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*このページは?
人工言語アルカの再履修パートです。
テーマは『アスペクト』。
著者がかじったレベルではぜんぜん作文できなかったので、ほどほどにじっくりコトコト勉強していくページです。
ちなみに文字はWebFontに対応しているブラウザで見れば幻字で表示されます。
** アスペクトって?
言語学では相と呼ばれ、述語が表す事象の進み具合を表す文法上の形式。
過去形とか、完了形とか、現在進行形とか習った、あれ。
** アスペクト一覧
アルカでは次の7つ。
|相|語形|雰囲気|
|将然|~&spanclass(arkahacm){sat}|始めようかというところ|
|開始|~&spanclass(arkahacm){kit}|始めたところ|
|経過|&spanclass(arkahacm){-(o)r}|~している(着手して作業中)|
|完了|&spanclass(arkahacm){-(i)k}|終えるところ|
|継続|&spanclass(arkahacm){-(e)s}|事象完了後状態継続中|
|終了|~&spanclass(arkahacm){took}|事象完了後状態終了時|
|影響|~&spanclass(arkahacm){ilt}|行った余韻が残っているところ|
** 単位動詞と非単位動詞
時間の流れに沿って表すと違いが判りやすいらしい。
*** 非単位動詞
好くとか、燃やすとか、状態が移り変わっていく事象
開始、完了、終了は時刻(点)、将然、経過、継続、影響は時間(線)のイメージ。
→時間の流れ
────────[開始]─────────[完了]─────────[終了]─────────
<将然> <経過> <継続> <影響>
*** 単位動詞
歩く、叩くなど、一つ一つの動作が積み重なって行われる事象
開始、完了、終了は時刻(点)、反復、影響は時間(線)のイメージ。
→時間の流れ
────────[開始]─────────────────────[終了]─────────
<将然> <反復> <影響>
上の図の反復の期間も一つの相、反復相としてカウントし、接尾辞&spanclass(arkahacm){-(a)nd}で示す。
どちらの見方で事象を捉えるか、表現したいかで使い分けができるらしい。
** 押さえておきたい3つの内相
*** 内相 とは?
表現頻度の高い、<経過>、<完了>、<継続>の3相を指す。
それ以外は外相という。
* 例文
まずはこんな細かくではなく、内相の表現をしっかり固めたほうが良いと思う。
>&spanclass(arkahacm){axt} [動詞]文字などを書く
|記述|文字を書く|文章を書く|
|&spanclass(arkahacm){axt sat}|書こうとペン先を紙に近づけるあたり|文章を書こうと準備するあたり|
|&spanclass(arkahacm){axt kit}|ペン先が紙についた一筆の始まり|文字列を書き始めたところ|
|&spanclass(arkahacm){axtor (axt+or)}|点画を書いている|文字列を書いている|
|&spanclass(arkahacm){axtand (axt+and)}|点画を書き並べている|文字を書く行為を続けている|
|&spanclass(arkahacm){axtik (axt+ik)}|ペン先をとめた一筆の終わり|筆を置いた文章の書きあがり|
|&spanclass(arkahacm){axtes (axt+es)}|書いた点画が残っている|書いた文章が残っている|
|&spanclass(arkahacm){axt took}|書く行為が済む(終えている)|文章を書く行為が済む(終えている)|
|&spanclass(arkahacm){axt ilt}|書いた痕跡がある|文章を書いた痕跡・なごりがある|
&spanclass(arkahacm){axt took}
「文字などを書く」という行為が済まされたタイミングなのか、
「書く行為によって得られた現象(書かれ残る文字)」が色素分解などで消えたりとか、終わることなのか。
それとも「書く行為で得られた現象(書かれ残っていた文字)が失われるタイミング」なのか。
>&spanclass(arkahacm){esk} [動詞]雨が降る(無相)
|&spanclass(arkahacm){esk sat}|雨が降りそう|
|&spanclass(arkahacm){esk kit}|雨が降り出している。ぽつりぽつり|
|&spanclass(arkahacm){esk}|雨が降っている|
|&spanclass(arkahacm){esk ik}|雨が止んだ|
|&spanclass(arkahacm){esk took}|雨が上がった|
|&spanclass(arkahacm){esk ilt}|雨が降った痕跡がある(湿ってるとか水溜りがあるとか)|
※要補講(見直し)
>&spanclass(arkahacm){siina} [動詞]好む
|&spanclass(arkahacm){siina sat}|好きになる雰囲気に気づいたあたり。まだ他人。。|
|&spanclass(arkahacm){siina kit}|好きになり始めたあたり。気にしだした|
|&spanclass(arkahacm){siinar (siina+or)}|好きになる最中。あの人いいかも。。|
|&spanclass(arkahacm){siina}|好いている。好きだ|
|&spanclass(arkahacm){siinak (siina+ik)}|好きになった。この人を好いてると気づいた|
|&spanclass(arkahacm){siina took}|好き終わる。好きでなくなる(興味が冷めたとか)|
|&spanclass(arkahacm){siina ilt}|好いた。昔は好きでした。|
*このページは?
人工言語アルカの再履修パートです。
テーマは『アスペクト』。
著者がかじったレベルではぜんぜん作文できなかったので、ほどほどにじっくりコトコト勉強していくページです。
ちなみに文字はWebFontに対応しているブラウザで見れば幻字で表示されます。
** アスペクトって?
言語学では相と呼ばれ、述語が表す事象の進み具合を表す文法上の形式。
過去形とか、完了形とか、現在進行形とか習った、あれ。
** アスペクト一覧
アルカでは次の7つ。
|相|語形|雰囲気|
|将然|~&spanclass(arkahacm){sat}|始めようかというところ|
|開始|~&spanclass(arkahacm){kit}|始めたところ|
|経過|&spanclass(arkahacm){-(o)r}|~している(着手して作業中)|
|完了|&spanclass(arkahacm){-(i)k}|終えるところ|
|継続|&spanclass(arkahacm){-(e)s}|事象完了後状態継続中|
|終了|~&spanclass(arkahacm){took}|事象完了後状態終了時|
|影響|~&spanclass(arkahacm){ilt}|行った余韻が残っているところ|
** 単位動詞と非単位動詞
時間の流れに沿って表すと違いが判りやすいらしい。
*** 非単位動詞
好くとか、燃やすとか、状態が移り変わっていく事象
開始、完了、終了は時刻(点)、将然、経過、継続、影響は時間(線)のイメージ。
→時間の流れ
────────[開始]─────────[完了]─────────[終了]─────────
<将然> <経過> <継続> <影響>
*** 単位動詞
歩く、叩くなど、一つ一つの動作が積み重なって行われる事象
開始、完了、終了は時刻(点)、反復、影響は時間(線)のイメージ。
→時間の流れ
────────[開始]─────────────────────[終了]─────────
<将然> <反復> <影響>
上の図の反復の期間も一つの相、反復相としてカウントし、接尾辞&spanclass(arkahacm){-(a)nd}で示す。
どちらの見方で事象を捉えるか、表現したいかで使い分けができるらしい。
** 押さえておきたい3つの内相
*** 内相 とは?
表現頻度の高い、<経過>、<完了>、<継続>の3相を指す。
それ以外は外相という。
* 例文
まずはこんな細かくではなく、内相の表現をしっかり固めたほうが良いと思う。
>&spanclass(arkahacm){axt} [動詞]文字などを書く
|記述|文字を書く|文章を書く|
|&spanclass(arkahacm){axt sat}|書こうとペン先を紙に近づけるあたり|文章を書こうと準備するあたり|
|&spanclass(arkahacm){axt kit}|ペン先が紙についた一筆の始まり|文字列を書き始めたところ|
|&spanclass(arkahacm){axtor (axt+or)}|点画を書いている|文字列を書いている|
|&spanclass(arkahacm){axtand (axt+and)}|点画を書き並べている|文字を書く行為を続けている|
|&spanclass(arkahacm){axtik (axt+ik)}|ペン先をとめた一筆の終わり|筆を置いた文章の書きあがり|
|&spanclass(arkahacm){axtes (axt+es)}|書いた点画が残っている|書いた文章が残っている|
|&spanclass(arkahacm){axt took}|書く行為が済む(終えている)|文章を書く行為が済む(終えている)|
|&spanclass(arkahacm){axt ilt}|書こうとした痕跡がある|文章を書こうとした痕跡・なごりがある|
iltについては、文字の存在に関わらず、行為を行おうとされた影響が残っている状態。
ペンのキャップが取れてるとか、紙の表面がくぼんでるとか、ペンだこができてるとか。
&spanclass(arkahacm){axt took}
「文字などを書く」という行為が済まされたタイミングなのか、
「書く行為によって得られた現象(書かれ残る文字)」が色素分解などで消えたりとか、終わることなのか。
それとも「書く行為で得られた現象(書かれ残っていた文字)が失われるタイミング」なのか。
>&spanclass(arkahacm){esk} [動詞]雨が降る(無相)
|&spanclass(arkahacm){esk sat}|雨が降りそう|
|&spanclass(arkahacm){esk kit}|雨が降り出している。ぽつりぽつり|
|&spanclass(arkahacm){esk}|雨が降っている|
|&spanclass(arkahacm){esk ik}|雨が止んだ|
|&spanclass(arkahacm){esk took}|雨が上がった|
|&spanclass(arkahacm){esk ilt}|雨が降った痕跡がある(湿ってるとか水溜りがあるとか)|
※要補講(見直し)
>&spanclass(arkahacm){siina} [動詞]好む
|&spanclass(arkahacm){siina sat}|好きになる雰囲気に気づいたあたり。まだ他人。。|
|&spanclass(arkahacm){siina kit}|好きになり始めたあたり。気にしだした|
|&spanclass(arkahacm){siinar (siina+or)}|好きになる最中。あの人いいかも。。|
|&spanclass(arkahacm){siina}|好いている。好きだ|
|&spanclass(arkahacm){siinak (siina+ik)}|好きになった。この人を好いてると気づいた|
|&spanclass(arkahacm){siina took}|好き終わる。好きでなくなる(興味が冷めたとか)|
|&spanclass(arkahacm){siina ilt}|好いた。昔は好きでした。|