中学二年――6月インターミドル予選

「さぁぁて、ようやく訪れましたインターミドル予選決勝!」

「この一局に生き残れた一校だけがインターミドルへのチケットを手にします!!」

「一体、どの校がそれを掴むのかああああ!!」

「やはり注目は阿太峯ですね」

「去年のインターミドル覇者の名は伊達ではありません」

「今年はその中核であった三年生が抜けて不安でしたがレギュラーを背負う二年の三人がその穴をしっかり埋めています」

「特に先鋒の須賀選手の気合は十分と言った感じで、今まで他家を圧倒してきました」

「今回の卓でもその圧倒的力を見せるのか阿太峯ェェ!!!では、決勝戦!スタートです!!」



>>+2京太郎(雀力7+能力補正15+土壇場5+フォア(仮)5)32
>>+3A(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10
>>+4B(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10
>>+5C(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10
































>>京太郎126
>>A0
>>B71
>>C2


京太郎「(決勝戦…か)」

京太郎「(秋季大会じゃ…ここから躓き始めたんだよな…)」

京太郎「(その後、不調があってチームがバラバラだったチームがさらに滅茶苦茶になって…)」

京太郎「(…でも…今回はそんな事はしない)」

京太郎「(今の俺には…チームがある)」

京太郎「(背中には…チームに入れなかった人たちの期待もある)」

京太郎「(そして…去年、お世話になった先輩たちの…思いもある)」

京太郎「(だからこそ…俺は…)」

京太郎「…ツモ。ハネマンだ」


>>+2京太郎(雀力7+能力補正15+土壇場5+フォア(仮)5)32
>>+3A(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10
>>+4B(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10
>>+5C(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10































>>京太郎58
>>A01
>>B11
>>C0

C「(なんだ…これは…手が…進まない…)」

B「(聴牌にすら…届かないなんて…)」

A「(さっきから…おかしいだろ…配牌が悪いなんてもんじゃない…!)」

B(それなのに…阿太峯の奴は悠々と手を薦めて…)]

C「(一人だけ聴牌してやがる…!止めなきゃ…止めなきゃいけないのに…!)」

A「(鳴く材料すら揃わない…なんなんだ…これは…!?)」

京太郎「…ツモ。2600オール」



>>+2京太郎(雀力7+能力補正15+土壇場5+フォア(仮)5)32
>>+3A(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10
>>+4B(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10
>>+5C(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10





























>>京太郎122
>>A31
>>B75
>>C84

A「(ダメだ…やっぱり阿太中のヤツを鳴かせちゃいけない…!)」

A「(アイツが鳴くと目に見えてツモが悪くなっていく上に…高確率で有効牌引いてやがる…!)」

A「(…ここは協力だ。出来るだけアイツにツモを渡さないように…)」

A「(鳴いて鳴かせて出来るだけ飛ばすように…)」

京太郎「ロン。8000」

A「ぐっ…」

A「(ダメだ…鳴かせなくても…こっちの配牌の悪さじゃ…勝てない…!)」

A「(どうすりゃ良いんだ…こんなバケモン…!!)」


>>+2京太郎(雀力7+能力補正15+土壇場5+フォア(仮)5)32
>>+3A(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10
>>+4B(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10
>>+5C(雀力5-能力補正(京太郎)15)-10






























>>京太郎122
>>A22
>>B0
>>C62

B「(なんだよ…結局…須賀の奴以外誰も和了れてないままオーラスだって…?)」

B「(あ…あり得ないだろそんなの…)」

B「(二回あった親の両方共…あいつがノーテンになるまで流れないなんて…)」

B「(おかしい…幾らなんでも…おかしいって…!)」

B「(これが団体戦じゃなかったら…俺ら全員飛んでるんだぞ…!?)」

B「(それなのに…まだ和了れる気配がなくって…)」

B「(幾ら相手がインターミドル覇者のエースだったからって…こんなのあり得るのか?)」

B「(ひたすら自分だけ和了って…相手を完封して…こんなの…こんなの…)」

京太郎「…ロン。12000」

B「…はい…」








京太郎「…ふぅ」

モブβ「須賀、お疲れ様」

京太郎「あぁ…悪いな、飛ばせなかった」

モブβ「気にするな…ってか先鋒で相手飛ばせる奴なんて滅多にいねぇって」

京太郎「あー…もうちょっとでいけそうだったんだけどな…」

モブβ「まぁ、お前の能力の都合上、ノーテンになりやすいのは仕方ないって」

モブβ「相手より先に聴牌しなきゃ和了牌掴んで保持しなきゃいけない訳だし」

京太郎「…でも…もうちょっと稼げたらお前らも楽に…」

モブβ「大丈夫だ。心配するなって」ポン

モブβ「俺もモブαも…お前ほどじゃなくてもそれなりに強いんだ」

モブβ「お前が場さえ整えてくれれば…ちゃんと勝ち抜けるくらいには」

モブβ「そしてお前は最高の仕事をした」

モブβ「だから…安心して見ていようぜ」

モブβ「モブαの公式戦デビューを…さ」

京太郎「…あぁ。そうだな」



>>+2
00~30 しかし、大失点
31~60 活躍
61~89 大活躍
90~99 Bを飛ばして終了
※雀力5能力補正10京太郎の勝ち星20で+35されます










>>大活躍

モブα「(ククク…流石は我が盟友よ)」

モブα「(これほどまでに他校を圧倒し、トラウマを植え付けるとはな…)」

モブα「(流石は奇跡の聖戦士ゼロと言ったところかな)」

モブα「(…ま…お前らの気持ちは分かるよ)」

モブα「(あいつはこの一年ですげーでかくなったからさ)」

モブα「(入ってきた時は同じくらいだったのに…追いつけないってそう思うくらいに)」

モブα「(だけど、あいつは麻雀とは無関係なところですげー苦労して…)」

モブα「(今、こうして再びインターミドルの前に…手を掛けてる)」

モブα「(先輩たちから託された重い物背負って…軋轢に苦しんで)」

モブα「(一度勝った相手に負けるほど不調になったあいつの足手まといには…なれないよな)」

モブα「(だから…ここで決める…!)」

モブα「(誰よりもチームの為に動いてるあいつの為にも…俺が決めてやる…!!)」

モブα「ツモ!6000オール!!」









モブα「…すまない…飛ばせなかった」

モブβ「お前もかよ…」

モブα「え?」

京太郎「ま、気にするなって、お陰でどの中学もゴリゴリ削れていったし」

モブα「…そうだな。最初に比べればもう風前の灯だし…」

モブβ「飛ばすのは得意じゃないんだけれどなぁ…」

京太郎「βなら出来るよ」

モブβ「軽く言ってくれるんだから…はぁ」

モブβ「…ま、ここまでお膳立てされて…出来ませんでしたとはいえないし…」

モブβ「少なくとも優勝確定になるところくらいまではやっておくよ」


>>+2
00~30 活躍
31~60 大活躍
61~89 Aを飛ばして終了
90~99 Bを飛ばして終了
※雀力5能力補正10京太郎の勝ち星20αの勝ち星5で+40されます





































モブβ「(まさか…俺が公式戦に出られるなんて正直思ってなかった)」

モブβ「(秋季大会の敗退…それは予選決勝で大失点した俺の所為だから)」

モブβ「(俺が失点しなければあんな風になるまでチームがボロボロになったりはしなかっただろう)」

モブβ「(それを…どれだけ悔やんだかは分からない)」

モブβ「(一時はそれから逃げるように…後輩の指導ばっかりやってたくらいだからな)」

モブβ「(でも…俺はここにいる)」

モブβ「(モブαに励まされ…須賀の奴に引っ張ってこられて…ここにいる事が出来る)」

モブβ「(その期待を重いと…そう思わない訳じゃない)」

モブβ「(だけど…俺なんかはまだ軽い方なんだ)」

モブβ「(須賀はエースとしてもっと重いものを背負ってるし…)」

モブβ「(自称ルーンの瞳の持ち主であるαだて初の公式戦でかなり緊張しているだろう)」

モブβ「(そんな二人が前にいるのに…バトンを渡してくれたのに…)」

モブβ「(過去の失態に怯えて逃げ出すなんて真似は出来ない)」

モブβ「(勿論…重いものは重い…けれど)」

モブβ「(その重みを力にしてきた人たちの為にも…俺は)」

モブβ「…それロン。3900だ」






「オーラスで炸裂ゥゥゥぅ!!!」

「阿太峯中堅モブβ選手!堅実な打ち筋でA校を飛ばしました!!」

「いやぁ…秋季大会の頃とはまるで別人のような打ち筋ですね」

「冷静で的確な打ち筋…昨年のモブ3選手を彷彿とさせます」

「という事は今年の阿太峯にもう不安要素はないという事でしょうか!?」

「そうですね。副将からの後ろの選手が出てきてませんが…」

「中堅までの三人は昨年と比較しても遜色ないレベルだと言っても良いでしょう」

「決して優勝が狙えない訳ではない、良いチームだと思いますよ」

「二連覇への期待、それに応えてくれると良いですね!」















【System】
須賀京太郎の雀力が3あがりました
今年もインターミドル出場を決める事が出来ました
モブβは内心、戦犯にならずにほっとしているようです
最終更新:2013年10月14日 12:44