D&D

トナティウ(神格)

トナティウ TONATIUH

中級神(中立にして悪)
第五番目にして現在の太陽、トナティウは要求の厳しい神である。彼は自らに地下世界の道を潜り抜け、夜の力を打ち破るために戦う力を与えるよう、戦士の血を要求する。人々は、太陽なしには彼らが生きることができないことを知っているため、服従している。彼の下級のアスペクトは、貧困、病気、そして地震といった不運を司る神ナワトルである。
トナティウは太陽のように輝く顔を持つ姿で描かれる。その光は彼の体の他の部分を翳らせて隠している。彼の以前の化身、ナワトルは、惨めな小人といった姿をしている。
トナティウの教義では、幸福と成功とは、つらい仕事と苦痛と一緒にしかやって来ないという事を教えている。彼の信者は、彼ら自身の限界を試すことを奨励されている。トナティウ自身の起源が、力は痛みなしには得られないという事を実証しているのである。

権能:

太陽、不運。

領域:

破壊、悪、太陽、戦。

好む武器:

ショートボウ

クレリックの訓練:

トナティウは彼日々の運行を行なうにあたって、そのクレリックに対し、太陽神を鎮め、力を与えるための過酷な儀式を数多く行なうよう要求している。信者たちは、適切な儀式が行なわれなかった場合、太陽が昇ることに失敗し、その後で怪物たちの時代がやって来ると恐れている。
トナティウが地下世界を通り抜けながら闇の生物たちと戦っているちょうどその時、彼のクレリックたちもまさにそうしなければならない。
トナティウのクレリックはその属性に関わらず、正のエネルギーを利用する。

探索行:

トナティウのための典型的な探索行には、戦いに勝利するために必要な魔法のアイテムの捜索や作成、この太陽神への生け贄に捧げるために名高い戦士を捕まえる、そしてアンダーダークからやって来た強力なクリーチャーを打ち破るといったことが含まれる。

祈り:

日の入りの際、人々はトナティウに対し、彼が翌日に再び昇ってくることができるよう力を与えるために祈りを捧げる。また彼らは、太陽が過酷に照りつけ始めたときや、不運に見舞われたときなどにも、トナティウの慈悲を求めて祈りを捧げる。

寺院:

トナティウの寺院はジグラトの頂上に建設されており、通常は雨の神トラロックの寺院の隣にある。こうした寺院の祭壇は多くの血の捧げ物のために黒く汚れている。

儀式:

ほぼ毎日、捕らえた戦士の心臓をトナティウに捧げ、彼が毎日の旅を果たすことができるように力を与えている。同様に、兵士たちはこの太陽神に力を与えるために自らを突き刺し、生け贄としてその血を撒き散らす。そのみかえりに、彼らはトナティウが彼らに敵と対決するための力を与えてくれることを期待する。
テノチティトランにおいては、アステカの戦の神ウィツィロポチトリ―トナティウ以上に血に飢えた神でもある―が夜を打ち破る役割を担っている。

御使いと眷属:

トナティウの御使いはピット・フィーンドである。眷属はフレイム・ブラザー、アヴェレッジ、そしてノーブルのサラマンダー(シウコアトル、あるいは“火の蛇”と呼ばれる)。

出典:

『Dragon #358』p.88

関連項目

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2013年11月15日 23:31