このページの文章は、下記のような人への提案です。
けっこうニッチではあるものの、意外と思いつかない部分なのでメモとして公開しておきます。
自作の言語を、自作の文字で表示したい。
と思うのは言語製作者にとって、ごくふつうの成り行きです。
まず、読み方をラテン・アルファベット転写で公開するのが一般的だと思います。
もっとも簡単な公開方法であり、また多くの辞書ソフトでも問題なく検索できるメリットがあります。
でも、裏を返せば、綴りから読みを推察され、語形の変化を読まれて、解読されるという流れもあり得ます。
単純な対策としてはいくつか考えられます。
「独自の文字で表示したかった」のではありませんか?
というわけで、公開において一般的な「ラテン・アルファベットやIPA表記への転写」では
秘匿化の力は弱い、ということになります。
ではどうするか。
そこはUnicodeという膨大な文字コードに頼りましょう。
まず、簡単なラテン・アルファベットで転写するアイディアから離れ、
別なUnicodeの文字グループの(適当な)文字で表記することを考えます。
そうすると、それだけでも文字と音の対応付けがブラックボックス化し、だいぶ読みにくくなります。
ſมac ıнф
とか書かれても判らない、ですよね。
でもこれだけではまだ不十分で、語の推察や、綴りの統計などはまだまだできます。
さらなる難読化を施します。
ここでヒントになるのは先人(古代人)の知恵です。
で、結局どうすればよいかというと、以下の通り。
つづく。・・
表示の話とか