中学二年――6月第一週~第四週

【中学二年 ―― 6月第一週】

京太郎「(あの後、結局、鷺森にからかわれまくった…)」

京太郎「(まぁ…何時ものペースに戻ってくれたから絡みやすかったのは絡みやすかったんだけどさ)」

京太郎「(でも…時折、寂しそうに見えたのはどうしてなんだろう?)」

京太郎「(俺のエスコートの仕方が悪かったのか…或いは…)」

京太郎「(うーん…ちょっと気になるな…次に会った時に余裕あれば聞いてみるか)」

京太郎「(ま…それよりも今は他の事だ)」

京太郎「(インターミドル予選も近いんだ。そろそろ色んな事に気合入れてかないとな)」


>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾275 部活を頑張る
末尾380 雑用だヒャッハー
末尾49 玄とアルバイトを

































>>玄とアルバイトを

京太郎「よっす、玄」

玄「あ、京太郎君!」

京太郎「今日も一緒か。またよろしく頼むな」

玄「うん!こちらこそよろしくね!」

玄「でも、今日はお客さん多いからあんまり構ってあげられないかも…」

京太郎「大丈夫だって。俺もそれなりに接客の仕事に慣れてきたしさ」

京太郎「玄が側にいなくたって一人でやっていけるよ」

玄「それはそれで少し寂しいかなーって…」

京太郎「はは。まぁ、寂しがるよりも先に後輩の成長を喜んでくれよ」

玄「うん。それは勿論!」

玄「じゃあ、早速だけど、今日の予約さんの確認と伝達事項の確認からやろっか」

京太郎「おう」











>>大天使アラタソの加護のより自動的に大成功

京太郎「(ふぅ…これで今日は終わりっと…)」

玄「あ、京太郎君!お疲れ様」

京太郎「おう、玄もお疲れ様な」

玄「聞いたよ。今日は咄嗟の機転でバイトの子を助けてくれたんだって」

京太郎「あぁ…まぁ、普段、玄の事見てたからな」

玄「え?」

京太郎「お前だったらどうするかって考えたら何とかなったよ」

玄「あ、そ…そっちなんだ」カァ

京太郎「ん?」

玄「い、いや…何でもないよ何でも!」ワタワタ

玄「それより…ありがとうね、もしかしたらクレームになってたかもしれないから…すっごい助かっちゃった」

京太郎「おう。ま…バイトとして当然の事をしただけだけど…」

玄「それでも助かっちゃったのは本当の事だし…」

玄「やっぱり阿太中の伝説はやる時はやってくれるね!」ニコッ

京太郎「そ、その名前で呼ぶなって…」カァ

玄「え?どうして?格好良いのに…」

京太郎「最近気づいたけど…伝説とかそういうの呼ばれる側としちゃたまったもんじゃないんだよ…」

玄「…?」

京太郎「お前も多分、勝手な二つ名つけられたら分かるって」

玄「そうかなぁ…?」










【System】
須賀京太郎のバイト力が2あがりました
松実玄の好感度が1あがりました













【中学二年 ―― 6月第二週】

京太郎「(まぁ…これまで役立たずばっかりだったからさ)」

京太郎「(初めてバイトとして貢献出来たのは嬉しいけれど…)」

京太郎「(でも、まさか玄まであのアダ名知ってるなんてなぁ…)」

京太郎「(阿太中の伝説…レジェンドなんて…恥ずかしくて堪らねぇよ)」

京太郎「(モブαの奴は何故か羨ましがってたけれどな…)」

京太郎「(まぁ、俺もこれがもっと格好良い名前だったら嬉しかったかも知れないけどさ)」

京太郎「(例えば何時までも童の心を忘れない皇帝のように偉大な男略して【童帝】とか)」

京太郎「(…いや、なんか婚約者殺されそうだし、やっぱこの名前はダメだな、うん)」

京太郎「(それより今週は…っと)」



>>+2
末尾16 憧と勉強
末尾27 部活を頑張る
末尾38 雑用だヒャッハー
末尾49 玄とアルバイトを
末尾50 鷺森レーンで気晴らしを


































>>憧と勉強

憧「京太郎ー?」

京太郎「ん…憧か?どうした?」

憧「今日は部活終わった後、暇なんでしょ?」

京太郎「おう。いつも通りお前を送って行ってそれだけだけど…どうした?」

憧「それなら久しぶりにうちで勉強会やらない?」

京太郎「俺は別に構わないけど…良いのか?」

憧「うん。お父さんも久しぶりに京太郎の顔を見たがってるし」

憧「…それにおねーちゃんも今日はいないからゆっくり出来るから」

京太郎「あー…それは確かに重要だな…」

モブα「…いや、お前らさ」

京太郎「ん?」

モブβ「…いちゃつくのは良いけど対局中にはやめてよね」

モブα「幾ら俺のルーンの瞳が三千世界を見通すと言っても、お前らのその姿は…正直、きつい」

京太郎「あはは…悪い」


>>+2
00~30 失敗
31~60 成功
61~99 大成功
※知力2御神籤5王子様3で+10されます

































>>大成功

憧「はい。今日はここまでにしましょ」

京太郎「おう。今日もありがとうな」

憧「別に良いわよ、何時もの事だし」

憧「それにあんたも少しずつ基礎が出来上がってるみたいだし」

憧「教えるのは大分楽になってきたから」

京太郎「はは…物覚えが悪くてすまん」

憧「別に物覚えが悪い訳じゃないでしょ、教えたことはちゃんと記憶出来ているんだし」

憧「それより問題はアンタが授業中よく寝てるって事よ」ジトー

京太郎「お、起きるようにはしてるんだけどさ…だけど…夜中までネト麻やったりしてるとどうしても…な」

憧「はぁ…努力家なのは良いけれど、ほどほどにしときなさいよ」

憧「部活を頑張るのは否定しないけど学生の本文は一応、勉強なんだからね」

京太郎「あぁ…分かってる」











憧「よし。それじゃ…今日はご飯食べてくでしょ?」

京太郎「良いのか?」

憧「うん。もう夕方だしね」

憧「お母さんには伝えてあるし、遠慮なく食べていって」

京太郎「そっか。憧のお袋さんの料理おいしいからな。期待してる」

京太郎「…ってあれ?そういや、お前、何時話したんだ?」

憧「えっ」

京太郎「いや、来た時には会ったけど…その時晩飯の話なんてしてなかったよな?」

憧「あ…そ、それは…」

京太郎「それは?」

憧「…そ、それよりお腹すいてない?あたしはちょっと空いちゃったなぁー」

憧「そろそろご飯も出来たでしょうし、ほら、行きましょ行きましょ!」グイグイッ

京太郎「あ…ちょ…ったく…仕方のない奴だな」


















【System】
須賀京太郎の知力が2あがりました
須賀京太郎の雀力が1あがりました
新子憧は最初から須賀京太郎を呼ぶ予定だったようです











【中学二年 ―― 6月第三週】

京太郎「(さて…来週からはインターミドル予選だ)」

京太郎「(去年通りなら…決勝戦までは簡単にいけるだろう)」

京太郎「(ただ…まだどういうチームになるか決まってないんだよなぁ…)」

京太郎「(遠征でも色んな人たちと組んでばっかりだし…これと言ってチームが確定した訳じゃない)」

京太郎「(これって…やばいよなぁ…)」

京太郎「(秋季大会と違ってエントリーしたメンバーで最後まで行く訳だし…)」

京太郎「(その辺、監督はちゃんと考えてくれてるんだろうか…?)」

京太郎「(いや…幾ら何でも…考えてくれてるよな、うん)」

京太郎「(……)」

京太郎「(…ちょっと不安になってきた)」

京太郎「(とりあえず…部室行ってみるか…)」







京太郎「失礼します」

郁乃「あ、京太郎君」

京太郎「監督、こんにちは」

郁乃「うん、こんにちは~」

京太郎「それで…えっと話があるんですけど…」

郁乃「え?それって愛の告白~?」

京太郎「い、いや…そういう訳じゃなくって…」

郁乃「いやん…私には愛する夫と子どももおらへんけれど歳の差があるんやで~」クネクネ

郁乃「世間の目は厳しいし…もしバレたら一緒にはいられへん~…」

郁乃「あ、でも、京太郎君は本気なんやったら私も覚悟を決めて…」

京太郎「あ、失礼しました」スッ

郁乃「や~んっ!無視せんといて~~っ」








京太郎「…で、まぁインターミドルでの編成の事なんですけど」

郁乃「あぁ、それねー…うん。私もそれで京太郎君の事探してたんよ~」

京太郎「俺を?」

郁乃「うん。編成の締め切り明日までなんやけどどうしよう~?って」

京太郎「…え?」

郁乃「いや、だから~締め切り明日~」ニコー

京太郎「な、何やってんですかああああ!?」

郁乃「ひぃぃん…ど、怒鳴らんとってよ~」

京太郎「あ、すみません。でも…監督今まで何やってたんですか」

郁乃「えーっと…女子部の指導?」クビカシゲ

京太郎「可愛く言ってもダメですからね」

郁乃「ふふ~可愛ええって思うてくれるんや~」

京太郎「だー!この人マジ面倒くせえええ!!」







京太郎「つか、去年はどうしてたんですか!?」

郁乃「えーと、部長君が申請から何やら全部してくれたんやで~」

京太郎「部長…」ホロッ

京太郎「って、目頭抑えてる場合じゃない。つか、それやばいじゃないですか!?」

郁乃「うん。だから京太郎君の意見聞こう思うて~」

京太郎「俺の?」

郁乃「うん。アレから色々と部内の様子も変わったやんか~」

郁乃「だから、エースでありチームの柱の京太郎君がどうしたいかなって~」

京太郎「…それって俺に判断押し付けてるだけって言いません?」

郁乃「…」ニコー

京太郎「あぁ、うん。分かりました…いや…分かってましたよ…えぇ…」










郁乃「んじゃ説明な~」

郁乃「まずうちの今のメインの編成は新三年生の雑魚…げふげふ、一段劣る子らとモブαモブβ君たちが他の席を埋める形やね~」

郁乃「これまで遠征やら合宿やらやったお陰でモブαとβ君は【雀力5】まで上がって能力補正値も【10】になっとるで」

京太郎「…雀力?補正値?」

郁乃「ただ、他のざk…三年生の子はまだ【雀力4】の無補正やで~」

郁乃「正直、チームとしてこの辺りが不安ではあるところやな~」

京太郎「そうですね。実際、後続で捲られて負けるってパターンも多いですし…」

郁乃「うんうん。地区大会まではそれでいけるかもしれへんけど…その後がどうなるか不安な編成やね~」

京太郎「……モブA先輩たちはどうですか?」

郁乃「え?あの子ら?」

京太郎「…はい」

郁乃「うーん…そうやねー…独力でちゃんと努力しとるみたい~」

郁乃「今は全員【雀力7】で【特殊な補正も持っている】みたいやな~」

郁乃「ただ、それが何なのかこの郁乃んアイにも見抜けへんかったわぁ~」

京太郎「そもそも俺は監督が何を言ってるのか分からないですけどね…」









郁乃「でも、この子らの事聞いてどうするん?」

郁乃「まさかこの子らレギュラーに復帰させる気?」

郁乃「確かに能力は部内随一やけどオススメはせえへんで~?」

郁乃「今は大人しくしとるみたいやけど…こっからまだどうなるか分からへんし~…」

郁乃「君が望むフォア・ザ・チームには寧ろ邪魔やと思うで~?」

京太郎「……」


>>+2
1.そうですね…
2.でも…
※数字でお選び下さい

































>>…そうですね

京太郎「…そうですね」

郁乃「うんうん」

郁乃「非情な事言うようやけどあの子らの事は諦めた方がええよ~」

郁乃「ま、ここで選ばれんかったら拗ねるほど子どもやないし~」

郁乃「例えそうでも退部させるだけやしな~」

京太郎「…はい…」

郁乃「他になんか希望はある~?」

京太郎「…いえ、特にないです」

郁乃「そっか~。じゃあ、部内対抗戦やって適当に選ぶのがええやろうね~」

郁乃「モブαもβも両方、この部活内やったら敵なしやし、残るはずやから~」

京太郎「…はい。お願いします」

京太郎「…すみません、ちょっと俺顔洗ってきますね」

郁乃「うんうん。いってら~」





モブA「……」

京太郎「あっ…先輩…」

モブB「何、暗い顔してるんだよ」

京太郎「いや…でも、俺…」

モブC「ええんやで」

京太郎「えっ」

モブA「…お前の選択は間違ってねぇよ」

モブB「寧ろ、ここで俺たちをレギュラーにとか言い出したら憐れむのもいい加減にしろって怒鳴り込んでたところだ」

モブC「ま、そうやなくて一安心いう所やな」

京太郎「…すみません。俺…」

モブA「馬鹿。別に俺達が公式戦出てないって訳でもないんだ」

モブB「そうだぞ、別にインターミドルに行きたかったら個人戦って手段もある」

モブC「あの時庇ってくれただけでも御の字なんや。だから、そんな暗い顔するんやない」

京太郎「…はい」

モブA「ま…一つ言うんだとしたら…だ」

モブB「…勝てよ、いや…勝ってくれ」

モブC「先輩らが残してくれた阿太峯の名前を穢さんように…な」

京太郎「はい」

京太郎「…必ず…必ず勝ってきます」

京太郎「俺…先輩たちに報いられるように…必ず!」グッ











【中学二年 ―― 第四週】

京太郎「(…まさか…モブA先輩たちにあんな風に見送って貰えるなんてな…)」

京太郎「(きっと責められるんだって…そう思ってた)」

京太郎「(でも…責められるどころか褒めてもらえて…)」

京太郎「(背中を教えてもらえて…)」

京太郎「(…ここまで来て…負けられはしないよな)」

京太郎「(確かにチームとしての戦力は不安だ。不安…だけれど)」

京太郎「(それなら…俺がその分…点数を稼いで来れば良い)」

京太郎「(勿論、それは俺の能力からして…かなり難しいんだろう)」

京太郎「(だけど…俺が背負っているのは…ただのチームじゃない)」

京太郎「(そのチームの外にいる人達の気持ちまで背負ってるんだ…)」

京太郎「(あぁ…そうか…これがフォア・ザ・チーム…)」

京太郎「(これが…先輩たちの背負っていた…気持ちなんだな)」









【System】
須賀京太郎はスキル【フォア・ザ・チーム(仮)】を手に入れました
このスキルは団体戦の際、自身のコンマに+5の補正を加えます
最終更新:2013年10月14日 12:39