中学二年――9月第一週~第四週

【中学二年 ―― 9月第一週】

京太郎「(と言っても…考えても答えなんて出てこないんだけどさ…)」

京太郎「(俺がしずに対するスタンスは小学校から変わっていない)」

京太郎「(それを今更、どうこう思う余地が…はたしてあるんだろうか?)」

京太郎「(いや、幾らしずだって成長してる訳だから意識も変わるんだろうけどさ)」

京太郎「(でも、4月くらいまでは…そんな事なかったよな…)」

京太郎「(何時通り俺に抱きついてきたし…撫でて貰いたがっていたし…)」

京太郎「(新学期で何かあったんかと思ったけど…鷺森の言葉から察するにそういう訳ではないようだし…)」

京太郎「(うーん…ここはやっぱりもう一人…玄の奴に聞いてみるべきなんだろうか)」



>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 雑用だヒャッハー
末尾4950 玄とアルバイト




































>>憧と勉強

京太郎「って事らしいんだけど…憧はどう思う?」

憧「私?」

京太郎「あぁ…俺以外でしずと一番親しいのって憧だろ」

京太郎「それに今は同じように俺に抱きついたり手を組んだりしてる訳だし…何かアドバイスないかなって…」

憧「……」

京太郎「…憧?」

憧「ごめん。なんでもない」

憧「でも…それより勉強大事なんじゃないの?」

京太郎「あー…確かに…それもそうだけど…」

憧「でしょう?だから、ほら、今は気持ちを切り替える為にも勉強しましょ」ニコッ

憧「あ、あたし、お菓子とか取ってくるから…ちょっと待っててね」

京太郎「お…おう…」

>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※知力2御神籤5で+8されます


































>>大成功

京太郎「(なんか今日は何時も以上にサクサク進んだなー)」

京太郎「(まぁ何時も以上に憧がしっかりと基礎から教えてくれたからなんだろうけど)」

京太郎「(でも、なんか違和感があるというか…こう…鬼気迫るものを感じるというか)」

京太郎「(優しいのは優しいんだけど…何時もの憧が見せる優しさとは違うっていうか)」

京太郎「(…こうして笑っている裏で憧もまた傷ついて苦しんでいるような…そんな気さえする)」

京太郎「(…勿論、俺にはその理由は分からねぇよ。分からねぇけど…)」

京太郎「…憧」

憧「ん?」

京太郎「そろそろ…休憩しようぜ」

憧「え…でも…まだ予定の時間じゃ…」

京太郎「良いから。俺…もう疲れちまったしさ」









京太郎「それより…ほら、こっちに来いよ」

憧「…良い…の?」

京太郎「良いんだよ。何時もやってる事だろ?」

憧「でも…私…」

京太郎「…良いから」グイッ

憧「…あ…」

京太郎「…どうだ?少しは落ち着いたか?」ナデナデ

憧「…ぅ…」

京太郎「何を焦ってるのか知らないけど…俺だったら聞くぞ?」

憧「…ごめんね」

憧「でも…言えない…あんたにだけは…絶対に言えないの…」

憧「だって…あたし…京太郎にだけは失望されたくない…幻滅…されたくないもの…」

京太郎「…幻滅なんて誰がするかよ」プニ

憧「はにゅ…」








京太郎「誰もお前が完全無欠の聖人だなんて思ってねぇよ」

京太郎「勿論、すげー奴だと思ってるけど…でも、お前は人間なんだ」

京太郎「人に言えない事の一つや二つあるのが当然だろ」

京太郎「俺だって…憧やしずにも言えない事くらい抱えてるんだし」

京太郎「ま…だから言えなんて言うつもりはないけどさ」

京太郎「でも…俺を理由に…自分を追い詰めたりすんなよ」

京太郎「言っただろ?俺は何時だってお前を護ってやるって」

京太郎「そう簡単にお前の事見捨てたりなんかするかよ」

憧「…うん…ありがとう…」


>>+2
※雀力雑用力バイト力から一つお選び下さい


















【System】
須賀京太郎の知力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が1あがりました
新子憧は悪いと思いつつ、どうしても止まれないようです
















【中学二年 ―― 9月第三週】

京太郎「(アレから憧は俺にずっと側に居てもらいたがっていた)」

京太郎「(今までもそうやって俺を引き止めようとした事はあったけど…でも、此の前は泊まりまで言い出したからな…)」

京太郎「(流石にそれはあっちの親御さんが拒否したから何とかなったけど…)」

京太郎「(憧の奴…すげー寂しそうにしてた)」

京太郎「(やっぱり…何かあるんだろうか?)」

京太郎「(俺は憧の側にいてやった方が…いや…でも…しずの事もあるし…)」

京太郎「(あー…くそ…どうすりゃ良いんだよ…)」



>>+2

>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 雑用だヒャッハー
末尾4950 玄とアルバイト


































>>玄とアルバイト

京太郎「あー…玄?」

玄「あ、どうしたの京太郎君」

京太郎「いや…後でちょっと話があるんだけど…」

玄「話?うん。私は構わないよ」

玄「今は比較的シーズンオフだし…お客さんも少なめだしね」

京太郎「悪いな…」

玄「ううん…別に良いけど…」

京太郎「ん?」

玄「…大丈夫?なんか顔色悪いよ?」

京太郎「…あぁ。大丈夫だ」

玄「お仕事休む?それでも構わないよ」

京太郎「いや…シフト組んで貰っている分はしっかりやるよ」

京太郎「それより…終わった後…少しだけ時間をくれ」

玄「うん。分かった」









>>大天使アラタソの加護により自動大成功


玄「お疲れ様」

京太郎「あぁ…お疲れ。それで…玄」

玄「うん。今なら大丈夫だよ」

玄「あ、でも、人に聞かれたくない話なら…家の方行こうか?」

玄「控室だと誰か来るかもしれないし…」

京太郎「あぁ、そうだな…頼めるか」

玄「はーい。じゃあ、こっちに来てね」

京太郎「あぁ」

玄「でも、凄いよね。そんなに疲れているのに…」

玄「今日も大活躍だって聞いたよ」

京太郎「まぁ…大活躍って言っても、一人前の仕事しただけだけどな」

京太郎「実力的には玄には全然、及んでねぇよ」

玄「えへへ…♪まぁ私は子どもの頃からこの道一筋だからね」

玄「年季って奴が違うのです」ドヤァ

玄「って、ここだよ。入ってねー」

京太郎「お邪魔します」









玄「それで…お話って?」

京太郎「あー…しずの事なんだけど…」

玄「穏乃ちゃんの事?」

京太郎「あぁ。なんか最近避けられててさ…何か俺がしてしまったのかなって…」

玄「うーん…特に学校では普通だったけれど…」

玄「あ、でも、5月くらいは目に見えて変だったよ」

京太郎「…5月?」

玄「うん。京太郎君の告白の話が流行りだした頃だからすっごいよく覚えてるよ」

玄「あの頃の穏乃ちゃんは殆ど寝てなかったんじゃないかなぁ…」

京太郎「あの寝坊助のしずが…?」

玄「うん。よく目も赤く晴らしていたし…見ていてとても痛々しかったよ」

玄「今はそうでもないけど…でも、やっぱりその前に比べると元気はないかも」

京太郎「…そっか…」





宥「ぅーん…」モゾモゾ

玄「あ…またおねーちゃんおこたの中で寝てる…」

玄「こらー、お客さん来てるからあんまり寝てちゃダメだよ」ユサユサ

宥「ん…お客さん…」モゾモゾ

京太郎「あ、宥さんやっほ」

宥「ふぇっ!?」カァァァ

宥「あう…み、見ないでぇっ」ガバッ

京太郎「ん?」

玄「大丈夫だよ、おねーちゃん」

玄「何時もみたいに涎の後とかはついてないし、美人さんなのです」ドヤァ

宥「もー!玄ちゃんのばかーばかぁぁ!」ポカポカ





宥「…ふぅ…ごめんね、見苦しいところを見せて…」

京太郎「いや…別に気にしてないけど…」

宥「あ、後…わ、私、何時も涎垂らしてる訳じゃない…から」カァァ

宥「く、玄ちゃんが大げさに言ってるだけだからね…!」モジモジ

京太郎「あ、あぁ…」

宥「ふぅ…それで…何のお話をしてたの?」

京太郎「あぁ…しずの事」

京太郎「最近、避けられてるんだけど…宥さんはなにか知らないか?」

宥「うーん…」

宥「…知っていると言えば知っているし…知らないと言えば知らないし…」

京太郎「…どういう事なんだ?」

宥「…憶測ではあるけれど穏乃ちゃんが落ち込んでいる理由は分かるよ」

京太郎「ほ…本当か!?」





宥「…うん。まぁ…あんまり詳しくは言ってあげられないけれど…」

京太郎「それでも良い!頼む!教えてくれ!!」

宥「…それじゃ…その…穏乃ちゃんが元気がなくなったのは須賀君の所為だと思う」

京太郎「やっぱり…俺が何かあいつに嫌われるような事…」

宥「ううん。嫌われてはいないよ。それだけは保証する」

宥「より正確に言うなら…須賀君の噂の所為…かな」

京太郎「俺の噂?」

宥「ほら、5月くらいから須賀君が凄い告白したっていうのが広まったでしょ」

宥「それが…穏乃ちゃんが落ち込んでいる原因だと思う」

京太郎「…でも…俺は…」

宥「うん。分かってるよ。それが憧ちゃんを助けるのに必要だったんだよね」

宥「でも…それは決して誰かを傷つけないものじゃなかったんだよ」

宥「私…最初に聞いたよね?何もかもを犠牲にする覚悟があるかって…」

宥「それは…こういう意味でもあったんだよ」




京太郎「…じゃあ…俺はどうすれば良いんだ…」

宥「それは…須賀君が決める事だよ」

宥「穏乃ちゃんを選ぶのか…それとも憧ちゃんを選ぶのか…」

京太郎「あれ…?どうしてそこで憧が…?」

宥「…それは秘密。あんまり口に出しちゃうと可哀想だし…」

宥「それに…そういう事を気づくのも、須賀君の責任だから」

京太郎「…責任?」

宥「そう。これまで須賀君がやってきたこと」

宥「良かれと思ってして来た事のツケが…今、全部押し寄せてきてるんだよ」

宥「勿論、それは悪い事じゃないし…須賀君がやって来た事を否定するものじゃない」

宥「でも…須賀君が凄ければ凄いほど…それはこれからも…必ずやってくるものだよ」

京太郎「…よく分からない」

京太郎「けど…俺に責任があるって事だけはよくわかった」

京太郎「このギクシャクしてる感じを何とか出来るのも俺だけだって事も…な」

宥「…そっか」ニコ




京太郎「ありがとう、宥さん。話を聞いてくれて」

京太郎「少し…色んな事が見えてきた気がするよ」

宥「うん。それなら良かった」

京太郎「そこでノビてるフリをしてる玄もありがとうな」

玄「はぅ…」ビクッ

京太郎「また今度、お礼をするから…何か考えといてくれよ」

京太郎「映画でも何でも付き合うからさ」

京太郎「じゃ…二人ともまたな!」ダッ

宥「行っちゃったね」

玄「…行っちゃったのです」

宥「…ん?あれ?玄ちゃん?」

玄「ふぇ?」

宥「なんかちょっと不機嫌さん?」

玄「そ、そんな訳ないよ!ただ…」

宥「ただ?」

玄「…ううん。何でもない」

玄「(…京太郎君が頼ってくれたのは私だったはずなのに…)」












【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました
松実玄の好感度が1あがりました
松実宥の好感度が1あがりました













【中学二年 ―― 9月第四週】

京太郎「(結局…アレから色々、考えたけれど…)」

京太郎「(でも、形になるようなものは掴めないままだった)」

京太郎「(もうちょっとで掴めそうなのに…目の前で霧散して…)」

京太郎「(キッカケだけは分かったけど…でも…その理由までは追いつけなくて…)」

京太郎「(うーん…ダメだ。頭の中、煮詰まってきた)」

京太郎「(…ここはやっぱり気分転換が必要だな)」

京太郎「(さて、その為にも今週は…)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 雑用だヒャッハー
末尾49 玄とアルバイト
末尾50 鷺森レーンで気晴らしを


































>>雑用だヒャッハー

京太郎「(まぁ、気分転換と言えばやっぱり雑用だよな!!)」

京太郎「(幸いモブA先輩たちがいなくなったお陰で、仕事は沢山あるし)」

京太郎「(頭を空っぽにして働くには中々、いい感じだぜ!!)」

京太郎「(でも、なんだろうな)」

京太郎「(こうして雑用してると…何故か長野の事を思い出す)」

京太郎「(あのまま長野にいたら俺どうなっていたんだろうなー…)」


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※雑用力3御神籤5リベンジ5で+13されます



































>>大成功

京太郎「(もしかしたら生徒会長や雀荘の娘がいる麻雀部に出入りしてたかもなー)」

京太郎「(んでメキシコ料理好きな小柄な奴や和の奴と一緒に麻雀やってたかも…)」

京太郎「(…いや、でも、なんか地味目な文学少女が入ってきた辺りから雲行きが怪しくなりそうな気がするな…)」

京太郎「(なんかこう…いつの間にか雑用ポジに収まっているというか、フレームから消えていくというか…)」

京太郎「(っと…そんな事考えてる間に雑用も一段落ついたか)」

京太郎「(さて…時間も余った事だし、ちょっとだけでも雀卓につくかな)」

京太郎「(インターミドルでの優勝は逃したけれど…秋季大会こそチームとして優勝したいからな)」













【System】
須賀京太郎の雑用力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が1あがりました
最終更新:2013年10月20日 17:11