Make It or Break It: Manipulating Robustness in Large Networks

Make It or Break It: Manipulating Robustness in Large Networks

  • Hau Chan, Leman Akoglu, Hanghang Tong
  • SDM 2014

概要

  • グラフの頑健性の研究
    • 測定する
    • 追跡する
    • 操作する
    • 比較する
  • 色々な尺度
    • 最大の連結成分の大きさ
    • 逆最短経路長
    • 代数的連結性 (algebraic connectivity)
  • 理想は完全グラフ
    • O(n^2)は現実的に無理

応用

  • Power grid network
    • リンクを足して頑健性増加
  • 感染症ネットワーク
    • 重要な頂点を除いて頑健性を破壊
  • テロリストネットワーク
    • 重要な通信路を遮断して極力頑健性を下げる

取り組むこと

  • 頑健性の量化,グラフの操作
  • 自然連結性(natural connectivity)

その他の頑健性との比較

  • 最小頂点/辺カット
  • 平均逆最短経路長
  • 連結成分との距離(?)
  • 代数的連結性
    • 第二最小固有値に関連

問題

  1. 僅かなグラフの変更で大幅に変化する
  2. 連結性や冗長な経路を捉えられない
  3. 効率的計算が難しい(?)
  4. 連結グラフでしか意味がない
  5. 非単調性がある
  • こういうのは辛い

ネットワークの頑健性

  • $$ \bar{\lambda} = \ln (\frac{1}{n} \sum_{1 \leq j \leq n}e^{\lambda_j}) = \ln(\frac{1}{n}\mathrm{S}(G)) $$
    • S(G) := Estrada index, (#長さkの閉路)/k! の和
  • この閉路が代替経路と関連するので頑健性であることだなあ

問題定義

  • MIoBI (Mkae It or Break It)
  • MIoBI-BreakEdge (辺削除)
    • 頑健性が最も減少するk辺
  • MIoBI-BreakNode (頂点削除)
    • 頑健性が最も減少するk頂点
  • MIoBI-MakeEdge (辺追加)
    • 頑健性が最も増加するk辺(まだグラフに無い)
  • 全探索はバカ

主な解き方

  • 直接目的関数を最小化/最大化する辺/頂点を貪欲に選択する
  • 固有対を全部持つのは無理,バカ
  • Top-tだけ持つ
  • BreakNode: O(kmt+knt^2)
  • MakeEdge: O(mt+kd^2t+knt^2)
  • kがデカイとつらそうに感じんだよなあ

実験

  • |V|<11K, |E|<40K
    • もっとでかいと死にそう
  • Top-t=50
  • 毎回固有対を再計算するのは重いし,一辺足したくらいじゃそんなに変わらない
    • Naive: 毎回再計算
    • RC@50: 50操作毎に再計算
    • 謎,勘違いかも
  • 比較対象
    • 無作為,次数,媒介中心性,有効抵抗,固有中心性,PageRank,等…
  • 提案手法がほぼ最良
    • NaiveはRC@50よりしょぼい
  • 速度: mにほぼ線形している
    • kについても線形

まとめ

  • 頑健っぽさを,実際の例,ワクチンとかではやらないのか…
    • 後発の論文は部分グラフなので,↑のようなことをやっている?
  • 多分遅い,のでこれだけでも頭良くできそう
  • あと,近似保証付きアルゴリズムが欲すぃ

SDM 密グラフ 頑健グラフ

2015/07/03 19:29

最終更新:2015年07月03日 19:31