょうに」

京太郎「(…つか、立派どころかすげー可愛いし魅力的なんだけど…それ言っちゃ流石にセクハラだよな、うん)」









やえ「じゃあ…あの…ね」

京太郎「え?」

やえ「こ、ここに…居て…良いから」

京太郎「い、いや…でも…」

やえ「だ、大丈夫!だって…べ、ベッドは別だし!」

やえ「それに…私の事…女の子だって意識…してくれてるんだよ…ね?」

京太郎「ま、まぁ…その…」

やえ「だったら…問題ない…よ」モジモジ

京太郎「いや、寧ろ問題しか…」

やえ「だ、だって…幾らなんでも寂しいよ」

やえ「折角、二人で東京に来たのに一人きりなんて…」

やえ「それに…その…明日はイブなんだ…し…」

やえ「…す、須賀君さえ良ければ…一緒にいたい…な…」モジモジ

京太郎「…」



>>+2
00~50 …分かりました
51~99 後悔してもしりませんよ
※男気により+9

































>>後悔してもしりませんよ

京太郎「…後悔しても知りませんよ」

やえ「ふぇっ!?」カァァ

京太郎「やえ先輩みたいな人にそこまで言われたら俺だってその…意識しますし」

やえ「そ、そそ…そう…なんだ…」

京太郎「あ、当たり前ですよ。…やえ先輩はもっと自分が魅力的なの自覚するべきです」

やえ「はぅ…」モジモジ

京太郎「……」

やえ「ぅ……ぅ…」チラッ

京太郎「(やっぱあんな事言わなければよかったあああああああ!!!)」

京太郎「(いや、うん!流石にこの状況であんなの言ったらそりゃ警戒されるよな!!)」

京太郎「(さっきから俺の事チラチラ見てるのも不安だからだよな!!)」

京太郎「(…うん。やっぱり…俺、今からでもネカフェに…)」スッ

やえ「あ…ま、待って…!」ギュッ

京太郎「え?」

やえ「こ…ここに…居て。…お願い…」ギュゥゥ

京太郎「やえ…先輩?」









やえ「…大丈夫…だから。私…須賀君の事警戒してる訳じゃない…から」

京太郎「…え?」

やえ「ただ…ちょっぴり緊張してるっていうか…うん…ただ…それだけで…あの…」

やえ「い、嫌じゃないの!須賀君なら…私嫌じゃないから…」フルフル

京太郎「そう…ですか」

やえ「う…うん…」

京太郎「…じゃ、一緒に夜景でも見ましょうか?」

やえ「え?」

京太郎「ほら、ここ結構、上等なホテルですし」

京太郎「きっと夜景も綺麗だと思うんですよ」

京太郎「そんな夜景をやえ先輩と一緒に楽しみたいなって…ダメですかね?」

やえ「う、ううん!ダメなんて事ないよ!!」

京太郎「じゃあ、一緒にお菓子でも買いに行きましょうか」

京太郎「んで、紙コップのジュースで乾杯しましょう」

やえ「ふふ…ジュースで乾杯とか何とも締まらない絵面になりそう」クスッ

京太郎「まぁ、やえ先輩が居てくれているだけで俺としては最高のシチュエーションですけど」

やえ「なにそれ口説いてくれてるの?」

京太郎「こういうシチュエーションで君の瞳に乾杯とか結構、憧れません?」

やえ「んー…言われてみないと分からないかも」

京太郎「じゃ、一回試してみましょうか」

やえ「そう…だね。他にも色々…試してみようね♪」
最終更新:2013年10月20日 18:15