中学二年――10月文化祭

【中学二年 ―― 10月第四週】

京太郎「(さて…今日は文化祭だ)」

京太郎「(話に出した所為か阿知賀の皆や、やえ先輩も来てくれているらしい)」

京太郎「(阿知賀と違ってそれほど広い校内じゃないし、探せば誰かに会えるだろう」

京太郎「(折角、来てくれたんだし、一度、顔くらい合わせておきたいな)」

京太郎「(まぁ…一人で周るのも悪くないけど…やっぱり寂しいし)」

京太郎「(モブαもβも時間合わないみたいで一緒に回れないからなぁ…)」

京太郎「(って…あれは…)」



>>+2
末尾16 しず憧に出会った
末尾27 玄に出会った
末尾38 鷺森に出会った
末尾49 宥さんに出会った
末尾50 やえ先輩に出会った




































>>玄に出会った

京太郎「よ、玄」

玄「あ、京太郎君」

京太郎「わざわざ来てくれたんだな、ありがとう」

玄「ううん。今日は旅館も忙しくなかったし」

玄「それに同じおもちマイスターの晴れ舞台ともなれば馳せ参じない訳にはいかないのです!」ドヤァ

京太郎「だから俺はそんなわけの分からないものになった記憶はないんだけどなー」

京太郎「ま、いいや。それより一人か?」

玄「うん。おねーちゃんは今日、曇だから行けないって」

京太郎「あぁ…流石に11月手前ともなると寒いもんな…」

玄「あ、そうだ。良ければ京太郎君が案内してくれない?」

京太郎「俺が?まぁ、良いけど…あんまり大した事出来ないぞ」

京太郎「今日開催したばっかで他のクラスの展示とかあんまり知らないからな」

玄「それでも良いよ。良い展示に案内してもらう事じゃなくて京太郎に案内してもらう事の方が大事だから」ニコー








京太郎「ったく…お前の素直なところってこういう所で厄介だよな…」

玄「え?」

京太郎「…そう言われると俺も嬉しいって事だよ」

玄「えへへ…」ニコー

京太郎「ったく…嬉しそうな顔しやがって…それより…何処から回る?」

玄「えっと…それじゃあ京太郎君のクラスの展示から行きたいかな」

京太郎「つっても大したもんじゃねぇぞ?ただの>>+2だし」


00~30 騙し絵の展示
31~60 お化け屋敷
61~99 軽食屋
※男気も何もないので補正ありません



































>>軽食屋

玄「軽食屋?」

京太郎「あぁ。教室に机並べて家庭科室からカレーとかそういうの運んでくるだけの奴」

京太郎「今年から開催が休日になって外来者を呼ぶようになってからお試しって事で許可が降りたんだけどさ」

玄「でも、丁度、今はおやつ時だしお腹も減ってるかも…」

京太郎「あー軽食屋だし、クレープとかもあるぞ」

玄「あ、おもちはある?」

京太郎「お前、こういう時にまで…」

玄「あ、ち、違うの。何時も言ってる方じゃなくて」カァ

玄「食べる方のおもちはあるかなって」

京太郎「あぁ。そういう事か」

京太郎「確か善哉だったらあったぞ」

玄「あ、それ食べたい」

京太郎「決まりだな。じゃあ、行こうか」






【京太郎のクラス】

京太郎「っし…注文も終わったし」

玄「むぅ…」

京太郎「どうかしたのか?」

玄「衣装がただの制服なのです…」

京太郎「え?いや…当然だろ」

玄「おかしいよ!こういう時はメイド服とかじゃないの!」

玄「しかも、水着の上から着て凄い露出度高い奴!!」

玄「見るからにこれアウトだなって思うような衣装じゃないとダメだよ!!」

京太郎「ダメなのはお前の頭だ」ペシッ

玄「あぅっ!」

京太郎「まったく…そんな格好で営業とか許可降りる訳ないだろ」

玄「うー…でも…これじゃおもちを楽しめないよぉ…」

京太郎「うちの中学はおもちを楽しむ場所じゃねぇんだよ」








玄「えーでも、京太郎君も制服じゃあんまりにも面白味がなさすぎるって思わない?」

京太郎「思わねぇよ」

玄「ぅー…京太郎君の裏切り者」

京太郎「裏切ったつもりはないっての」

京太郎「それにまぁ、色々言ってるけど俺がその衣装着る可能性もあったんだぞ?」

京太郎「そんなの一種のグロ画像以外の何物でもないだろ」

玄「えー…そんな事ないと思うけどなぁ」

京太郎「え?」

玄「京太郎君、女顔だし、お化粧すればきっと映えるよ」

京太郎「いや、映える映えないじゃなくて…体格で無理だろ」

玄「それなんだよねー…京太郎君細マッチョだし…」

玄「あの時も凄かったもんね」

ざわっ!!

京太郎「ん?」







玄「固いの一杯当てられちゃったし…」

京太郎「そりゃ玄が挑発するからだろ」


ざわわっ!


玄「そもそも、京太郎君が…私がヘトヘトになるまでするから…」

京太郎「ギブアップしない玄が悪いんだっての」


ざわわわっ



玄「だって…悔しかったんだもん…」

玄「あんな風に足腰立たなくなるまでして…京太郎君だけ平気な顔してたし…」


ざわわわわっ!!!!


玄「私、あんな風にもてあそばれるなんて初めてで…」


ざわわわわわわわっ!!











京太郎「ま、そういうのはしず相手で慣れてるからな」


ざわわわわわわわわっ!!


玄「えーなんかズルい…」

京太郎「拗ねるなよ。また今度、相手してやるから」

玄「…約束だよ?」

京太郎「あぁ…って、お、来たぞ」

玄「わーい」

「お、お待たせしました。後…須賀君?」

京太郎「ん?」

「そ、そのね…あんまり親しくない私が交友関係に色々言うのは変なんだけど…」

「そういう話はあんまり人前でしない方が良いと思う…」

京太郎「へ?」

京太郎「(…この前プールでやったバレーの話だったのに…なんで?)」







玄「どうしたの?」モグモグ

京太郎「いや…何でもない」

京太郎「つか、お前、もう食べてるのかよ」

玄「うん。お腹空いちゃってて」エヘヘ

玄「あ、京太郎君も食べる?」

京太郎「良いのか?」

玄「うん。おもちの幸せは皆で分け与えるべきなのです」ドヤァ

京太郎「(…これって食べ物の方のおもちだよな…うん、そのはずだ)」

京太郎「んじゃ、一口貰おうか」

玄「うん。じゃあ、はい」スッ

京太郎「え?」

玄「あーん♪」

>>+2
00~50 あ、あーん
51~99 寧ろ、こっちがあーんする
※男気により+8




































>>あ、あーん

京太郎「あ、あーん…」パクッ


ざわわわっ


玄「美味しい?」

京太郎「いや…所詮、インスタントの善哉だしな」

玄「えーここは美味しいって言ってくれる所じゃないの?」

京太郎「玄じゃちょっとなぁ…」

玄「むぅ…良いもん…」スネー

京太郎「はは。ほら、拗ねるなよ」

京太郎「こっちのクレープも中々、美味しいぞ」ホラッ

玄「…ん」モグ

京太郎「どうだ?」

玄「…美味しい」

京太郎「そっか。良かった」






憧「ただいま。そろそろ交代だよね」

「あ、憧ちゃん!い、今はダメ!!」

憧「へ?」

「い、今はほら…お、お客さんがね、一杯だから」

憧「え?でも、それだったらあたしも入った方が良いんじゃ…」

「だ、大丈夫!中はちゃんと回せてるから…!」

「そ、そう!だから、もうちょっと外を回ってた方が良いんじゃないかな!?ううん、知らないけどきっとそう!!」

玄「あれ?なんか外が騒がしいな」

京太郎「そんなもんだろ。それより、ほら唇の周りにクリームついてるぞ」フキフキ

玄「えへへ…ありがとう!」

玄「あ、お礼にもう一回、善哉食べる?」

京太郎「いや…流石に二回目は色々とお腹一杯だから…」

玄「そう?こんなに美味しいのに」ムニー

京太郎「ったく…喉詰まらせるなよ」

玄「らいじょうぶだいじょうぶ…」モグモグ

















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最終更新:2013年10月20日 17:47