愛知学院大学体育会居合道部

用語辞典

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aguiaidoubu

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あ行  か行  さ行  た行  な行  は行  ま行  や行  ら行  わ行





あ行

【愛学祭(あいがくさい)
 愛学で行われる大学祭。晴天なら学院坂が人で埋まるほど賑わう。近年の愛学居合道部は模擬店を出店して参加している。

【愛知学院大学(あいちがくいんだいがく)
 通称愛学。キャンパスが二つあり、居合道部のある日進キャンパスは東京ドーム11個分と広いが、部員からは道場から教室まで距離があるため不評。いい運動にはなる。勝手がわからない一年生のうちは、時間に余裕をもって移動しよう。

【愛知学院大学体育会居合道部(あいちがくいんだいがくたいいくかいいあいどうぶ)
 我らが居合道部。通称愛学居合道部。キャンパスの隅で活動しており、居合道がメジャーでないのも相まって、活動内容はあまり知られていない。名前が似ているためか、隣の道場で稽古している合気道部とよく間違えられる。大人しい気質の部員が多いため「文化系運動部」なんて別名があったりなかったり。

【あしたのために(あしたのために)
 データベースにある部員専用の、稽古の質向上を目的としたコンテンツ。内容はもっともらしく書かれているが、決して鵜呑みにせず、考え方の一つと参考にする程度にとどめておくこと。

【後片付け(あとかたづけ)
 刀の手入れや着替えなど。大会や講習会などでは、周りを気にしつつ手早く済ませよう。最後に忘れ物がないか確認するのも忘れずに。

【安心と信頼の店(あんしんとしんらいのみせ)
 近年の部員なら一度は行ったことがあるカフェ、というか洋食屋。W(ダブル)という無料の大盛りサービスがあり、腹八分目を知らない学生にとっては非常に嬉しい。裏メニューとして、超W(ちょダブ)という大盛りの上のサービスがある。第十五代主将曰く「山菜ピラフがオススメ」。大学から少し遠いため、最近では某中華料理屋にその立場を奪われつつある。

【居合道部映画同好会(いあいどうぶえいがどうこうかい)
居合道部のごく一部の部員によって行われている映画好きの集まり。月に一回くらい映画を観に行く人達である。

【居合道部カラオケ同好会(いあいどうぶからおけどうこうかい)
居合道部のごく一部の部員によって行われているカラオケ好きの集まり。月に一回くらいカラオケに行く人達である。


【居合って何?(いあいってなに?)
 居合道の未経験者からよく訊かれる質問。居合道部員なら答えられるようにしておきたい。

【居合道とは?(いあいどうとは?)
 昇段審査の学科試験が近づくと聞こえてくる質問。答えられるようにしておきたい。

【居着き(いつき)
 例えばボールが飛んできたときや、物が倒れそうなときに、反応できず身動きがとれなくなっている状態のこと。居合でいえば「斬ってください」と首を差し出しているようなものなので、これをなくすような稽古を心掛けなければならない。

【イメージ(いめーじ)
 稽古に欠かせないもの。なんとなくの稽古はただの運動である。常に意識し、大会の動画などを参考にして、常に最良のものに更新しよう。

【いらんことしい(いらんことしい)
 余計なことばかりする人のこと。他にも「ええかっこしい」や「まねしい」がある。

【浮雲(うきぐも)
 古流中伝の四本目。始めの動きが斬突ではなく回避であり、その流れるような動きに魅かれる部員は多い。この回避動作はバランスを取ることが難しく、バランスを崩した場合誤魔化しようがないため、持ち技にする部員は非常に少ない。使い手である第十七代主将によると、コツを掴めばむしろ安定するとのこと。興味があれば教えてもらおう。

【受け流し(うけながし)
 制定居合の三本目、または古流初伝の六本目の技名。どちらも斬りかかってきた相手の刀を受け流す動作があるため、想像だけでやるのは難しい。

【嘘やろ!?(うそやろ!?)
 第十五代主将の口癖。「嘘やろ!」でも「嘘やろ?」でもない。「嘘やろ!?」である。

【打太刀(うちだち)
 太刀打ち之位を行う際、倒される方を指す。上級生が行う。仕太刀を誘導することを忘れないようにしよう。もし演武中に仕太刀の木刀が当たっても、それは事故なので許してあげよう。

【うどん(うどん)
 近年の愛学祭では、居合道部はうどんを売っている。売り上げは毎年黒字のため、それなりに美味しいはず。作り方は企業秘密である。

【絵しりとり(えしりとり)
 紙とペンがあればできる暇つぶし。解読困難な絵を描く部員は、もれなく画伯の称号を得る。

【大阪居合道大会(おおさかいあいどうたいかい)
 一年を締めくくる大会で、四年生にとっては最後の大会。寒いためカイロ必須。

【お茶会(おちゃかい)
 昇段審査後に開かれる恒例行事。幹部とその他に分かれて座り、幹部席では先生やOBを交えた真面目な話をする。友達と外食に来たわけではないので、注文するものには気を付けよう。

【おはようございます(おはようございます)
 朝の挨拶。気を抜くと「はようございます」になる。その発展形として「はざます」があり、次に「ざす」になる。究極の形は「ぁす」だが、目上の人に対してはちゃんと挨拶をしよう。第一印象は大切に。

【俺はもう酒を飲まない(おれはもうさけをのまない)
 第十五代主将の、飲み会後の口癖。飲み会前の口癖である「今日はイケる気がする」とセットである。

【颪(おろし)
 古流中伝の五本目。見栄えが良く迫力のある技であり、立膝の華といえる。他流派の人からの人気も高い。刀の抜き出しを失敗すると、くるぶしに衝撃が走る。

【音階素振り(おんかいすぶり)
 素振りの音でドレミファソラシドを表現する遊び稽古。自在に出来るようになれば一曲披露できるかも。




か行

【介錯(かいしゃく)
 首の皮一枚残すように、首の骨と骨の間を斬り離すといわれており、侍がいた時代でも失敗した例が多いとされる、とんでもない高等技術である。無抵抗の相手を斬る技であるため試合では使えないが、稽古はしておこう。

【懐中電灯(かいちゅうでんとう)
 重心が手元にある刀のこと。別名刀身の出ないライトセーバー。

【学院会館(がくいんかいかん)
 院生のみ利用できるらしい食堂。中は普通のファミレスとそう変わらない。規模の大きい大会で優勝した部員がいると、ここで行われる優勝祝賀会に招待される。

【学院坂(がくいんざか)
 キャンパス中央にある坂のことだが、「学院坂」という名前はあまり浸透していない。この坂を自転車で下ってみたいと誰もが思う、はず。

【学生居合(がくせいいあい)
 勢いや力強さを前面に出した若者らしい居合のこと。「学生のうちはこれを見習うように」と言う人がいれば、「社会人の居合には勝てないから真似をしないように」など、意見はさまざま。

【学生連盟(がくせいれんめい)
 学生だけで構成される組織であり、学生居合道の発展を目的としている。西日本・東日本・東海の三つの地方連盟と、それらを総括する全日本学生居合道連盟がある。西と東の連盟が一年交代で主管を務める。「楽しければ良い」ではなく規律第一なので、それなりの責任が伴う。

【仮想敵(かそうてき)
 演武する際に欠かせない存在、というか概念。彼らは自分と同じ背丈をしている。仮想敵の意識が薄いと、途端に面白味のない演武になってしまう。瞬間移動はしないので、目付けに気をつけよう。

【刀拭き(かたなふき)
 刀を拭く布のこと。正式名称は御刀拭油布。これが汚れたままの状態で使用していると「雑巾で顔を拭いているのと同じ」と厳しく注意されるので気をつけよう。

【刀袋(かたなぶくろ)
 道場以外で刀を持ち運ぶ場合に必要な袋。布の袋とレザー袋があり、刀を布の袋に入れた上から、さらにレザー袋に入れる。居合道経験者の目印にもなる。レザー袋は肩掛け・手持ちどちらも可能だが、手持ちで階段を上がると後ろの人に当たるので要注意。

【価値観の違いだな(かちかんのちがいだな)
 2015年居合道部流行語大賞候補。

【合宿(がっしゅく)
 一日のほとんどを居合道の稽古に費やす。かつては千本素振りのようなハードな稽古をしていたが、量より質の転換により、最近は行われていない。夜は宿泊先の研修会館で、部員同士の交流を図ったり、居合道についての勉強会を開いたりする。

【カラオケ(からおけ)
 ストレス発散の場。苦手な人もいるので誘うときは注意しよう。オールしたときは達成感こそ素晴らしいが、大抵あとで後悔する。

【棺桶(かんおけ)
 部室にある、貸し出し用の木刀や刀を保管するための手作りの箱。

【幹事長(幹事長)
 学生連盟のトップ。複数の大学をまとめるため、それ相応の責任感や社交性が求められる。人の動かし方を覚える良いチャンス。

【看板(かんばん)
 勧誘活動のために制作した看板。ホームセンターで買えるもので構成されている。看板に描かれている人物画の右足は失敗してあるため、地図を貼って誤魔化している。

【勧誘活動(かんゆうかつどう)
 四月に学院坂の両端にブースを設置し、ビラを配るなどして勧誘活動を行う。新入部員の確保に直結するため、どの部活やサークルも必死である。度を越した勧誘は逆効果なので気を付けよう。

【気(き)
 精神的な状態や働きを説明する際に登場する単語だが、多用すると途端に胡散臭くなったり後輩が混乱したりと、話がよくない方向へ行きやすいので要注意。某先輩曰く「意識した部位に気は集中する」。日頃から声の大きい人は気が強く、そうでない人は気弱なので、気を強くする一つの方法として腹からの発声がある。号令は大きな声でやろう。

【聞いてないよぉぉぉぉぉ(きいてないよぉぉぉぉぉ)
 千葉のネズミの国にてセンターオブ〇アースに乗り、落ちる直前までジェットコースターだと気づいていなかった某先輩が落ちる際に放った言葉。本人曰くコースターに車輪が付いていたから大丈夫だと思ったらしい。

【擬音(ぎおん)
 「ギャッ! ツー……パッ!」など。指導するときに語彙が少ない人が使ってしまうが、中には意図的に使う人もいる。慣れれば案外分かりやすかったりする。

【北九州大会(きたきゅうしゅうたいかい)
 三月に行われる大会で、前日入りするため観光ができる。近年は門司港から巌流島へ行くのがお約束になっている。

【木だから割れる(きだからわれる)
 19代主将の名言。太刀打ちなどで使用される木刀(要するにかなり頑丈)を稽古の一環で使用していた際に折ってしまい、のちに言及された時に発した言葉。木だから割れるのなら、木造建築はバッキバキになるので存在しないはずなのだが...。脳筋ゴリラばかりが集まるこの部活を象徴する台詞である。

【キックミット(きっくみっと)
 なぜか部室にある赤いキックミット。ただの枕代わりだったが、試験的に行った木刀で打つ稽古により、ようやく日の目を見た。

【決め(きめ)
 メリハリのある演武に欠かせないもの。気剣体の一致が必要である。止めとは違う。

【教本(きょうほん)
 制定居合について書かれている黄色い表紙の本。穴が開くくらい読み込もう。

【今日は俺の…奢りだ!(きょうはおれの…おごりだ!)
 略して俺奢。大会の打ち上げの際、誰もが割り勘だと思っていた中でとある4年生の先輩が放った一言。このようなことは前例がなく誰も予期していなかったため大きなインパクトを残した。懐から奢る分だけのお金を出し、「今日は俺の」のあと一拍置くのがコツ、打ち上げの前に必死に先輩がバイトしてお金を貯めていた話は涙無しには語れない。

【疑惑(ぎわく)
 一部の部員が持つとされている、同性に対する一定のラインを超えそうな愛情のこと。何事もほどほどに。

【筋肉が足りないな(きんにくがたりないな)
 2015年居合道部流行語大賞候補。

【筋肉痛(きんにくつう)
 合宿の後に現れやすい症状。よく腕が筋肉痛になる人は刀の振り方を見直そう。ストレッチなどで、ある程度防止することが可能。

【筋力トレーニング(きんりょくとれーにんぐ)
 通称筋トレ。根性や精神論ではなく、論理と計画性を持って実践しよう。間違った方法や知識で実践している危険があるので、詳しい人に聞いたりインターネットで調べたりして情報収集すべし。

【腐っても四年生(くさってもよねんせい)
 例え飲み会で醜態を晒したり酔い潰れてしまったとしても、帰るころには持ち直し、翌日の稽古には休まない四年生のこと。

【くしゃみ(くしゃみ)
 演武中の邪魔者。やってしまったら気を抜いているように思われてしまうが、堪えようとすると面白い顔になってしまう。

【口呼吸(くちこきゅう)
 口が半開きの顔ほどだらしないものはない。呼吸は鼻でしよう。また、美容にも健康にも良くないので早めに治そう。

【工藤君(くどうくん)
 かつて部室に存在した巨大なクマのぬいぐるみ。裏主将という地位を得ていた上、全日本学生居合道連盟の会合にも出席したらしい。しかし、大きな体が場所をとり、さらにお世辞にも清潔とはいえない体のため女子部員の擁護もなく、やむなく解体処分となった。某名探偵は関係ない。

【経験者(けいけんしゃ)
居合道を大学に入る以前から地元の道場などで嗜んでいる人。かなり少ない。流派の違いや居合に対する価値観、指導方法の違いから入部当初は少しジェネレーションギャップを感じるかも。

【稽古(けいこ)
 稽の字は「考える」という意味なので、稽古とは「古を考えること」であり、ただの運動とは違う。部の主たる活動に当たるため、居合道部員を名乗るなら、特別な理由がない限り稽古に出よう。大学生活に慣れてきた二年生からは、稽古の仕切りができるようにしたい。暑さ寒さに耐えるのも稽古のうちだが、無理はしないように。

【敬語(けいご)
 先生などの目上の人に対しては言葉づかいに気をつけよう。居合道は競技人口の年齢層が比較的高めなので他の部活と比べても敬語を大事にしたい。目上の人に誤ってタメ口を使ってしまうのは見てて面白いがそれが癖になると人生詰む。

【GW(げいわーるど)
 ゲイ達者な人々が集まるらしい謎世界。創造神が三重県から愛知県に引っ越すため、ゲイワールドも移動するものと考えられている。ちなみに王政である。また、国民食は山菜ピラフ。余談だが、ゲイではなくホモというと蔑称になるらしいので要注意。

【袈裟斬り(けさぎり)
 袈裟に斬ること、または制定居合の五本目の技名。英信流の技に下方から斬り上げる逆袈裟斬りがないためか、制定居合の袈裟斬りを苦手とする人は多い。

【ゲースゲスゲス(げーすげすげす)
 とあるドM先輩の口癖。嘘である。そんな事言いそう、ありえそう、との独断と偏見により決めつけられた。


【研修会館(けんしゅうかいかん)
 主に合宿のときに利用する宿泊施設。キャンパスの奥にある。ちょっとした修学旅行気分を味わえるが、羽目を外し過ぎると先輩の雷が落ちるので要注意。ちなみに夏にはクワガタが見つかることがある。

【剣道(けんどう)
 剣道経験者は癖がとれるまで苦労するが、間や間合いなどは未経験者より熟知しているために実力が伸びやすいとされる。本来は居合道と剣道の両方を修行するべきである。

【兼部(けんぶ)
 二つ以上の部活やサークルに所属すること。我が部では原則禁止であるが、新入部員の数や主将の方針により認められることがある。

【鯉口くん(こいぐち)
 鞘の入口部分である鯉口の緩みを防ぐ道具。ちなみに「鯉口くん」は、あだ名ではなく商品名である。

【高知居合道大会(こうちいあいどうたいかい)
 試合前に高知名物・よさこい踊りが見れるのが特徴。前日入りするため観光ができるが、大抵雨。

【後輩(こうはい)
 先輩を尊敬すべき立場の人間。「年下だから」という理由で大目に見られがちだが、それに甘えないようにしよう。客ではなく部員の一員なので、運営に協力するように。

【国歌斉唱(こっかせいしょう)
 規模の大きな大会の開会式で行われる。恥ずかしがらずに声を出そう。また、安心と信頼の店で、第十五代主将が限りなく満腹に近いときによく見せるポーズのこと。彼の胃はどうやら胸のほうにあるらしい。

【古流(こりゅう)
 居合道の各流派を指す。制定居合という新しい居合の登場により、既存の諸流派は古流と呼ばれるようになった。我が部で古流といえば無双直伝英信流を指す。制定居合よりも技名や動作が格好良いためか、古流ばかり稽古してしまう部員もいる。制定居合もしっかり稽古しよう。

【これヤバくない!?(これやばくない!?)
 某部員の口癖。イントネーションに特徴がある。また、枕言葉として「ちょっと待ってちょっと待って」と早口で言う。多用すると高確率で相手に疎まれるので要注意。




さ行

【鞘(さや)
 これがくるぶしに当たると結構痛い。別名は嫁(鞘を嫁さんのように大事に扱え、という教え)。中には誤って嫁を傷付け、嫁を買い替えたバツ2バツ3の部員がいる。

【鞘付き木刀(さやつきぼくとう)
 刀の扱い方を学ぶために用いる練習用の木刀と鞘。入部してから約一ヵ月間使用する。鞘とはいってもプラスチック製なので、鞘引きが非常にしづらい。これに懐かしさを覚えたら、もう立派な居合道部員である。

【鞘引き(さやびき)
 左の手や肘、腰などを使って鞘を引く動作。これが不十分だったり向きを間違えたりすると鞘を割ってしまうため、早めに正しい鞘引きを習得しておきたい。

【三千円払って弁当を食べに行った人(さんぜんえんはらってべんとうをたべにいったひと)
 県外の大会参加費は約三千円であるが、その三千円を支払って大会に参加したものの、試合の呼び出しに間に合わずに不戦敗してしまい、結果運営から支給される弁当を食べてその大会を終えてしまった人の事を指す。また、人によっては「三千円払って十分だけ稽古しに行った人」などと呼ぶ場合もあるが、いずれにせよ不名誉なことであるため、対戦相手のため、大会運営者のため、大学のため、そして何より自分のためにそのような事は無いように気を付けてもらいたい。

【ジェームズ・ディーン(じぇーむず・でぃーん)
 なぜか部室の窓には彼の大きな写真が飾られてある……のだが、顔の辺りには第十五代主将の似顔絵(というよりは手配書)が貼られてある。窓を開けるとき、ちょっと邪魔である。

【仕太刀(しだち)
 太刀打ち之位を行う際、倒す役の方を指す。下級生が行う。次の動作がわかっているからといって待ち構えたりせず、臨場感を持って演武しよう。

【七並べ(しちならべ)
 説明不要のトランプゲーム。日頃の行いと性格の悪さが露呈する。

【指定技(していわざ)
 大会や試合稽古で指定された技。持ち技同様、こればかり磨くのはよろしくない。試合稽古で指定されるときに、ボーっとしていて聞き逃すと赤っ恥をかくので気をつけよう。もし忘れても、周りの足音や刀の音の数などで、隣の選手が何の技を抜いているか判断出来なくもないが、居合道部員たるもの潔さも大切である。

【自転車(じてんしゃ)
 これを持っているか否かで、その日食べに行く店が変わる。チェーンやブレーキがおかしくなったら、すぐに修理しに行こう。

【しどい(しどい)
 師範の中島先生がたまに使う言葉。「酷い」の最上級形らしい。

【ジャクソン君(じゃくそんくん)
 最近誕生した我が部の新しいマスコットキャラ。稽古においては、そのダンボール製の体を遺憾無く発揮し、間合いの勉強として今日も吹っ飛ばされている。

【上下関係(じょうげかんけい)
 先輩は後輩のために、後輩は先輩のために、ひいては部のために行動できるようになろう。

【職務質問(しょくむしつもん)
 人によっては無縁だが、人によってはよくあること。任意とされているが、拒否すると間違いなく面倒なことになるので素直に応じよう。

【女子力(じょしりょく)
 メイクやファッションなどに対するモチベーションやレベルの高さを指すらしい。いわゆる女子らしさのことをいうが、なぜか男子部員のほうが女子力が高かったりする。頑張れ女子部員。

【白い粉(コナアメ)
 増量に励む健気な部員が「これを飲めば体重が増えるよ」と甘い言葉をかけられ安易な気持ちで手を出してしまうあやしい白い粉。キロ700円程度で思ったより安い。

【新陰流(しんかげりゅう)
 居合道の古流の一つ。剣術流派である柳生新陰流の流れを汲む流派。大学の居合道部で新陰流をやるところは今のところ無いので学生居合でその古流を使う者はいない。尾張藩の御留流だった歴史があるため愛知県を中心に多い流派である。代表的な技に打止や下が藤などがある。

【震脚(しんきゃく)
 足で床を踏み付ける動作のこと。正確には震脚は中国武術の用語で、日本武道の場合は踏鳴(ふみなり)と呼ぶ。踏み付けたときに良い音を出すにはコツがいるが、練習するときはTPOをわきまえよう。

【ジンクス(じんくす)
 新入部員の数は、その代の主将の人徳に左右されるとかされないとか。

【審判(しんぱん)
 試合や試合稽古に欠かせない存在。試合稽古ではタイムキーパーの役割を兼ねることもある。判定基準はもちろん、姿勢や着席のタイミングなども覚えておこう。

【水牛(すいぎゅう)
 静かに、しかし確実に獲物を追い詰め、爆発的突進力で蹂躙する勇猛さを持つ部員に付けられるあだ名。その底力が居合に生かされる日は来るのだろうか。

【すいません(すいません)
 後輩からのメールでたまに見かける。正しくは「すみません」である。目上の人にメールするときは気をつけよう。

【スクワット(すくわっと)
 筋トレの基本、または愛学居合道部の基礎練習の一つ。どちらにしても、膝が足より前に出るやり方だと将来膝を痛めるかもしれないので気をつけよう。

【素振り(すぶり)
 稽古の基本中の基本。一口に素振りといっても、得物の種類や体の使い方などによってさまざまなバリエーションがある。自宅でやる場合は電球を割らないように注意すること。

【スポーツセンター(すぽーつせんたー)
 通称スポセン。道場がある体育館の正面にある。建物の中には部のポストがあるので、気が付いたら覗きに行こう。

【正座(せいざ)
 居合道のみならず、日本文化に欠かせない座り方。腰に持病がある人には辛い。長時間正座でいるのは慣れが必要である。入浴中に正座するなどして慣れよう。足が短くなる、というのはデマらしい。

【セミ爆弾(せみばくだん)
 夏の風物詩。パッと見、死骸に見えたセミが突然動き出すこと。爆発するわけではない。別名セミファイナル。

【攻め(せめ)
 歴代の愛学居合道部員の課題。姿勢一つでも、数センチ後退するだけで攻めが消える。自分ではわかりづらいので、誰かに見てもらうようにしよう。

【戦場(せんじょう)
 食事の際、腹八分目を知らない部員が集中したテーブルのこと。

【全日本剣道連盟居合(ぜんにほんけんどうれんめいいあい)
 略して全剣連居合と呼ぶが、制定居合という呼び名のほうが浸透している。さまざまな流派の基本的な技を総合したものであり、全部で十二本ある。口伝ではなく教本が存在するため、教本通りの動きをすることが必要である。

【先輩(せんぱい)
 後輩の手本となり、尊敬されるべき立場の人間。立場上、後輩が失態を犯してしまったら叱れなければならないが、口だけにならないように努力しよう。立派な先輩でないからといって、後輩を叱らなくてもよいわけではないので誤解しないように。

【それって何ですか?(それってなんですか?)
 刀袋を持っていると高い確率で人から尋ねられる。中途半端に説明すると誤解されるので、ちゃんと説明しよう。




た行

【大会(たいかい)
 試合中は、会場に何百人といるのに物音がほとんどしないため、人によってはその場にいるのが息苦しくて辛い。規模によっては試合会場が狭いため、臨機応変に対応できなければならない。

【大会賞品(たいかいしょうひん)
 努力、または運の結晶で、なによりのおみやげ。学生連盟に所属している人は大会運営のため賞品を注文するのだが、それを経験すると賞品のありがたみが一気に薄れてしまう。

【大根颪(だいこんおろし)
 下手っぴな颪のこと。

【体調管理(たいちょうかんり)
 体調管理も稽古のうち。でも体調が悪くなったら休もう。菌をばらまく生物兵器にならないように。連絡も忘れずに。

【タイムオーバー(たいむおーばー)
 残念としか言いようがない。対戦相手より早く演武を終えればタイムオーバーになりにくいが、対戦相手を気にせず演武ができるようにしておきたい。

【タイムキーパー(たいむきーぱー)
 審判と同じく、試合や試合稽古に欠かせない存在。試合に直結するため、間違いのないように練習しておこう。

【滝落(たきおとし)
 古流中伝の九本目。敵に後ろから鐺を掴まれてしまうという、かなり不利な状況を想定したもの。敵が鐺を掴んだのを振り払う動作と、片手での水平突きが特徴。

【太刀打之位(たちうちのくらい)
 二人一組になって行う、木刀を使った組太刀。技は全部で十本あり、掛け声を出して稽古する。いわゆる約束稽古なので、鍔迫り合いなどでは力を入れ過ぎないように気を付けよう。肝心の木刀が道場から距離のある部室にあり、また大会では必要としないため、これ稽古をする部員は少ない。もったいない。

【立て膝(たてひざ)
 甲冑を着用したときの座り方とされている。この姿勢で落ち着いて座るには少し稽古が必要である。中伝では技のほとんどが立て膝から始まるため、膝を痛めないようにサポーターを付ける人が多い。

【多目的室(たもくてきしつ)
 剣道場が空いていない場合に使用する第二の稽古場。床の都合で座技がやりづらい。剣道場より狭いため、集団で稽古する場合は周りに気を付けよう。

【丹田(たんでん)
 ヘソの少し下にある部位、というか概念。厳密には下丹田と呼ぶ。臓器ではない。重心や心身の安定に関わるため、重要視されている。

【鍛練棒(たんれんぼう)
 部にあるものは正確には八角棒である。木製だが模擬刀よりも重いため、最初のうちは苦労するが、慣れてくると何百回振っても疲れなくなる。体を鍛えたり、体の使い方を覚えるために使用する。現在は部室に保管されており、誰でも自由に使える。

【ダンベル(だんべる)
 とある高名な先生が愛知学院大居合道部に訪れたとき部に授けてくれた聖なるダンベル。これを使い特別な稽古を行うことで居合の切りがさんべーになる。

【遅刻(ちこく)
 毎年の新入部員には、決まって遅刻魔が現れる。遅刻は信用を簡単に失くしやすいので気をつけよう。

【血振り(ちぶり)
 居合道独特の所作で、その名の通り刀に付着した血を払う。デタラメにやると後頭部に刃が直撃するので要注意。

【駐輪場(ちゅうりんじょう)
 愛学には駐輪場が二カ所ある。自分の自転車をどこに停めたかわからなくなるのは、もはや愛学名物といっていい。人懐っこい猫が何匹かいる。

【柄当て(つかあて)
 制定居合の四本目。鞘を割る可能性が高い技。また、想定の間合いが非常に近いことを忘れがちである。

【突き(つき)
 簡単そうで意外と難しい動作。間合いがわからないうちは突き過ぎてしまうことがある。酷い人は仮想敵の体内に腕を突っ込む人もいる。

【月影(つきかげ)
 古流初伝の九本目。技の名前や格好が良いため、人気が高い。

【鍔(つば)
 鉄製なので、手入れを怠ると錆びることがある。梅雨はとくに注意。

【鍔コレクション(つばこれくしょん)
 師範である中島先生のコレクション。卒業後も愛学居合道部OBとして居合道を続け、かつ真剣を購入する際に譲り受けることができる。早い者勝ちだぞ。

【手拭(てぬぐい)
 大会の参加賞などで貰える。積極的に大会に参加すれば、結構な量が集まる。

【天使(てんし)
 愛学居合道部四天王の一人。最近の天使は飛ぶより走ったほうが速いらしい。

【道着(どうぎ)
 稽古で着用する衣服。色は白と黒の二種類があり、袴と帯も同じ色で統一する。我が部では黒いものを使用するため汚れは目立たないが、裏を返せば汚れに気付きにくく、また色落ちが非常に目立つ。努力の証は道着や袴の汚れではなく、技で示そう。

【登録証(とうろくしょう)
 刀を所持するのに絶対に必要なもの。これを無しに刀を所持していると冗談抜きで警察沙汰になるので注意。

【図書館(としょかん)
 キャンパス内にある図書館。剣道や居合に関連する雑誌も置いてある。二階には宮本武蔵の『五輪書』もある。近年一階の一部がリニューアルされた。その関係で、外の喫煙コーナーが消滅し、代わりに菓子パンの自販機が設置された。




な行

【姐さん(ねえさん)
 愛学四天王の頂点。部の全てを牛耳っているとかいないとか。

【猫委員長(ねこいいんちょう)
 駐輪場にいる猫の世話をしている人のことらしい。

【猫血振り(ねこちぶり)
 血振りをするとき、角度が悪いと顔を撫でているように見え、猫っぽくなる。下手をすると後頭部に刀身をぶつけるので、発覚したら早急に改善しよう。

【納刀(のうとう)
 綺麗な納刀は人を感動させる。慣れれば目を瞑っていてもできるが、調子に乗ると怪我をするので要注意。鯉口に傷をつけてしまうので、早めに正確な納刀を身につけたい。

【野宿(のじゅく)
 例えば、遠出した際カラオケに夢中になって終電を逃してしまったときなんかにする。危険なので女子部員は絶対にやらないように。

【飲み会(のみかい)
 男性陣の不甲斐無さと女性陣のタフさを見ることができる場。ただし、例外はいる。酒が入ると面倒なことになる部員はブラックリスト入りする。上級生はなるべく羽目を外し過ぎず、正気を保てるようにしたい。作戦はいつも「いのちをだいじに」。




は行

【背筋(はいきん)
 よく知られている上体を反らして行う背筋運動は稼働域が少なく、反らし過ぎると腰に負担がかかるので要注意。そのためか、学校の体力テストでは行われていないらしい。

【袴姿(はかますがた)
 居合道部員にとっては見慣れた姿だが、そうでない人たちからすれば物珍しいため、この格好でキャンパス内を歩いていると結構注目される。コスプレではない。

【長谷川カスタム(はせがわかすたむ)
 第七代主将であり、OBにして師範代の長谷川先輩がオーダーメイドした刀。長谷川先輩のこだわりが詰まっており、非常に扱いやすい。長谷川先輩に認められた部員にのみ、使用が許される。

【長谷川ブートキャンプ(はせがわぶーときゃんぷ)
 師範代の長谷川先輩が、第十三代と第十四代の一部の部員に対して行った。内容は知られていないが、かなりハードだったらしい。

【鼻詰まり(はなづまり)
 演武をするのに最悪な状態。体調管理も修行の内である。

【ババ抜き(ばばぬき)
 説明不要のトランプゲーム。平常心を養う稽古にいいかもしれない。

【早川ブートキャンプ(はやかわぶーときゃんぷ)
 OBであり、中国拳法をやっている早川先輩が一部の部員に対して行った。中国拳法の鍛練を居合道に応用できないだろうか、というもの。基本は馬歩(空気椅子のようなもの)である。

【はやぶさの剣(はやぶさのけん)
 別名ウグイス。貸し出し用として部が所有する刀の一つ。小柄な女子部員のために特注で製造されたものであり、非常に軽い。一ターンに二回攻撃が可能かどうかは本人の技量次第。

【半田大会(はんだたいかい)
 正確には「半田市体育大会剣道競技(居合道の部)」である。長い。一年生のデビュー戦であり、ぜひここで勝って自信を付けたい。

【番長(ばんちょう)
 愛学居合道部四天王の一人。彼女に弓を引いたものは、更衣室に呼び出されるとか。

【引き倒し(ひきたおし)
 古流中伝で登場する、相手を引き倒す動作。格好だけなら難しくないが、実際に敵を引き倒せるようになるには修練が必要。正しくやらないと指一本で止められてしまう。

【表情(ひょうじょう)
 これを崩すと隙になるため、演武中はポーカーフェイスでいなければならない。演武中にミスをすると崩しがちだが、頑張って堪えよう。

【ビラ(びら)
 勧誘活動に欠かせないチラシ。これを見て入部した、という部員もいるため、そこそこ重要である。受け取ってもらえなくても落ち込まずに頑張ろう。

【武器商人(ぶきしょうにん)
 年に一回、道場に来るか来ないかというOBの先輩。常に武装しているため、密かにこう呼ばれているが、実際に商売しに来るわけではない。

【部室(ぶしつ)
 ほこりっぽい倉庫だったが、何度かの大掃除を経て、食事できるくらいには清潔になった。OBの先輩方が持ち込んだらしい漫画が残っており、一部の部員の溜まり場になりつつある。道場や教室から遠いのが玉にキズ。利用者は掃除もしよう。

【不戦勝(ふせんしょう)
 不名誉の勝利。これを対戦相手にさせることは大変失礼なので、大会のドタキャンはないようにしよう。

【部則(ぶそく)
 部員の在り方から部則違反者の処分方法まで明記されている。これに書かれていることは最低限守りたい。

【腹筋(ふっきん)
 腹筋は誰でも割れているものである……脂肪で隠れているだけで。たくましい腹筋を浮かび上げたい場合は体脂肪を落とそう。

【部内恋愛(ぶないれんあい)
 とくに禁じられているわけではないが、トラブルの元になりやすいので部に持ち込まないほうが吉。大人ならTPOをわきまえ、誤解されるようなことは慎もう。男なら女の子を泣かせないように。

【フリー素材(ふりーそざい)
 写真を許可なく撮れる人のこと。でも撮るときは一声かけよう。盗撮ダメゼッタイ。

【勉強会(べんきょうかい)
 道場以外の場所で、部員間で居合道について語り合う。合宿の夜に行う。時間の設定を忘れると睡眠時間が減るため、注意が必要である。

【伯耆流(ほうきりゅう)
 甲冑を身につけて戦うときに使うことを想定された実戦居合。当然帯刀ではなく佩刀であるため、逆袈裟や添え手突きの技が多い。習ってみたいという部員は多いが、伯耆流を学んだ人からすれば英信流の方が豪快で好まれるとか。隣の芝は青い。

【ボス(ぼす)
 愛学四天王の一人。怒りを買うと粛清されるとかされないとか。姐さんの正統後継者である。

【凡刀(ぼんとう)
 貸し出し用として部が所有する刀の一部。これといった特徴がないため、この名がついた。凡刀の中では剛の剣である長兄、女性でも扱いやすい柔の剣の次兄・バランスの良さ故に凡刀正統継承者となった末弟の三本がある。

【翻訳機(ほんやくき)
 抽象的なものを捉えられても説明が苦手、という人に助け舟を渡せる人。できることなら翻訳機役に頼らず、稽古の指導はなるべく自分の口で細かく説明してあげよう。




ま行

【前(まえ)
 制定居合および古流初伝の一本目の技名。古流の場合は制定居合と区別するために「正面」ということもある。抜きつけや血振りなど、居合道の基本的な動作が詰まっているため、この技を見るだけで演武者の技量をある程度見抜くことができる。

【前髪(まえがみ)
 前髪が長い場合は、切るかピンで留めるかして、目を隠さないようにしよう。気合を入れるために大会のときだけオールバックにすると、若と呼ばれるようになるかも。

【マシュマロ(ましゅまろ)
 男女間の脳の違いにいち早く気が付いた某先輩が彼女を怒らせないよう、なだめるための手段として編み出した会話テクニックの一つ。会話をキャッチボールとした際、ボールではなくマシュマロのように柔らかく甘い言葉を投げかけ、落ち着きを取り戻してもらう高等技術だ。このように気を使うため男性陣は尻に敷かれるとの意見もあるが、世の男性は安全と平穏な日々を送るためにこの技術を身に付けて頂きたい

【マンゴー(まんごー)
 第十五代主将の、限りなく主食に近い食べ物。マンゴーを馬鹿にすることは、第十五代主将を馬鹿にすることと同義らしい。

【水の技(みずのわざ)
 古流中伝の七~九本目を指す。各技名の初めの文字(鱗、浪、滝)が水に関連しているため、その三本の技をセットとする覚え方。我が部では、水の技は男がやると腰高に見えるので小柄な女性向きの技だという認識がある。

【味噌キュウリ(みそきゅうり)
 愛学祭で某サークルが屋台で売っている目玉商品。その名の通り、味噌とキュウリである。一部の部員に人気である。

【無双直伝英信流(むそうじきでんえいしんりゅう)
 我が部が修行する居合流派。夢想神伝流と並び、現代居合の二大流派の一つ。「直伝」や「英信流」と略すことがある。初伝(正座之部)・中伝(立膝之部)・奥伝(奥居合)があり、段々と想定が複雑になる。

【名城公園キャンパス(めいじょうこうえんきゃんぱす)
 通称MKC、商学部・経営学部・経済学部が2年生から通うことになるキャンパス。日清に比べると大きさこそ劣るが駅から歩いて1分と交通の便が大変よろしい。食堂は狭い。行くと頭がおかしくなるor行く人は頭がおかしいと部の中で言われている。MKCに行ってもちゃんと夜練習があるので大丈夫だよ!

【眼鏡(めがね)
 かけるだけで賢そうに見える不思議アイテム。フレームによっては目付けがわかりにくくなるため、外した方がいい場合もある。

【目付け(めつけ)
 敵に向かい合ったときの目の付けどころ。仮想敵の意識と直結しているため大変重要。仮想敵から目付けを外したり、自分の刀や手を見ないように気をつけよう。

【模擬刀(もぎとう)
 稽古で使用する合金製の刀。刀身の摩耗を防ぐ、納刀をスムーズに行うなどの理由から、真剣同様に刀油を塗る。真剣のようには斬れないが、先端は尖っているため扱いには注意が必要。また、持ち運ぶときは「すぐに使用できない状態」で「正当な目的がある」必要がある。つまり「居合道の稽古のため」といえば問題ない。見せびらかそう、という気持ちは早いうちになくそう。

【持ち技(もちわざ)
 大会用に、とくに稽古量を多くした技。先生や先輩の判断により、好きではない技を持ち技としなければならない場合もある。大会で勝つことを目的に稽古している場合、持ち技ばかりが得意になってしまうので要注意。

【モップがけ(もっぷがけ)
 道場を使用する前後にはモップがけをする。すり足の練習にもなるので進んでやろう。稽古が終わるとモップ争奪戦が始まるが、ドタドタ走らないようにしよう。




や行

【八重垣(やえがき)
 古流初伝の五本目。刀で足を守る「脛囲い」が特徴の技。一本目の正面と似た動作で構成されているため堅実に思えるが、納刀が二回ある・技が長いなど注意点がいくつかあり、我が部では持ち技にする人が少ない。

【屋台(やたい)
 愛学祭で模擬店として使う。支給される角材やベニヤ板で組み立て、ペンキを塗って完成する。毎年クオリティの高い屋台を作るサークルがあるので必見。

【優勝祝賀会(ゆうしょうしゅくがかい)
 学院会館で行われる大学主催の行事。比較的規模の大きい大会で優勝した部員がいると招待される。立食パーティーであるためスーツの着用が義務付けられており、堅苦しくても、そういう経験は必要である。ここで出されるデザートを食べるには少々骨が折れる。もちろん食べることに夢中にならないようにしよう。

【YouTube(ゆーちゅーぶ)
 言わずと知れた動画投稿サイト。愛学居合道部では、部のアカウントを所有しており、主に大会の映像記録を部員間で共有している。ただし、トップ画面には視聴履歴を反映したと思われる動画がズラリと並ぶので、部のアカウントでログインした際は、見る動画に気を付けよう。自分の趣味が露呈するぞ。

【床斬り(ゆかぎり)
 技の最中で、誤って床に刀を当ててしまうこと。テンションが下がる瞬間である。下手っぴな八重垣使いは稀に足斬りをする。精進しよう。

【吉田(よしだ)
 古田という名字を読み間違えるとこうなるらしい。高名な先生からの手紙でも、大会の進行係の先生からも、大学の先生からも、面接先の社長からも間違えられた。なぜだ。

【呼び出し(よびだし)
 大会によっては、試合コートに入場する前に大学名と名前を呼ばれる。相手をビビらせるくらい大きく返事をしよう。声で負けたとき、勝負はもう決まっている、かもしれない。




ら行

【ラーメン(らーめん)
 皆大好きラーメン。晩御飯に困ったときはこれを食べに行こう。また、近年日進キャンパスの裏門近くにラーメン屋が開店した。ちなみに、そこのオススメはチャーハン。

【ライバル(らいばる)
 競い合える貴重な存在。某塾講師曰く「片思い」でいいらしい。

【リーダースキャンプ(りーだーすきゃんぷ)
 略してリーキャン。大学における各クラブの代表者を集め、運営に関する情報提供やクラブ間の懇親を目的にしたものと、各地方連盟に所属する全国の居合道部が一堂に会するものがある。後者に参加する者は、必ず参加経験のある部員に話を聞くべし。

【リポ○タンD(り○びたんD)
 第十七代主将のエネルギー源。気分的にはマキシマムトマト並だと思われる。

【礼儀(れいぎ)
 親しき仲にも礼儀あり。物も言い様で角が立つ。「さすが居合道部」と言われるようにしたい。

【冷房(れいぼう)
 日進キャンパスの稽古場である剣道場と多目的室に設置されている。これのおかげで快適な稽古環境を作り出せるため、講習会会場として日進キャンパスが候補に挙がりやすい。温度設定には気を付けよう。

【レッド○ル(れっ○ぶる)
 第十五代主将のエネルギー源。本人曰く「俺は翼を授かった」らしいが、飲むと成績が振るわなくなるジンクスがあるとかないとか。

【ロボット居合(ろぼっといあい)
 動きのメリハリを過剰にするとロボットダンスみたいになる。心電図でいうと心停止寸前である。




わ行

【技間違え(わざまちがえ)
 演武において、指定技ではない技を間違えて抜いてしまうこと。試合の場合、間違えた時点で勝機を失うが、途中でやめたり笑ったりせずに最後まで堂々とやろう。

【わたし女子!(わたしじょし!)
 第十七代のある女子部員の魂の叫び。発音は正確には「わたしじょーし!」。もはや名言である。

【わたし女子じゃない!(わたしじょしじゃない!)
 「わたし女子!」と叫んだ女子部員が、なぜか自己否定を叫んだ更なる迷言。「『わたし女子!』…じゃない!」といった感じに、周りがからかうのを否定しようとしたつもりが、自ら女子であることを否定したと揚げ足を取られたようである。







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