Computing Top-k Closeness Centrality Faster in Unweighted Graphs

Computing Top-k Closeness Centrality Faster in Unweighted Graphs

  • Elisabetta Bergamini, Michele Borassi, Pierluigi Crescenzi, Andrea Marino, Henning Meyerhenke
  • ALENEX 2016

概要

  • 近接中心性の上位k頂点を厳密に得たい
  • 値が似通っているので,近似だと不十分
  • 2種類の距離和の下限を使った簡単な枝刈り手法を提案
  • 実験したら既存の枝刈り手法より探索辺数の意味で良かった

提案手法

戦略

  • 各頂点からの距離和の下限を計算
  • 下限の小さい順に見ていって遅延評価的にBFSをして確定させていく
  • 最悪でn回BFSする

階層に基づく下限

  • どこかの頂点sからBFSする
  • 三角不等式でd(v,w)を見積もる
    • 距離1は近傍で,距離2は適当にやると,もう少しタイトになる
  • 距離は高々直径までなので,全頂点で(直径)^2+(線形)時間以下でできる
  • 有向グラフも大体似た感じ

近傍に基づく下限

  • #vから距離dの経路≧#vから最短距離dの頂点
  • 経路数は全頂点についても,m×(直径)時間くらいでできる

その他高速化

  • 階層に基づく下限を途中で更新する
    • 何かの頂点からのBFSを終えたら同様に加減を計算できる
  • CutClos(既存手法)を導入
    • 暫定k番目のスコアを超えたら途中でBFSを打ち切る
  • ただし,両者は共存しないように見える…

実験

  • 道路と複雑
  • nm/(探索辺数)はかなりでかい,数万まで行く
  • kが大きくなると流石に辛くなる

困難性

  • SETHの元で最高中心性を持つ頂点の計算は$$O(m^{2-\epsilon})$$時間は達成できない

まとめ

  • 厳密は大変だなあ
  • 道路ネットワークで中心性をやるモチベが謎なので調べる
  • もっと沢山手法が提案されてそうだけど,あんまないのかな
  • どれが効果的とかの実験結果が論文中には少なめ

ALENEX 近接中心性

2016/05/03

最終更新:2016年05月03日 15:52