頭文字G ◆Dr2bcWjCDw




「くそっなにがおこってんだよ」

オレンジ色のセーターを着た子供、ジャイアンこと剛田武は、そんな事を言いながら今いる状況を確認している。
こんなところに連れていかれた事の怒りで頭に血がのぼってうまく考えられないが最初に思い浮かんだのはあの白い犬のような猫のような動物の言った事だった。


『これから君たちにバトルロワイヤルをしてもらうよ』


「あのやろうは、たしか俺達にバトルロワイヤルをやれって言ってたな」

そしてこの少年はそれを言った後に少し考え青ざめる。

「と言うことは俺を殺す奴が居るって事じゃねえかこうしちゃいられねえなにか武器を探さねえと」

そう考えるのは当然である。
俺はケンカでは負けた事がない。力だって強いけれど、大人には勝てないそれぐらいの事は分かるこの間もメガネを掛けた見知らぬ大人に相撲を無理やりやらされて負けたし、武器でも使わないと大人には勝てねぇと考えた。
そして回りを見回していると自分のデイパックを見つけた。

「なんだこりゃ俺のみたいだな……! そうかこの中に武器か何かが入ってるのか」

そう言ったあとにこの少年は、デイパックの中に手を入れ掴んだのは、参加者の名簿だった。

「なんだこの紙」

その四つに折り畳まれた紙を広げて驚いた。

「!! ドラえもんそれに、皆もなんでなんだ? 」

なんとそこに書かれていたのは毎日遊んでいる心の友達であったからである。
そしてこう言う。

「もしかしたら皆の事だからあいつ(キュゥベエ)をぶっ飛ばす事を考えているかもしれないな……そうだそうに決まっている」

のび太達と行ったたくさんの冒険で何度も危険な目にあったから分かる、みんなはこんな事に参加する事はないと。

「紙だけじゃ戦えねえ」

そう言いもう一度デイパックをまさぐると。

「これは……銃!!
これは、いつでも使えるようにしたほうがいいな」

そう言い少年は、右手に銃を持った。

「ぐずぐずしててもしょうがねえ」

少年はたくさんの冒険で強くなった。
この程度の事では、怒る事はあってもへこたれなくなった少年である。
そう言ってからまたデイパックをまさぐると今度は地図とコンパスを取り出してそれを読んだ。
今俺は、あの工場の近くに居るからCー3だな。

「とりあえず合流するために移動しなきゃなまずは中心地に向かうか」

銃とコンパスを手に中心地へ南下しようとしたら。影が見えた。
そして、その少年は、影が見えたと同時に動揺した。頭は丸く太く、胴から足まで少しずつ細くなっていき、それより下は魚を連想させるようなヒレがついている、そして極めつけはその手足だそれはまるでゆるキャラのように今言ったそれに人間の手足がくっついている(ようにしか見えない)。
それは、少年が心の友から奪った漫画で見た魚雷とか言う物にそっくりであった。今は、暗くそして、遠いためシルエットしか見えない。
その少年は不気味なその影からばれないようにその場を立ち去ろうとしていたが。
その奇妙な形をした影はこちらに気付きこちらに近づいてくる。
こちらに気付くのも無理はないここは、巨大な工場がある以外は見晴らしのよい草原であるのだから。
少年は、また動揺する。
向かってくる者が車と同じ位のスピードで突っ込んでくるのだから。
そして少年は突っ込んでくる魚雷に混乱しながら銃を魚雷に向け。

「あわわわわわわわ」

その引き金を引いた。


~~~~~~~~~~~~~~


彼魚の名前は、魚雷ガールボケ殺し最後の生き残りである。
それゆえに彼魚は怒っていた。
自分は、どんなおふざけも許さない。
その理念をもつ彼魚にとってこのバトルロワイヤルは、巨大なおふざけにしか感じなかったのであった。
ボケを殺すため彼魚はその白い奴めがけて突っ込んだが、しかし何度やっても見えない壁にはばまれてそのたび地面にその体が叩きつけられた。
このおふざけを殺せなかった。
         ボーボボワールド
こんな屈辱と怒りは、聖鼻毛領域を食らった時以来である。
そして、バトルロワイヤルがはじまり怒りを覚えたままうろついていたら人を見つけた。しかし彼魚は怒りで何も見えてなかった、そして怒りにまかせ突進した。その怒りの矛先は、剛田武だった。


~~~~~~~~~~~~


ハイラナイカ-ーーーーー
およそ銃とは、思えない音が鳴り、
そしてそこから出た光線が魚雷ガールに当たる。
しかしその光線には、殺傷能力がない代わりに特殊能力が付いていた。
人間以外の生物を人間に変身させると言う能力を。
そして魚雷ガールの場合は変身前(OVER)があるためそれに戻った。

ゴシャア

光線銃の効果で男の足がもつれ軌道がかわり、そのお陰で少年は男とぶつからずに済んだが突進の勢いが止まらず彼魚いや男は、転げ回りながら勢いよく近くにあった工場に頭をぶつけた。ぶつけた後しばらく悶絶した後に頭を押さえながら少年の前に立ちふさがった。魚雷から人間になった男の印象は、圧倒的な強者それ以外に表現のしようがなかった。
それを目の前にしたとき。
少年は、力に潰されるという恐怖そして、強い男に対しての尊敬、この二つの感情が少年の中で混ざった。
そして強者は、口を開く。

「おい、小僧」

強者が口を開いたらそのあとに少年が答える。

「はっ、はいイイイイィィィィ」

少年は、恐怖で裏声になりながら答え、強者は問う。


「なぜ俺は、こんなところにいるのだ」



その強者の問いに少年は、動揺を隠せなかった。
ここにいるって言うことは、少なくともあの動物の説明を聞いてるはずなのに。そして少年は、知ってる事を簡単に話した。

「ほう、つまり俺はこのバトルロワイヤルと言う物に参加していると言うことか」

続けて少年が言う。

「そう言う事です」
「一応聞いておこう小僧、名をなんと言う」
「剛田武だ」
「それでは剛田お前に言っておこうバトルロワイヤルは、気に入らんこれを起こした奴は潰す……」

強者がそれを言ったあとしばらくして少年は、少してんぱったように話す。

「お俺もこんなところにつれて来た奴を潰したいです……!」

この剛田と言う少年、手に銃らしき物を持ってはいるがそれをこちらに向ける様子はないどうやらこちらに敵意はないようだ。
それを言ったあと少年は、大事なことに気づきその事を言った。

「あんたの名前はなんて言うんだ」
名前を聞くのを忘れていたのだ。

「おおそうだったな俺の名前は、……!!!」

思い出せない
なぜだっなぜだなぜだ。
おかしい記憶がない名前はおろか自分が何者かすら解らない。
少年は強者の異変に気づいた。

「大丈夫か?」
「ああ大丈夫だ、 だが
すまん変なこと言うようだが自分の名前が解らねえ」

強者は、困ったこれから先もこの少年と共に行動するのに呼ばれる名前がないと後々困った事になる。
そして、ふと少年を見たらカバンを持っている事に気がついた。

「そのかばんは、なんだ」
「えっ…」
「そのかばんの中に何が入っているのかと聞いているんだ」

それを聞いた後少年は、何か閃いたようだ。

「そうだ俺らの名前が書いてある紙があるんだこの中にもしかしたら」
「そんなものがあるのか、早速みてみようか」

強者と少年は、参加者名簿を見たが……

「ないな」

自分の名前らしき物がない。
それもそのはず名簿には、OVERと魚雷ガールは、同一人物あるから名簿に魚雷ガールは、載っていてもOVERは、載っていないのである。

「仕方がない俺の名前がわかるまでザクロとでも呼んでおいてくれ」
「分かったザクロさん」
「それでは、おれは、おれの記憶を探し行きたいんだがおまえは?」
「おれは、仲間に会いに行きたい」
「よしそれじゃあ行くぞ」

強者は、自分の記憶を思い出す為に。
少年は、心の友を探しに。
その場を後に……

「その前にカバンを探さねえと」

まだしないようだ。




【C-3/工場前/一日目-深夜】
【魚雷ガール@ボボボーボ・ボーボボ】
 [状態]:頭部にダメージ(中):出血(小):憤怒
 [装備]:なし(素手)
 [道具]:なし(丸腰)
 [思考・行動]
  基本方針:ボケを殺す
  1:????
 [備考]
※overの時にした怪我およびダメージは、魚雷ガールに引き継がれます。
          ボーボボワールド
※参戦時期は少なくとも聖鼻毛領域を食らった後です

【OVER@ボボボーボ・ボーボボ】
 [状態]:頭部にダメージ(中):出血(小):記憶喪失
 [装備]:なし
 [道具]:なし
 [思考・行動]
  基本方針:バトルロワイヤルを潰す
  1:記憶を思い出す
  2:カバンを探す
 [備考]
※工場の壁に当たった時うちどころが悪かった為記憶を失いました 
記憶に関することを聞いたり、同じくらいのショックを与えれば記憶が戻るかもしれません 

【剛田武@ドラえもん】
 [状態]:健康
 [装備]:地球生物兵士化銃@ケロロ軍曹
 [道具]: ランダム支給品0~2
 [思考・行動]
  基本方針:バトルロワイヤルを潰す
  1:とりあえずみんなを捜す
 [備考]
※地球生物兵士化銃の効果をあまりよくわかっていません 
※参戦時期は不明です



【地球生物兵士化銃@ケロロ軍曹 】
剛田武に支給。
人間以外の生物を人間にする銃
今回の場合ロボもいるので動いているものを生物として扱う。
元の姿には、一定時間たつと戻る(だいたい4~6時間ぐらい)




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最終更新:2014年02月10日 00:25