人類活動領域の簡易図を以下に示す 

                                  

エレン幼少期(845)から遡ると102年前
物語本編(850)から遡ると107年前
人類の大半は巨人によって滅ぼされ、人類は巨大な壁を建造して、活動領域を確保した。

それが、図に示す3つの壁。
外側から、

ウォール・マリア
ウォール・ローゼ
ウォール・シーナ   という名がつけられている。

壁の高さは約50m、厚さ10メートルほどで、直径960km、総面積7万2000km2
日本の総面積の約2倍の広さに相当する。
もともとの世界がどれだけ広かったのかわからないが、
仮に現実世界の地球と同じだけの人間がいたとするなら、
壁の中に逃げ込むことができた(生き残った)人の数など本当に極一部であろう。
ちなみに、850年における総人口は約250万人だそうだ。

単行本第3巻、特別編「リヴァイ兵士長」と
単行本第5巻、第19話「まだ目を見れない」においてエルヴィンが

「巨人たちが街を目指して一斉に北上を始めた」
「東のカラネス区からの出発を希望します」と言っている。

つまり、上図において方角は

西
南   北
東     ということになる。だからなんだ、というわけでもないが。


壁の中心に向かうほど標高が高くなっており、上から川が流れてきているようだ。
どのくらいの間隔で雨が降っているのかわからないが、川が干上がったりはしないのだろうか…


また、シガンシナ区のように、それぞれの壁から突出している区画がある。
これは巨人が人間が密集している場所に惹かれて来る習性があることから、
それを利用して巨人をおびき寄せて的を絞り、壁を警備するコストを抑えることが目的でつくられたとされる。
この地区は駐屯兵団の常駐や税制の優遇によって経済的に潤うものの、当然巨人に襲撃されるリスクは高まる。
そのため、王政はそこに住む者たちを「最も勇敢な者」であるというプロパガンダで住人の定着を促しているが、
シガンシナ区はその犠牲となり、避難民は口減らしのために巨人の餌にされた。

ウォール・マリア崩壊を受け、強度の劣る扉部分の埋め立てを主張する保守派と
「壁外への扉を放棄することは人類の復権への意思を放棄することである」と主張する革新派が対立。
結局扉の埋め立ては阻止された。

単行本第9巻、34話「戦士は踊る」において、壁の中には巨人がいたことが判明。
おそらくすべての壁が巨人の硬化能力によって作られたと考えられる。
(考察については“謎を巡る”ページにつくる予定)
 

最終更新:2013年09月29日 22:24
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